2025/1/24
22:07
2023/4/27 新約LILIUM4/21(金) マチネ ※パンフレット、『BLOSSOMS』も読んでいるのでポロッとネタバレするかもしれない。
時間が経ってしまいましたが観ました。劇場で。
実はTRUMPシリーズで初めて舞台に足を運んだのでドキドキでした。COCOONはまだ他作品全部履修してなかったから当時は観劇を諦めてたし黑世界もヴェラキッカも外出を控えて配信で観たので……。
歌の圧、すごい。
最初の『Forget-me-not〜私を忘れないで〜』からもうバーンと頭を殴られました。音の厚みが初演よりもすごくて面で殴られたような感じ。知ってる曲なのに全然違うの。そして新曲も既存のセリフを元に歌にしているのがなんだか新鮮だったな……セリフと歌の境目が曖昧で気がついたら歌が始まってたのでびっくりしました。姫姉様の血の宴の歌、あんなに物騒なのにあんなに音が美しいの……。新曲5曲もどう捻じ込むんだろうと思っていたけど曲が増えても上演時間が初演とほぼ変わらないのはすごかったな。あのメンバーで歌がいっぱい聞けて良かった。
紫蘭と竜胆の少し低めの凜とした歌声すごく良かった。想像より低くてびっくりしちゃった……すごい、お姉様という感じがした。『繭期のティーチング』でのそれぞれの性格が表れているステップ可愛かったな。
マリーゴールドの新曲『あの子と喋らないで』でもそうなんだけど、喋っているところから歌に入るのが本当にすごい。『もう泣かないと決めた』のときにはべしょべしょに泣いてしまった……。心に刺さる歌声だったし守護者全うしていたなという満ち足りた気持ちで燃えて灰になる様を眺めてしまった……。マリーゴールドはリリーのイニシアチブで自害してないんだよな(きっかけは作ったが)としみじみと思った。ひとりだけふわふわじゃなくシンプルなワンピースなところも可愛い。
あとみんな真っ白な衣装でふわふわのスカートなので回ると裾がふわりと広がり地面に倒れる時もふわりと広がるのでお花みたいでとても良かったですね……。ライトの色でいろいろな表情に変わるところも。
真っ白衣装というとCOCOONを思い出すんですけど……。
……いやリコリスって誰よ!!
(今まで名前を見かけることはあってもぼんやりと二輪咲きに出てくる新キャラなのかなという認識でいたのでまさかシルベチカの二重人格だとは思わなかった…………)
永遠に枯れない花を作ろうとした庭師の話をリリーにしてくれたのも、キャメリアに「私を忘れないで」と言ったのも、あともしかしてあの時ヤン・フラを助けてくれたのも全部リコリスなんですか…………。私はあなたであなたは私なのでお薬を飲まないことを決意したのがリコリスの意志だとしてもそれは巡り巡ってシルベチカの意志となるのかもしれないけど……。
塔から落ちる時はリコリスだったけど、キャメリアはそんなことわからないのでずっと「シルベチカ」としか名前呼んでいないところになんともいえない感情が渦巻きました。お前が好きだったのは「シルベチカ」だけどお前のことを好きだったのはリコリスなんだ……。今まで私の信じていたキャメリアとシルベチカ像と真実が少し違っていたことがここで判明するとは思わなかった。
5月の『二輪咲き』上映も楽しみだな……。
(先にBLOSSOMSで目撃してしまったので上演をまっさらな状態で観られないことだけが残念)
『Eli, Eli, Lema Sabachthani?』でファルスが「無なる星に〜」のパートを歌い地面に倒れ蠢く少女たちを縫い歩きリリーに手を差し伸べたところは再演ならではの演出だなと思った。LILIUMはリリーの物語だけどファルスの物語でもあるんだなと。キャスパレでエンディングを暗示させたり黒幕的キャラクターが登場する際に不穏な演出されているのが大好きマンなのであそこは鳥肌が立った。これみよがしに百合の花持ってんだよなファルス……。そしてデスティネーションの響きとか特にだがとても透明な歌声で……本当に“少年”って感じで……。
音響、ライティングも相まってど迫力キャスパレすごかった……。
個人的に初演のマリーゴールドとシルベチカのばちばち歌うまパート「だからその手で抱きしめていて〜」が大好きだったので、それがなくなったのは少し残念だった。新約でのスノウとチェリーが加わったかごめかごめ演出もパワーアップしていて好きだけど。
リリーの最後の絶叫、凄まじかった。暗転後にも追い討ちをかけるように絶叫してくるしここで幕切れなので本当に心が追いつかない。
初演LILIUMの初日、終演後に拍手が一切なかった伝説、半分冗談で聞いていたけど、内容知っていてこれなので初見でこれを浴びたら拍手出来ないほど放心してしまうのも納得したというか、身をもって知りました。これ初見で拍手しろって言われたら厳しいよ。拍手できる心境じゃないよ……。
