つぶやき@てがろぐ

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2021/10/27 はじめての繭期2021第七夜:『黑世界』 雨下の章

明けない夜のような静かな世界だった(3話から目をそらしながら)

 
悲劇や喜劇のような劇的な物語はそこにはなく、ただただ雨が上がるのを待つように静かに死と向き合い生を見つめるリリーの物語が優しくて好きだ。 (雷山とかいうただただやばいやつはいたけど)

 

ということでつらつら感想です。

 

LILIUMを観たら何か印象変わるかなと思いながらの久々の観劇、何が変わったかといえば序盤からボロボロ泣いていたことです。

 

ソフィが辿る道(『LILIUM』とか『マリーゴールド』)でのアレとかソレとか(アレとかソレとか)を目の当たりにしてきた当事者リリーがソフィと真逆の道を行くのがとても印象的だった……死に救いを求めるが元凶のソフィを探すわけでもなくあてもなくただ彷徨い続けるリリーと幻覚のチェリーの不思議な二人旅……。 チェリーがリリーの代わりに喜んだり怒ったり呆れたりしてくれるので、彼女はひとりだけど孤独ではないんだな……その理由が永遠に繭期だからという最大の皮肉はさておき。

宿屋に入れないとなると他人の家に不法侵入して寝たり他人の敷地の納屋に不法侵入して寝たりするリリー……肝が据わってますね(この長い旅路、野宿がデフォなのかなって心配になるレベル)

 
・第1話『イデアの闖入者』

音楽朗読劇なので登場人物全てが本を携えているのがとても印象的なのだがこの、序盤で幻覚が父を語ること、母を語ることを「では私が」と名乗り出る演出、好きなんだよな……。 ここでスノウのことを話すのに詰まってるの、巡り巡ってシュカが「家族は?」「友達は?」「クランは?」って聞いてきたりスノウフレークの花を見せてくれて友達のことを思い出して泣いたりした出来事になぞらえてるんだな……。 シュカは守護者ではなく傍観者……。

 

・第2話『ついでいくもの、こえていくもの』

シダーの「頑丈に作った石橋も100年経ったら壊れているかもしれない(だから永遠なんてない)」「でもこの世にもし永遠があるとするならば、それは人から人へと受け継ぐ心だ」が何回聴いても好きです。

(それを彼は永遠の少女の前で歌うんですよ)

セリフうろ覚えなのでニュアンスで喋っててすまない。

えっそれってダミアンコピーと同じじゃない?

 ダミアンコピーはどこまでもダミアンコピー+イニシアチブでコピーを受け継いだ者の人格だけど人から人へと繋がる想いは繋がれば繋がるほどに幾重にも重なっていくものだから…………。

(技術も感情も)

ホオズキ親方の好きなところは「わからねえことがあるなら全部俺に聞け。お前のケツがまだ青いってことを自覚しろ」ってちゃんと弟子たちに言えるところなんだよな……あの歌すごい好き……。

元ハンターである親方、家族を皆殺しにされ憎しみに染まり生きていたが、それが嫌になりハンターを辞めた後は師匠の跡を継ぎ己も弟子を取り自分の師匠から受け継いだものを未来に託すように生きたのが、今までのTRUMPに出てくる人との違いだと思ってる。 憎しみに生きず、未来へ希望を託し、弟子を守り死んだ親方、2話からこれで泣いてしまった…………。 「任務のためせせこましい嘘をつきすぎて嘘が嫌になった。どうせ同じ嘘をつくならもっとでかい嘘がいい」って言っていた親方が、最期にリリーが「橋は完成した」って告げた時「そうか」と言って静かに息を引き取るの、優しい終わり以外の何者でもないんだよな…………。

 
・第3話『求めろ、捧げろ、待っていろ』

無駄に語呂がいい七五のリズムで喋る独特な台詞回しが印象的ななんかひとつだけすごい毛色が違う作品……なんなんだろうアレは…………。ホント何アレ……。 ちょっと前の話で「ヴァンパイアハンターになる奴なんて、大抵似たような境遇(身内をヴァンプに皆殺しにされた等)の奴等ばかりさ」って聞いたばかりなのにめちゃくちゃトンチキなハンターお出しになるんじゃないわよ…………。 雷山、何から何まで鼻につくし強烈な印象だけを残していく…………。あれが繭期の見せる幻覚だったらどれだけ良かったか…………。

『マリーゴールド』で、平和に暮らす人間たちが、TRUMPや大昔の吸血種関連の事件を題材にしたフィクションを「本当に存在するのかな?」「見たことないしわかんない」「でも面白い。もっと読みたい」ってどんどん夢中になっていくあのシーンを思い出しました。

ヴァンパイアハンターの生業が完全に女たちの娯楽と化していて彼にもっと殺してほしいしもっと自分のために戦ってほしいがために己を傷つけクランをわざと開放して繭期のヴァンプ解き放つの、やばい以外の何者でもない…………。本末転倒だよ……。

でもアレ、どちらかと言えば「もうやめたい」って言いながらやめないどころか「もっと俺に血を捧げろ」って悦ってる雷山の方がやばいんだよな…………(雷山の方が女を煽るまである)(どれだけ魔性なんだあのやば男)

アレはアレでひとつの幸せな世界なんだろうなと思うが絶対に関わり合いになりたくないですね…………。

ところで物語を終える時、本を「バタン」と勢いよく閉じ暗転する演出、好き。

 
・第4話『少女を映す鏡』

この話好きすぎて毎回泣いている。 鏡に閉じ込められた永遠の少女とあまりにも短い人生を歩まなければならない老女の身体を持った繭期の少女の話。

この辺でようやくリリーの中での時間の尺度が常人のそれとは違うと気づき始めました。 橋が壊れれば完成するまで待つ。雨に降られれば止むまで待つ。永遠だからこそひたすら待てる少女、リリー……。

だからと言って突然他人に眠らされ鏡に3年閉じ込められて別人を演じさせられても正気を保てるのは正直言ってすごい。 シュカだって1年で飽きるよ。

繭期の終わりは18歳頃なんだな…………。

(ラファエロたち、ソフィがくるのが事件が起きるのがもう少し遅ければあの地獄に堕ちず越繭できたのかという事実に震えた)

リリーの姿を「これが本当の私の姿」として映したアイダ、初見時は「狂ったやばいやつ」としか見えなかったが、物語が進むと、「恋をしてみたい」っていうささやかな願いをもつ一人の少女にしか見えなくなるので本当につらい…………。

彼女を映す「私」となってアイダと向き合い続けたリリー、アイダに恋した繭期の少年が現れてからは逆にリリーの方が「どうして怖がるの『私』! 私はあなたであなたは私なんでしょう?」って怖がるアイダを励ますように語りかけるようになるのがとても印象的だった。

繭期の少年がアイダの本当の姿を見ても「やっぱり君は綺麗な人だったんだね」って優しく呟くのがあまりにも優しくて泣いた…………。 彼は本当にアイダのことが好きだったんだな…………。間に合ってくれればどれだけ良かったか…………。

ところでさっきまでやばい女マルグリットを演じられた方がこんな心の綺麗な少女になるの冷静に考えるとすごい(役者の方ってすごい)

 
・第5話『馬車の日』

始まり方がホラーテイストなお話で怖くなかったかと言えば嘘になる。

何年も何年も同じ日々を繰り返す親子、狂気の沙汰だし、どちらもあの日に囚われていたんだな…………。 詳細は異なるが月の翳りのディエゴやラファエロを思い出してしまった…………。

子への愛情表現が不器用な親が多くないか??

「ヘーゼルなんていない」というイニシアチブを与えられたメープルが、アレからずっといなくなったヘーゼルを探し続けているの、毒親から逃げたい一心でそう命じたヘーゼルが失って初めて気付く親の愛というか、初めて自覚した罪というか、なんとも言えない気持ちになる。

大人になってしまった己はもうヘーゼルじゃないから、彼女のために新しいヘーゼルを用意しなくてはならない。その思考に至るヘーゼルが、母親から逃げたかったのに結局母親に囚われ続けているこの矛盾……。

「ヘーゼルに会いたいわ。何だかもう何年もずっと会っていないような気がするの」ってセリフ、夢を見続けていたけど、うっすらと気づいていたのかな……というのがうかがえてつらい……。

「クランにはきっとたくさん友達がいる」

その言葉で我にかえるリリー、あまりにも切ない…………。

馬車の日の歌、どれもカッコよくて好き………歌がうまい…………。

 
・最終話『枯れゆくウル』

ウルとソフィに物語皆勤賞をさせたいのかという勢いで出てくるウルとソフィ。 薬の命名の由来は最悪だけど、ウルのおかげでシュカはリリーを見守ることができた。まさに希望だった。

リリー、実験と称してヴラド機関に酷いことされすぎてて泣いた…………それがニコから受け継いだ意思なのか…………違うだろ…………たまたま見つけた死なないモルモットじゃん…………。 同僚たちを殺してまでリリーを逃したシュカ、数十年の責苦に遭っても心を失わなかった彼女がどんな旅路を歩むのか見守るためにウルを摂取したシュカ……どこまでもただの人で好き…………。

というかウル、大人が摂取すると大概は適合せず毒となり死に、子供でも特定で適合する者としない者がいるの初耳なんだが。

(ここでLILIUMの最悪度を上げるな)

シュカがリリーの旅路をただ見守るように、リリーがシュカの最期を看取ってくれてよかった。 彼のことを優しい雨のようだと言ったリリーの言葉が好きだ。

いずれくる終わりを受け入れる人々、それと向き合い見つめ続けるリリー。願わくば、彼女の旅路が穏やかなものであるように。

(ソフィがああなってしまったのが一体いつからなのかがわからないがリリーにはああなってほしくないな…………あの生き方は苦しすぎて悲しすぎる…………)畳む

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2021/10/26 はじめての繭期2021第六夜:『COCOON 星ひとつ』

夜が短い(寝落ちるので)

 
どうしてこんなことするんですか…………。

あとイスビトって何……手配が可能なイスビトはデリコ家のなんなんですか…………専属なんですか外注なんですか時給いくらなんですか…………(困惑)

 

以下つらつらと感想です。

 

ダリちゃんさあ……!!(昨日(※繭月)ぶり3回目)

 
ダリちゃん……「自慢の愚息たちです」って息子たちの目の前で一言でも同じ言葉を言ってあげたらラファエロはあんなことにはならなかったと思うよ…………ダリちゃん…………もしかしてフリーダ様に言われた「いずれあなたの後を継ぐラファエロの手本となるよう、せめて息子の前では厳格な父親であってください」を忠実に守っていたとでもいうの…………それともただ愛情を素直に伝えられない照れ屋さんだったの…………あんまりだ…………。

(でもイスビトは息子に見せるんだね…………高貴なる者は皆イスビトを雇うのか…………? なにあれ……)

そういえばダリちゃん、ヴラド機関に所属になっていたね…………TRUMPが誰か、ソフィが何者か、全部わかった状態で動き出していたのか…………。

(そういえばグスタフとミケランジェロも繭月ではTRUMPが誰か知らなそうだったので繭星になる3年の間に二人ともヴラド機関所属になったの…………?)

ソフィがあのクランへ送られた理由ですらダミアンコピーのグランギニョルだったの…………。怖いよ……グランギニョルの再演はもういらないよ……。

ウルに「近頃ダンピールとつるんでいるそうじゃないか」って言うダリちゃん、本心は災いの元になりかねないソフィから少しでも遠ざけたかった親心なんだろうけどウルのことダンピールと知りながらダンピールの悪口を言うから全部裏目に出るの本当に最悪…………。いや半分は本心なのかもしれないけどそれにしても息子に対してその言葉はあかん……。 あとウルへのダンピールバレが己が告げたのではなく使用人たちの噂話でバレるのも本当……大事なことは本人に直接口にして告げてあげて……愛してることも……実はダンピールだよってことも…………。

 

序盤で忙しい人の為のグランギニョルをやってOPで忙しい人の為のTRUMPをやられて何で最初から死ななくてはならないのでしょう……。

ダリからウルへの「負けるな」で始まり、ダリからウルへの「お前は負けなかった」で終わるこの話はウルがこの世に生きた証の物語なんだな……。

 

総評は「ダリちゃん子育てヘッタクソすぎる」ではあるのだが、最後の最後に、ソフィとウルがたしかに友達であったこと、ソフィがウルのことを最後まで守ったこと、ウルは星に手が届いたこと、ウルは希望であること、全部肯定してウルを抱きしめてくれたところはよかった……。特級貴族だからいの一番に避難させられるだろうにずっと建物内からウルが戻ってくるの待ってたんだね…………。 もう……やっとだよ……最愛の息子たちを抱きしめるのが遅い……。ラファエロなんてもう灰になってしまったよ…………。 グランギニョルから全てを見届けて全てを知っていたダリ・デリコだからこそ何が起きたかを正しく判断しウルの生き様を肯定できるんだな…………。彼の人生を見届けてくれてありがとう…………。

TRUMP、SPECTER、グランギニョル、月の翳りを履修したみんなはもう一度別視点からTRUMPおさらいしてみよっか! みたいなノリな星ひとつ、しんどい以外の何者でもなかったです(何から何までしんどいじゃん…………)

 
ウルの独白、改めて、ダンピールは繭期を越えられない者が多いということを突きつけられてしんどかった。ウルが永遠に生きることを「永遠の繭期」と表現するのは越繭した己の姿の想像ができない(死んでしまうので)からでてくる言葉なんだな……。

ウル、人懐っこい性格だから特級貴族以外の要因でも他のクランの仲間のみんなから慕われてるだろうことがうかがえるが純度100%で「僕は生まれ変わったら君になりたい」ってみんなが羨望の眼差しで告げてくるの残酷以外の何者でもない……。

「ソフィは僕の希望」っていうところの狂気が入り混じった表情、こわかったしあまりにも悲しくて泣いた…………。

 
臥萬里、SPECTERを経ると見方が本当に変わるのであまりに切ない…………。

「世話の焼けるクソガキだ」って助けてくれたり、死に際に「ソフィ、お前は生きろ」って庇ってくれたり本当に臥萬里という名前を持つ人間は誰かを護って死ぬ男…………。

(ソフィとウルがわちゃわちゃしてる間ずっと側で臥萬里が死に続けている様を見せられるのがあまりにもしんどい…………予兆もなく準備も覚悟も出来ず死んだ男臥萬里…………)

ソフィ、今まであんなに友達じゃないって必死に否定して振り払っていたのに、ウルがしんどそうにしてたり傷つけられたりしてるとすぐさま駆け寄ってくるし突き放しても「ごめんね」って言いにいけるしクランフェスタの時も「もし次勝ち上がったら決勝で戦うのは君と僕(=決勝であおうぜ)」って声かけにくるし君もう十分ウルのこと大好きだよ…………。

最後の最後にウルに刃を向けられて初めて「僕と君は友達だ」って言葉にするところ、改めてしんどいな……君たちはずっと友達だったよ…………。

 
不死になりたてはまだ痛覚が残ってるよって噂を聞いた私は今焼ける炎の中炎が収まるまでずっとウルのこと抱きしめるように覆い被さってたソフィに思いを馳せております…………。畳む

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2021/10/25 はじめての繭期2021第五夜:『COCOON 月の翳り』

8夜連続はキツいよ……(正直な感想)

 
高貴なるものは流れる血も花びらのように美しいんですね…………。

ということでつらつらと感想です。

 
ドナテルロ〜……(怒)ドナテルロのドは怒りのド。

世の中には『繭期愛好家』なるものが存在してるんですね…………薬を使ってまで繭期に戻りたいの………………変態繭期おじさんビジュアルが最高なだけにその他全てが最悪でしたね。

繭期に魅入られること自体はどうぞご勝手になのだが医者の立場でありながらバッドトリップ違法ドラッグを抑制剤と偽りクランにばら撒くな…………。やめろ…………。 (白を基調とした衣装といい薬の時間の演出といい涅槃像といいちょいちょいLILIUMと演出被せてくるのなんですか………ここがドナテルロおじさんの秘密の花園だとでも言うんですか………(最悪すぎる))

 
グスタフの繭期が理想だったドナテルロ、ツテやらコネやらを使いまくり同じ職場に教師として配属されるよう手配したのもはやストーカーレベルで既に引いているのだが、もはやグスタフの繭期は終わりもうあの繭期には戻らないことをまざまざと見せつけられて発狂するあたり、こうデジャビュに襲われるといいますか。もはや手に入れられないものであるが故に永遠に過去に囚われた人…………TRUMP………。

(1ミリも姿を表さないのに共有幻想でみんなが死にそうなアレンを助けようともがいてるのあまりにもしんどいでしょ…………100年心を占めているのがあの日助けられなかったアレンなんだね…………)(マリーゴールドでここ2800年くらいはTRUMPめっちゃ安定してる!って言われてるの聞いて「このやろう^^」ってなるまでがワンセット)

やるだけやってやり逃げされたの本当お前このやろう……。 「あの素晴らしい繭期をもう一度」じゃねえんだわ……。

ところで中の人ゴーカイのバスコ(つまりは羽風の中の人)の方だったんだね……。気づかなかった。

 
ミケランジェロとグスタフとドナテルロがクラン同期だったの意外というかあの眼帯ものもらいじゃなかったんだね……ごめんね…………厨二病とか思って…………。

ところでSPECTERの臥萬里が襲われた片目が銀色の吸血種って…………視力を失い白濁した瞳のことを指していたのだろうか……グスタフじゃないよね……グスタフじゃないと言って…………。

 
今回の何が印象的だったかといえば繭期の幻覚の可視化(陰影ちゃんたち)だと思うのだけど、私丸い空洞が密集してたくさんあるやつ本当に苦手で素直に気持ち悪いな……となった(同じ理由でドット柄があまり得意ではない)あんなのが常時見えるとか正気を保っていられる方がすごい。

あと繭期が深刻化するほどに水の中にいるような音がしてこうやって世界の認識が曖昧になっていくんだな……と。

ジュリオが感情が赤いと言っていたからラストの二人は赤い衣装を纏ってたんだなとか……いろいろ……いろいろ…………。

 
ところでエミールこと概念ウルが「この世界には希望しかないのだから」って言うの本当キャスティングなんとかなりませんか……。概念ウルはもうお腹いっぱいなんでもうこれ以上食べきれないんですよ…………勘弁して…………。

 
ラファエロとアンジェリコ、親友というか幼馴染だったんだね…………。

いや……。びっくりするほど所作がゲルハルトとそっくりだけどよりひどい…………。 ディエゴがダンピールだと分かった瞬間罵りまくるの本当に混血はただそこにあるだけで忌み嫌われてるんだなということが突きつけれてしんどいが……それにしてもナチュラルに人種差別が横行する社会本当に息苦しいな……これが絶対階級の社会……。

ゲルハルトが父の厳しい教育による精神的なストレスで子を残せない身体になった分、息子を守る為に距離を置いたのかもしれないけどあまりにも放任したから「何も期待されてない」と思ってるし愛され方がわからないけど愛して欲しい子に育っちゃった……。「僕も父のような立派な貴族になれば父上も僕を見てくれるはず」な子になっちゃった…………。 貴族の父親は愛情伝えるのが下手なのか?? それとも血が繋がってない息子との接し方がわからなかったのか??

ゲルハルトの我守護の結末丁寧に伝えないでくれよ……泣いちゃうよ……(妻も息子も家も護れなかったゲルハルト……我守護……)

なるほど血統にこだわるわけだ…………(アンジェリコ、性格はほとんどTRUMPの時と変わってないのにここまで見え方変わるんだな…………)

 
「僕には偉大なるフラ家の血が流れている!!」

 
流れてません!!(号泣)

 
ノブリスオブリージュを掲げられるのは繭期を越え貴族となり果たした大人たちだからなんだな…………。 繭期の子らにあの使命はあまりにも呪い。

逆に真実を知らずフラ家の息子として死ねて良かったのでは感がないとは言わない…………。アンジェリコがしんどい。 TRUMPでウルを殺すのはアンジェリコなんだよな…………。

というかジョルジュとモロー、この時にイニシアチブ掌握されてたのね……。

でもそれに関係なく自分たちの意思で彼に付き従うと決めたのね……。だってアンジェリコがイニシアチブで命令したのは「お前たちは何も縛られない。自由だ」だものね……。 あの時、アンジェリコが「僕は己の実力だけで血盟議会をのしあがり、お前たちが忌み嫌う階級制度などなくしてやる」という決意を話す姿、気高いんだよな……まさに高貴なるもの…………。

「屈服しろ」のジェスチャーがあまりにも三下すぎる動作なことも気にならないほどに気高い…………。

正直びっくりした。

でもTRUMPの時には結局アンジェリコが暴走してギャグ百連発からのシームレス悲劇になるんだよな……。 ラファエロに見放され泣き崩れるアンジェリコ様に駆け寄りたい気持ちを抑えつつ物陰から見守るジョルジュとモローかわいいね……。

 
ダリちゃんさあ…………(TRUMPぶり2回目)

 
「ラファエロはお兄ちゃんだから」

「ラファエロは物分かりが良くて強くて良い子だから大丈夫」

 

みたいなこと言ってるんでしょ……情景が浮かぶ…………。 フリーダ様に言われたこともスーに言われたことも守ろうとして頑張ってるのはなんかこう、よくわかるけど伝え方が下手……下手くそ…………ラファエロのこと追い詰めてんじゃん…………抱きしめてやるべきはラファエロもだよ…………。

ラファエロも普通貴族を椅子人間にできるくらい陽キャだったらよかったのにな…………。 (そんなラファエロは嫌だ)

今回の件がなくともいずれアンジェリコとラファエロは違う道を行きそうな予感はしていたけど、ドナテルロのこのやろうのせいで修復不可能なまでに友情が粉々に砕け散ったのがつらい……。夕暮れで殴り合いの喧嘩までしたのに…………。 でももともと固執していたのはアンジェリコだけなんだよな………最初から…………。 アンジェリコはずっとラファエロのこと諦めなかったね…………。 アンジェリコが最後真っ赤な血に溺れていく演出、美しかったですね…………。

 
まだ何者でもない俺たちはこの手でなんだって掴めるって言ったディエゴ、ヤク中になりそんなのは嘘だと否定したディエゴ…………どうしてこうなっちゃったかな…………(間接的に養護院にいたソフィが彼の人生の分かれ目にいるの何……急に名前出さないでよ…………)畳む

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2021/10/24 はじめての繭期2021第四夜:『マリーゴールド』

『マリーゴールド』初見時に抱いた感想が「ソフィこのやろう最悪だよ(血涙)」だったことを思い出して序盤からべそべそ泣いてしまった。

それにしてもみんなうたがうまい……。

画面越しなのに音の圧がすごかったですね。

 

ということで以下つらつらと感想。

 

人様の感想漁りの旅に出かけてたけれどもソフィがガーベラに固執したのは己と同じく吸血種からも人間種からも忌み嫌われるダンピールだからだと思ってたけど  

 

「ダリ・デリコの子供」であり「希望を意味する名前を与えられている」=「ウル」だから

 

という図式に出会ってしまいひっくり返ったところです。その発想はなかった……。

秘密の花園を守る為、作家ダリ・デリコに真相を確かめに行きがてらキャメリアをイニシアチブで縛りひとり楽しくウルと親友ごっこしてかつ偶然出会えたもう一人の概念ウルを連れ帰ろうとしてたの?

あのさ、ソフィさ……君の孤独を埋める為なら他人には何してもいいと思ってるのか? でも街をめちゃくちゃにしてまで連れ帰ろうとしたガーベラ(希望)は母と共に死に、マリーゴールド(絶望)となるの、しんどいな……。

作家ダリ・デリコことアナベルは2800年前の繭期失踪事件の真相に辿り着こうとしていた、って言ってたけどつまりソフィ不死になってから200年経つまでの間に自分の為だけのクランを作ろうと思い立ち既にさまざまなクランから繭期の少年少女攫い続けては秘密の花園に招き入れてたってこと?(こわいよ) 私は最初ダリ・デリコが担当していた繭期失踪事件の方(グランギニョル)だと思ってたけどあの感じ、違うよね…………?

 

そういえばグランギニョルのあれは非公式捜査本部だったな……。

 

どんなに歪でもたしかに愛し合ってた母娘にする仕打ちが「あなたを愛してなんかない」「あなたを産んだことは間違いだった」なのあまりにも最悪すぎる…………。

最後の最後にアナベルの愛がソフィによって呪いとなってガーベラに降り注いでいくんだな……。それで今までの母の愛が塗り潰されてしまうのあまりにも酷すぎる……。

でも最期の言葉の「きっとあなたの手を取ってくれる人が現れる。笑いかけてくれる人が現れる」「それが初めてあなたの生きる意味になる」も、ガーベラにとっては呪いとなるんだなあ……。

祝いと呪いの塩梅が絶妙すぎてここ数日ずっと精神の具合が悪い。

(でもアナベルがガーベラの手を離してまで願った望みは「ソフィにガーベラを連れて行ってもらいたい(もうすぐ死んでしまう娘を永遠の繭期へ連れて行って欲しい)」なので、ガーベラが嫌がる理由が「母アナベルがひとりぼっちになってしまうから」だとしたら、心を鬼にしてガーベラを拒絶したとも取れるのでしんどいな…………)

 

ソフィの最悪なところは、ガーベラのことは連れていきたかったから彼女の前では母親にひどいことは何もしてないところだよ。

逆に「母親にまで愛されてなかっただなんて可哀想に! でも大丈夫、僕なら君を幸せにしてあげられる」と気遣ってあげてましたね(気遣いとは)

我守護カルテット、いちばん強くてかっこいい曲なんだけど、その背景、心境の変化をガーベラは知らないから、急にエリカとコルキスが自分を助けようと命を賭けて守る姿を戸惑って見てる図が好きだよ……そうだよね急すぎるよね……。嫌いなくせに大人だから守ろうとするエリカのこと気持ち悪いって言ってた時の気持ちで手を引かれていたんだろうな……。

序盤のアナベルへの矢印の本数が多すぎて失神しそうになる(対照的にアナベルが好きなほどにガーベラを嫌いになる図よ)

 

コルキス……愛に生きて愛に死んだけど本心を知るのがヘンルーダしかいないコルキス……。

しんどいね。

 

ソフィ、ウルに「永遠なんてもらっても困っちゃうよな」って笑いかけられて顔を顰めるし街の住人たちのダンピール悪口がそのまま跳ね返ってくるし、ガーベラには自分がクラウスに言った言葉をそのままを返されて「僕だってなりたくてこんな姿になったわけじゃない」って取り乱しまくるのたのしいね。 嫌なこと言われた時の逆上の仕方がクラウスと一緒…………。しんどいな…………。 しんどい…………。

 

 

(ファルス、エンドロールでばっちり昼顔持ってましたね)

(いちばんしんどいのはマリーゴールドがLILIUMより後に発表された作品ということです)

 

 

マリーゴールド、こわいのはイニシアチブがなくともひとりの扇動で皆殺しの悲劇は起こることなんだけども、それは我々の世界でも変わらないんだよなあ…………。

ベンジャミン氏は『3歳の息子をダンピールに殺された』からダンピールを殺したいほど憎んでいるので、彼が血盟警察としてやってこなければあるいはあそこまでの悲劇にはならなかったのかなあ…………。

そういう憎しみで公の力を私怨に使って街を滅茶苦茶にしたやつ他作品にも似たようなやついたの知ってるなあ…………(ガブリエル・鏑谷…………)

でも彼が来なくてもソフィが殺したしソフィが来なくてもエリカやコルキスなどいずれ綻びはあったのだろうと思うとままならないなあ…………。畳む

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2021/10/23 はじめての繭期2021第三夜:『グランギニョル』

どこを切り取っても絵画みたいに美しくて残酷な世界でしたね…………。あのたっぷり布がひらめく衣装最高じゃないですか? (金色のゲルハルトと銀色のダリが並ぶ絵柄があまりにも強すぎる)

 

ということで以下つらつらと感想です。

 

SPECTERと同時間枠の地獄を間も置かずに見せつけられて展開は知ってたのに瀕死です。どうしてこんなことするんですか……。

 

信仰は人の生きる希望にもなれば人を狂わせる絶望にもなる、興味深いですね。

同じ原初信仰でも片方では穢れたダンピールの心臓を供物にし、片方では残酷劇を供物にしてTRUMPに捧げている姿、彼らは本当の本気でそれが主の望みであると信じてやまないが実際のところTRUMPはそんなこと全然望んでいないまでがワンセットなところが本当…………。信仰の力は良くも悪くも数多の強い思いが成り立たせるものだなあと感じざるを得ない。 (宗教の分野はてんで明るくないのであまり突っ込むとボロが出る気がするのでここで黙る)

 
生みの親たちからそれぞれ希望と呪いを授かったウル、ダリに『負けるな』ってイニシアチブを与えられたウル……健やかに幸せであって欲しいだけなのにどうしてこうなるんでしょうね。一昨日あたりにその末路を見届けたような気がしますよ。 ダリちゃん本当に愛し方が下手くそ……。

そして私は強い女が無条件で好きなんですけど、グランギニョルの女は本当に強かったですね……。 特にフリーダ様のことが本当に好きで……。なんで強い女って長くは生きられないんだろうね……。

 

『人は誰しも生まれながらに家名という呪いを受けている』

『それでもこの世に生まれてこなくていい命なんてない』

 

これをスーに真っ直ぐ言えるフリーダ様が好きだ……。(セリフうろ覚えでごめん)

ウルが与えられたイニシアチブについて、ダミアンコピーという存在が『イニシアチブを与えた者の死後もイニシアチブは継続する』ことを証明し、さらにキキとオズが『イニシアチブを取った複数の人物が相反する命令をした場合、より強い意志を持ったイニシアチブが優先される』ことを証明しているので『死ぬその時まで死に怯え絶望しながら生きろ』と『負けるな』はずっとウルの中でぐるぐる巡ってたんだな……しんどいな……という気持ちになっている。拮抗していたふたつのイニシアチブのどちらが勝ったのか、結果がどうだったのかはもはや誰にもわからなくなってしまったが。 でも死ぬのは誰だってこわいよ……イニシアチブ『負けるな』が勝ってたとしてもこわいよ…………。というか『負けるな』だけじゃ何に負けなければいいのかわかんないよ…………この世の全てに負けなければいいのかダリちゃん…………ねえダリちゃん……(あれは本当に彼のウルに対する切なる祈りだったんだろうな)

そして突然地下室に閉じ込められたと思ったら母親は死んでしまったしいきなり血の繋がらないダンピールの弟が出来て『この秘密を絶対にバラしてはならない』圧と『ダリ家の後継として立派な貴族になれ』の圧を父親にかけられることになるラファエロ3歳の行く末しんどすぎる……よく反抗期にならなかったね…………根が真面目だったんだね…………(ダリちゃんの陽部分少しでも引き継げていればそこまで思い詰めなかったのかなと思ったけどあれは絶対ダリちゃんを反面教師にしてああ育ったんだろうな感がまるで拭えないデリコパンチの諸行とTRUMPの時のダリ節……フリーダ様に息子の前では尊敬すべき厳格な父親であれとあれほど言われてたのに……)

 
今回の我守護枠はゲルハルトで秒でその誓いが打ち砕かれてしまったわけだけども、彼の誓いは『マリアもアンジェリコもフラ家も護る』であり、葛藤の末の死後ではあれど、マリアもゲルハルトの為に遺書を遺していたのだと思いたい私は、その願いを汲み取りギリギリ真相に辿り着いて間に合ったゲルハルトの誓いはきっと果たされたのではないかなと思っている。でもどうしてあんなに血統に固執し拭えない劣等感にまみれたアンジェリコになってしまったんだろうね……かなしいねゲルハルト……(早々に真実を告げたのか、薄々と己の血はフラ家の血を引いていないと気づいてしまったのか)

ゲルハルトの君は僕で僕は君、同じ家名の呪いに苛まれながらも気高く強いダリの姿が己のそうありたい姿であり彼の希望であり負けたくない相手だったんだろうな…………。 ゲルハルトとダリ、陰と陽でピッタリハマるいいバディだと思います。そして絵面の暴力。

 
アンリとキキとオズは、クランから脱走したというよりもなんかこう、人体実験に耐えて生き延びた子どもたちなんだろうな……。しんどいな…………。兄弟のように家族のように身を寄せ合って生き延びてきたんだろうな…………いつも死にたいアンリが『生きてて良かった』と思える為にキキに歌をせがむところと自分の死期を知ってるオズがキキを逃がすところでいつも泣く……。最後までキキの心配しかしてないんだよな……オズ…………。

 
ところでCOCOON、今回で初めてワード出てきたけど絶対やばいやつじゃないですか…………今回のはじ繭、COCOONだけ知らない作品なのでめちゃくちゃ怖すぎる…………(早くお家に帰って観られることを願うしかない)

そんなオズが予知した『綺麗なマリーゴールドの花に囲まれた家に君によく似た女の子がいる』お話、『マリーゴールド』が明日だね! ミュージカルたのしみだね。畳む

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2021/10/22 演劇女子部ミュージカル『LILIUM 少女純潔歌劇』

観てしまった…………(なんでSPECTER観た直後にこれ観たのという顔をしている)

観るなら今がその時と思ってU-NEXTくんの無料トライアルを召喚してやっとこさLILIUM観ました。

何故今観たのか(ぐちゃぐちゃだよもう)

以下感想です。

大したことは書いてないがなんかこれから配信する作品のネタバレもしてる気がするから眺める時は黑の世界まではじ繭配信見てから読んでほしい。

 
『マリーゴールド』『黑の世界』の系譜なだけあってこちらもやはりミュージカル色の強い物語だったのだけどもこの系譜から見るソフィ本当お前このやろう…………このやろうだよ…………。

SPECTERでクラナッハが育てていた花たちの名前がLILIUMにいた彼女たちの名前でもあるこのオマージュ何…………。LILIUMってまさにあの湖のほとりの花園と同じじゃん…………吐き気がしてくる…………。

TRUMPから3000年(リリーが既に800年を生きたので2000年くらい)経ってあのクランを創設したソフィ、全てを諦めていたクラウスに比べかなり孤独を埋めようと必死で足掻いてる様子が見受けられるし己の中で価値観や倫理観が既にぶっ壊れていてやらかしを積み重ねていてしんどい…………そうだったね…………君は終わらない永遠の繭期に囚われたままだもんね…………不安定なまま世界に取り残されて孤独でしんどいよね…………。 やっていいことと悪いことがあるんじゃあ…………本当お前……ソフィ最悪…………。

こんなところで父親の悲願を叶えようとしなくていいんだよ…………。君は生まれたばかりだったから覚えてないかもしれないけどさ…………。

 
それはそれとして白を基調としたゴシックな世界観と圧倒的な歌唱、ものすごかった…………。リリーとスノウとマーガレットが歌うTRUE OF VANPとかマジで歌で殴り合いをするかの如き歌唱の暴力だった…………。 みんなうたがうまい(思考停止)

あと、ファルスのキャストの方、何から何まで最高すぎません…………? びっくりしちゃった…………。そりゃ毎日貧血になるよね…………。

クランのみんなに己の血を分け与え続けて終わらない永遠の繭期を実現させようとしたソフィと、永遠に咲き続ける花を作ろうとして養分としてTRUMPの血を与えるという手段に至ったクラナッハ、血は抗えないというかどうしても『親子』なんだよな…………。やることがおんなじ…………。 結果的にどちらも不老は実現出来たが不死には至らずだったが本当さ…………こんなところでSPECTERとLILIUMリンクさせないでくれよ頼むから…………。

燃え上がる小屋の中で『永遠に枯れない花たちが燃えている……話が違うじゃないですか……』ってプチ絶望するクラウスと、リリーのイニシアチブによりクランの全員が自害する様を『やめてくれ』って叫びながら見つめることしかできないソフィの図が重なって…………。本当さ…………本当に欲しいものはいつだって手に入らないんだね…………虚しいね…………。

 

 

というか何回聞いても不老(不死は不確実)の薬の名前が『ウル』なの本当の本当に最悪すぎる…………。お前が本当に欲しかった永遠の友達はスノウでもなければリリーでもなくてもはやこの世界のどこにもいないウル、君のことなんだな……というこのあからさまな命名、本当お前3000年経ってだいぶウルを拗らせたな…………。ウルの代用品じゃどう頑張ったって心の穴は埋まらないよ…………シルベチカにも言われたでしょ…………。 『永遠の命なんてくそくらえだ』とまでクラウスに言い放ってでも望まずに永遠の命を与えられたソフィが、永遠の孤独に耐えられずに絶対許さないクラウスと同じことをやらかしてるの本当さ…………。同意を得ないでやるの本当良くないと思う…………同意を得ても駄目だけどさ…………。 ソフィ、本当に永遠に繭期の友達とずっと過ごしていたかったんだろうなという悲痛な叫びの後にピタッと静かになり『まあいいや、時間だけはいくらでもあるんだから』と呟く姿が狂気に塗れてとても良かった……。 相手が人だから殺さなきゃ不死は確かめられない(でも殺してしまって不死ではなかったらせっかく出来た永遠の友達がいなくなってしまう。だから怖くて殺せなかった)、それ故に本当に不死だったかどうかをソフィは確かめることがないままいなくなり、そのあと初めてリリーが不死であったことが判明するあの皮肉よ…………。 (でも同じ血を分けて不老不死となったリリーはソフィのイニシアチブを取れる(おそらく格が同じなので)と思われるので、ソフィと再会できたら彼のイニシアチブを取り己を殺してもらうことが可能だな……とぼんやりと黑の世界に想いを馳せている)(でも同じ血を分けたわけだからやはり因果的にはクラウスが与えた永遠の命ということになるのでソフィにはどうにもできず二人ともクラウスを探す羽目になるんだろうか)クラウスとソフィとリリー、まるでハティとスコルのようですね。

 
初演SPECTERの円盤パッケージ、臥萬里の眠る棺にお花がいっぱい敷き詰めてある(おそらくLILIUMのクランにいた者たちと同じ名前の花が敷き詰めてある)んだけども彼の上半身を占めている白い百合(リリー)を見ながら、永遠に枯れない花に想いを馳せている。 『そんなものはない(いらない)』と否定した者たちに限って永遠の命を与えられてしまうのなんなんでしょうね本当…………。

LILIUMのソフィはもう痛覚が死んでるっぽいので刺されても斬られても何も抵抗しないあの動作が正にクラウスと同じなところもしんどかった…………。それだけ長くさまよったんだね…………。しんどいよ…………。 でもお前のやってることは絶対に許さねえからな…………。(私はマリーゴールドで血涙流したことを忘れない)

 

ところで臥萬里がまだソフィだった頃、かつていた大切な人がリリーという名前で目の前で殺された彼女を助けることが出来なかったと言ってた話あるじゃないですか。 それのオマージュが今回のソフィと目の前で彼の楽園を壊し自害を果たしたリリーの二人の図なのだとしたら本当に最低のオマージュで最悪で最高だな……。

 

 

ここは地獄か?畳む

#TRUMPシリーズ
#感想
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2021/10/22 はじめての繭期2021第二夜:『SPECTER』(2019年版)

なんだかもう少しセピア色のようなくすんだ世界を思い起こしていたけど再演は焼けるような赤の世界でしたね…………。

 

以下つらつらと感想。

 

どうしてこうなっちゃったの?

退屈なクランから自由を求めて外の世界へと逃げ出さなければ、 自分がダンピールでありもう余命幾ばくもないことを受け入れられれば、 彼が血盟議会のヴァンパイアハンターを呼んでこなければ、 クラナッハが『永遠に枯れない花』の依頼を受けなければ、 あの日ダンピールに唆されて協力しようとしなければ、

いろいろな因果が絡み合った結果生み出された地獄があれだと思うと本当にままならない。余所者を受け入れない閉鎖的な村、外から来た人間、頑なに何かを隠している村人、謎の連続殺人事件、何も起きないなんてことはなく……。

どこにも行き場のない彼らが慎ましやかに余生を過ごせる場所だったのにどうしてこんなことになってしまったのか…………(2回目)

 
石舟と萬里がきた時点で既に村人のほとんどがローザにイニシアチブを握られている状態だった中、なんで外からやばい人間呼んじゃうような余計なことするカルロがずっと噛まれなかったのかの理由が『ローザが彼のことを好きだったから』なのではと思うと本当にシャド……我守護……………シャド…………という気持ちになる。 シャドを噛む時は『結局あなたも彼らと同じね』だったのにカルロを噛む時は『ごめんなさい……でも今更止まることなんてできないの』なの本当ローザ……お前は………ローザ……………。 シャド→ローザ→カルロ→ハリエット→クラナッハのこのハチクロもびっくりな片道通行の地獄よ…………。

自分を否定することになるから同族のダンピールには手をかけられない(だからクランから脱走してきた純血種に殺させる)、自分で命を断つこともできない(だからせめて最後は愛する人に殺されたかった)、ローザは本当に愚かで最悪で最高ですね…………。 シャドに友達を殺させるな……家族同然の村人を殺させるな……絶対に護ると決めた愛する人を殺させるな…………。なんでこんなことに…………(3回目)

今ちょっとカルロが最後に『ほら、シャドは優しいままだ』って言って死んだことを思い出したところで私は今『ソフィは優しいね』って言って死んだウルの傷を抉られてぼろぼろ思い出し泣きしてるんですけど。 シャドはローザを護ったし、カルロにもローザを殺させなかったのであれがあの場で取れる最善ではあったにしてもあまりにもしんどい…………。そしてシャドのことをずっと純粋に信じてきたカルロだからこそ出てきた『優しいね』が本当無理…………。何が無理かってその優しさをローザは一片たりとも感じ取ってないところが無理…………。 あのあとの操られた村人が自棄になったローザに次々と斬りかかるシーン、イニシアチブを握られた者たちも自我を失っているわけではないので嫌だ嫌だって悲鳴上げながらローザに切りかからなくちゃいけないの本当にダメで……つらくて………ローザを死なせない為にそれらをどんどん斬り殺していかなきゃならんシャドが本当にしんどい……。 TRUMPに見捨てられ悲願も遂げられず本当にただの人殺しになってしまったローザにも『生きて罪を償おう』って共に生きようとしてくれたシャドに対する仕打ちが『じゃあ、もうお前でいいや』なの本当…………ホント最悪…………………。我守護の使命全うさせてよ…………頼むから…………。

 
ずっと薄暗くて静かな狂気に包まれた世界観で楽しかった…………。あの世界で生きた臥萬里本当に輝いてた…………(殺陣もめちゃくちゃかっこよかった…………)

 
ソフィはお腹の中にいる時から死なないことが決まっていたのあまりにもしんどいな…………。 過去だろうが未来だろうが物語は全てTRUMPに帰結するこの構図本当に吐き気がするほどに美しい………。

 
明日のグランギニョルも生き延びようね。畳む

#TRUMPシリーズ
#感想
#はじめての繭期
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2021/10/21 はじめての繭期2021第一夜:『TRUMP』 REVERSE

シリーズは全部追えているわけではないが、TRUMPはお話の内容自体は把握しているので、TLのざわめきと動揺をにこにこしながら鑑賞しておりました。

 

以下つらつらと個人的な感想です。

 

初めて観る劇団の公演だったのだがキャストの解釈が違うキャラは本当にまるで違っていて面白い。同じ脚本なのに何度でも楽しめるの楽しいね……。 アレンはホストだしラファエロはインテリ敬語ヤクザだし……アレンのチャラ具合がなるほどあのアレンなら外で女作ってる奴だ……納得しかない……ってなるけれども我々回想であれだけクラウスがぐちゃぐちゃになる様を見せつけられておきながらアレでアレンの一番はクラウスじゃなくてメリーベルなのだからポテンシャルがものすごい。 今まで観てきたTRUMPよりも、各登場人物の感情が強く表れていたような気がする……。

ダリちゃん……子育て頑張ってるな……とは思うが本当に子育てが下手くそ……愛情の伝え方が下手くそ…………。ラファエロにかけた一言も最悪だしウルが何か言って欲しい時に何にも言えないのも(気持ちはわかるが)最悪…………お前の子育ての成果があの地獄だよ…………かなしいね、ダリちゃん……。 でも血盟議会のみんなとクランフェスタ観戦しながら周りのみんなのダンピール悪口(ソフィに向けて)に表向きは口を合わせているがめちゃくちゃ怒り心頭な顔だったのはめちゃくちゃよかった……。 もうさ、変な必殺技伝授するよりさ、愛してるよって言ってウルのこと抱きしめてやれよ…………本当に…………。

臥萬里、役目を知ってから出番追っていくと、クラウスがソフィに近づいた時に大体割り込んできてるのでニコ……ってなる。お前本当にいいやつだったよ…………ティーチャーのボケの無茶振りも全力で対応してくれて……あんなに頑張ったのに逆上したウルに喉元掻っ切られて死んじゃうの悲しすぎる…………ガバンリのがんばり物語が……。

アンジェリコ、本当にラファエロへの感情拗らせまくってて最高でしたね……。ウルと友達になりたかったのもみんな噛んでともだちコレクションしちゃったのも全ては眼中にも入れてくれないラファエロに認めて欲しかったから(推定)なの健気すぎますね…………。でもウルを褒めるためにソフィを下げるのはほんと良くない…………。 純血種たちのソフィに向けた悪口がそのままウルに突き刺さっていくこの構図ホント胸糞ですね……。 割と彼の中でラファエロって神格化してる部分はある(名門の生まれ、清く正しく強い憧れの人)のではと思ってるので余計に実はダンピールだった弟の面倒を見ていることが許せなかったのかな……などと。 それが怪我負わせて観衆の目の前でダンピールに負けて恥をかけばいい、という思考に繋がるのがまじアンジェリコ……愛おしいね……。

ラファエロ、インテリ眼鏡敬語とか聞いてない……。インテリ敬語ヤクザがソフィの胸ぐら掴んで『二度と弟に近づくな』って言ってくるの怖い……。 父親に認められたいんだろうなー……というのが節々に感じられたからこその『一族の秘密すら守れないお前には失望した』って言われて突き放された時に『あなたが撒いた種でしょう!』ってキレたところすごくよかったな…………。本当だよ…………。 ウルを守る為にあそこまでして灰になって消えたラファエロ、ある意味いちばん高潔な男…………。我守護……。

ティーチャークラウス、キャスティングから何から最高でしたね……。 いつも感情がぐちゃぐちゃになってしまう…………お前の気持ちも分かりたいがソフィはお前の星じゃない…………本当に最悪で最高でした。 ウルを『君の血はいい匂いがしない』って突き放す時、前に見たTRUMPだと本当に無感情でまるで興味がないっていう拒絶だったんだけども、このクラウスの発言だと、ソフィが死にそう、ウルに何かするとソフィが怒る、でおろおろうろうろしながら絞り出して言った感じが『感情』……ってなった。 でもソフィに永遠の命を与えるだけ与えて満足して4500年も行方くらましてるの本当にヤリ逃げじゃん……みたいな感情がすごく……本当さ…………。 (でもアレンとのダンスシーン、手を伸ばすシーンは本当に良かった)

ウルもソフィも書きたかったのに昼休みが終わってしまう……。 今夜のSPECTERも楽しみですね……。畳む

#TRUMPシリーズ
#感想
#はじめての繭期
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2021/9/3 2部/サンドストーム面白かったねの話

なぜ月末に読んだの(私の馬鹿)

今まで何らかの形で参加アイドルに関わってきたゲートキーパーが一切ストーリーに出てこなかった、2部異色の予選会(当社比)だったが読んでて正直いちばんキましたね…………。 こんな地獄に誰がした??

 

我等だな…………?

 

ツアーイベント走りながらワーッて無邪気に2winkとUNDEAD並べて踊らせてた昨日までの前の私の頭を静かに撫でてやりたいですね……。

 

今回のイベントはなんだか、鏡のような話でしたね。

Tricksterがマジもんのジャングルに放られていたように、もっと作中に蔓延る悪意を信じるべきだった。またマジもんの砂漠なの…………勘弁してくれ。 ジャングルの時は何故そうなったかといえば、『運営に逆らうな』という裏指令を無視してシード権を辞退し予選へ参加しようとした北斗へのペナルティ(本戦出場権剥奪の上で脱出不可能なジャングルへ隔離)、そして、本戦出場が決定していたTricksterが予選参加することによって強豪が誰もいない北海道地区のパワーバランスの崩壊のリスク回避(なので参加ユニットの誰もTricksterを助けないし願わくばジャングルから出てこないで欲しいという、DDDとは真逆の展開で彼らの奇策が全部裏目に出た)ということでしたね。 私は転校生ちゃん(プロデューサーちゃん)を通して彼らといちばん近い距離で奇跡を目撃したし、本当に苦楽を共にしてきていたので、この出来事が少なからずショックだったわけですが。

まあ、それは置いておいて。

今回はそれと真逆なことが起きていたので面白いですね。真逆なのに辿り着く先は同じかもっとひどい地獄なんだぜ、意味がわからないよ……。 (強豪だらけの中国地方、出来レース(ここは同じ)、特に何も企んでおらず純粋にルールに乗っ取りアイドル活動しようとしていたのに砂漠と謎ホテルにそれぞれ隔離され封殺されたUNDEAD……)さすがにゲートキーパーも異国の砂漠や謎ホテルまですっ飛んで墓地に送った手札の様子見にこないですよ……それはそう。 1ヶ月の間沖縄と北海道と東北四国九州にヒュンヒュンしてるだけでも十分お疲れ様である。

 
ツインピークスで互いにはっきりと陰と陽を意識した葵兄弟、ここまで悪化しているとは思わず……いや、そうなんだよな……節分祭では問題が周知されただけで別に解決したわけでもないし、ナイトクラブも現実を突きつけられただけだし……。葵兄弟がお互い腹を割って話し合って時に殴り合って解決したかといえば全然そんなことはなく…………(だいたいひなたが先に折れるので喧嘩にすら発展しない)まあ、こればっかりは家族の問題であり二人の問題だから第三者が口出しするものではないが。

しんどいよ〜〜〜〜ゆうたくんがしんどい。

2winkでは、SSの為に特にゆうたが歌やダンスを張り切って練習していた。 UNDEADでは、SSの為に特に晃牙が歌やダンスを張り切って練習していた。

おんなじなんだよ……予選会に向けた意気込みはおんなじなの…………テッペン取ろうぜ!って勢いでどっちも頑張ってきたじゃん…………。 英智の策略か、はたまたゲートキーパーの念には念をの釘刺しかという誰がやったのかはぶっちゃけどちらでも良く(いずれツアーイベントで英智の番が回ってくればいろいろ明るみに出るだろうし)、運営の意向により問答無用で予選すら参加させてもらえなくなったUNDEADと、UNDEADを潰す為に同じ場所同じ状況下に放り込まれることになった2winkっていう結果が全てなので……。 頑張って来た人たちの努力が報われない世界がいちばんキツい……挑戦してダメなら諦めがつくだろうにその機会すら与えてもらえないまま終わるのホントしんどい…………大人の事情に子供たちを巻き込むな…………いや1/2の確率でそれを指示した側も同じ子供になるのだが……………。

結局のところ、2winkはまた誰かの前座として侮られて扱われたことがしんどいですね…………。だって裏切ったことは裏切ったけども裏を返せばゲートキーパーの『UNDEADを潰せ』の裏指令に素直に従った『良い子』じゃないですか…………牙を剥いた相手がUNDEADだったのでこう、ショックがすごかったけど…………それしか道がないと言われたらゆうたくんは何がなんでも成し遂げるんだろうな……。ゆうたくんが裏指令を受け取ったばかりにああなった感はあるがひなたくんが受け取っても結局はゆうたくんのために同じことをしたんだろうな……。破ったらどうなるかわからないしね…………。

零も真意が読めないゆうたに対し『行き先さえ示してくれればどんな障害だってすぐ取り除いて一番の近道で導いてやるのに(だいたいこんなことを言っていた)』と思っているのも優しさや愛であり暴力なんだよな……などと思いながら読んでいた。 何気ない言葉だけど羽風も『ゆうたくんのことは、UNDEADの他の仲間たちがきっと側にいて守ってくれているよ』と言ってしまっているように無意識下で『守らなくちゃならないふたり』という認識でいるんだよね(節分祭以降夢ノ咲学院全体でそういう雰囲気になりつつあるとそういえばみかが言っていたね)

 

ひなたの機転がなければたぶん2winkとUNDEADは修復不可能なくらいに亀裂が入ったままだったし下手したら怪我人や死人が出たかもしれないみたいな不穏さを背後にヒシヒシと感じた話だったな…………。ゆうたくんがケダモノになる前にひなたくんが引き止めてくれて本当によかった…………壊れたものはどんなにカケラを集めても元には戻らないからね…………。 でもいちばんショックなのは長い時間身近にいたと思っていたゆうたくんが自分をお手本としてくれなかったことにショックを受けていた晃牙を見ている時だったな…………お前は生まれながらの光属性だからな………陰には眩しいんだよな…………そっか…………。そっか…………。 (ひなたと燐音の方が気が合うように見えるが実のところゆうたの方が共鳴しやすいだろうな感は確かにあった)(いつまでもナイトクラブで言われたことを引きずっているのをひなたにも指摘されていたね)

事情を知らない羽風とひなたが戸惑いながらも一緒に砂漠を彷徨っている時間も、無駄なようで必要なプロセスだったんじゃないかなとは思う。 砂漠を彷徨いながら、抗争時代、何もしなかった(したくなかった)自分が後ろめたかった。今度こそ仲間の為に何かがしたいという羽風の本音が聴けたのが正直うれしいし(お前本当に良い奴になったな……元から良い奴ではあるんだがこう……人に優しくなれたな……)、ひなたが『世の中悪い子しか評価されないならもう悪い子になるしかなくない?』と言いかけたのを『でも良い子のままだっていいじゃん? コツコツ地道に努力して頑張っていくことの何が悪いの?』って言える羽風のシーンが本当に好きなんだ…………お前本当に変わったな……。仲間内でいたらおそらく聞けなかったであろう羽風の本音がうれしい……大事なことなので二回言いました。 ところで羽風の言い分はCrazy:Bの在り方とは真逆なところがほんと面白いね。過激を売りにしていたUNDEAD、本当に(自称)夜闇の魔物たちで光属性の集まりだから……。 全員が全員そういうスタンスではないにしろやはり過激で背徳的にはなりきれてないんだろうな。

 

内心はというと返礼祭で転校生ちゃんにアクション仕掛けてきた二人組だ!! と謎の野次馬テンションになって見ていたところはありました。見事に弄られてましたね。

(愛でも恋でもないなら一体どんな感情で彼女を見ているというのか)

ひなただからこそ、羽風がひなたの良いところを見つけては手放しで褒めてくれる(認めてくれている)ことに気づけたのだろうし、ひなたが無意識下で羽風になんでも伝えようとしてくれていたからこそ、大惨事にならずに済んだというか、そんな気持ちで見ていました。羽風を引き止めてくれた家族のように、ゆうたを引き止めることができたのはひなただけなので……。

割とね、遅れてきた反抗期というか、今まで前座に甘んじていた2winkがようやっとひとつしか席がないなら俺たちがそこに座ると、正面切って訴えることが出来たんだなと。

ゆうたのしたことは正直ギリギリアウトくらいのラインではあるけどもUNDEADのみんなが『俺たちはお前らが良い奴だってわかってるから別にいいけど、ずっと怖い顔してると他の奴らが見たら勘違いするから気をつけろよ』ということにしたので…………、というかこれはUNDEAD脱落させてないので裏指令破ったことになってないかが不安ですね…………。完全にイレギュラー的な居残り方だからいいのかな……………。だといいね…………。

 
貸し借りを返してこれからは対等な関係になっていけたらいいな〜〜〜〜不死者を一度は殺した2winkなので自信を持って世に憚ってくれ…………お前たちは強い…………。

 
というか私はなんでこんなに拗らせてるの…………サンドストーム面白かったね…………。 三毛縞を陥れる為に一瞬不穏になったけどサブマリンがいちばん平和的な場所だったのでは…………という気がしてきたよ……現地アイドルはやはり他アイドルに蹂躙されていたのだけども…………。

残りは各事務所1ユニットずつか……あっという間だな……。というかこれどうやって本戦出場メンバー決まるんだろうな……。

 
2月の英智がつつがなくSSが終わったねって言ってたからきっと全て丸く収まると信じてるのでね、2部もきっとハッピーエンドだよ。畳む

#あんさんぶるスターズ
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2021/5/3 プリティ5スト

嵐の行動原理って、ここで見て見ぬ振りしたらアタシがアタシじゃなくなる!っていう、自分がどうしたいかが最優先事項だからつよいんだなあって。

熱くなりすぎて周りが見えなくなって暴走することもあるけれども、行動の基準が同情とか相手がどうとかではなく『したいから、そうした』だから、相手も重くなりすぎずストンと受け入れられるのがなって。 (というかプリティ5の人たち、価値観とか生活とか全く違うけど『かわいい』の共通点だけで意気投合してる凸凹な集まりなのでこう、合わさった時のパワーが流星隊のそれに通ずるものがあるなど)(ユニットや学校では見られない関係性が垣間見えて楽しいですという意味)

『アタシはアタシ』を貫く嵐ってすごいなあ……。

fineだと家族のように近すぎるから、ちょうどいい距離感というか、少し距離を置いた他人だからこそわかることってあるというか…………ズ!!はどんどん外に外に交友が広がっていくから新しい関係性が楽しいな……。

(それはそれとして話がめちゃくちゃ好きなのでみんなマインレディと併せてプリティ5スト読んでくれ……頼む…………)畳む

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PROFILE

白米と長いあとがきが好き。