凄まじかったな、魂の絶叫……。
それはそれとしてはじめましてで(「はじめまして」ではないが)ファルスの顔面グーで殴るリリー、何回見てもにこにこしてしまう。「リリーには嘘がない」のでそれを踏まえてファルスに「キモい」って言うリリー見てると微笑ましいですね。うぶで……。新約リリー、力の限りファルスを殴っててにっこり。
リリーの花言葉「あなたは偽れない」は、リリー自身の言動に嘘がないことを指しているというのは短編『彼女は嘘を知る』で初めて察したにぶちんですが、知れば知るほどファルスとは存在が真逆なんだなリリーって……。
新約ファルス、少年がそのまま3014歳になりましたみたいな残酷さを感じられてとてもいい。
お腹から倒れてのペンギンスライディングめちゃくちゃかわいいな……あれが3000年前には誰とも群れずに一匹狼していたソフィ・アンダーソンだなんて誰も思うまいな……いろいろあったね……3000年の間に……。
ちっこくてかわいらしくてもちもちのファルス、幼さが残っている分気が狂いそうだなと思いながら眺めていた。
前述した通りに歌声がとても澄んでいて綺麗なので余計にそれが際立つというか。
キャメリアと話している時とかの無邪気さとか「ドブネズミ」言われた時の冷酷な表情とか。
そして「はじ繭で『SPECTER』履修させたのはこの為でーす!」と言わんばかりの滅多刺し演出本当に趣味が悪い(褒めている)。「ソフィ」になんか恨みでもあんのかってくらいに同じ殺し方をしないで欲しい……。トラウマを急にほじくり返されてびっくりしちゃった……。いやこのソフィには恨みしかないけどさ……。
あとリリーたちが倒れた時に少女たちに向かって「ウルー!」って絶叫するの本当にやめてくれ……。
そしてリリーはお前の星ではないのでリリーに向かって星に手を伸ばす運動もやめてくれ本当に……。
言葉の端々でこのサナトリウム・クランのことお花畑としか思っていないことがすごい伝わってくるね……。ソフィが求めているのは「ウル」ただひとりなので……。
再演の演出でよりソフィの最悪度高めてくるの本当に……。
ところで『マリーゴールド』の時に3000年の間にウルのこと「親友」に昇格していて君ってやつは……と思いながら見ていたけど、今回のパンフレットの書き下ろし『森のお散歩』でソフィがウルのこと「永遠の帯同者」って言っててそんな生易しいものじゃなかったと静かに戦慄しました。
マリゴソフィのカテコお辞儀が「3000年の時を経て形は崩れてしまったがそれでもまだずっとウルを抱きしめているポーズ」というお話を知って今回の新約LILIUMからの『森のお散歩』浴びてソフィへの感情がぐちゃぐちゃになってしまった……。正気を失ってもウルのことを思い出してその度に現実に引き戻されるソフィ……。もう二度と埋まらない穴と知りながらそれを埋める為に「ウル」を求めたソフィ……。
でもまあ、4500年の時が経ってかつての自分のクランの跡地に足を運んだ際に、当時のウルとの思い出はいっぱい語ってくれるけど800年以上過ごしていたサナトリウム・クランのことは一切口に出さないところは本当にこのやろうとはなるんですけど。たぶんもうリリーたちのことはおぼろげにしか覚えてないだろうことは想像に容易いので……。
ところで『BLOSSOMS』読み終わったときに最初に湧き上がった感想最後に置いておいてもいいですか。
名前を!!!! イニシアチブで奪うな!!!!!!!!!
どうやってこんな花の名前の子どもたちばかり集めたのだろうと思ってたけどまさか全部イニシアチブで名前どころか生い立ちも友情も植え付けられているとは思わないじゃないですか……。
ソフィ、本当に、このクランの子供たちのこと人間というよりお花だと思い込んでたんだな……本当にこんなところで『SPECTER』再現しなくてもいいから……。
本当に……ソフィ……お前……………。畳む
#TRUMPシリーズ
#感想
時間が経ってしまいましたが観ました。劇場で。
実はTRUMPシリーズで初めて舞台に足を運んだのでドキドキでした。COCOONはまだ他作品全部履修してなかったから当時は観劇を諦めてたし黑世界もヴェラキッカも外出を控えて配信で観たので……。
歌の圧、すごい。
最初の『Forget-me-not〜私を忘れないで〜』からもうバーンと頭を殴られました。音の厚みが初演よりもすごくて面で殴られたような感じ。知ってる曲なのに全然違うの。そして新曲も既存のセリフを元に歌にしているのがなんだか新鮮だったな……セリフと歌の境目が曖昧で気がついたら歌が始まってたのでびっくりしました。姫姉様の血の宴の歌、あんなに物騒なのにあんなに音が美しいの……。新曲5曲もどう捻じ込むんだろうと思っていたけど曲が増えても上演時間が初演とほぼ変わらないのはすごかったな。あのメンバーで歌がいっぱい聞けて良かった。
紫蘭と竜胆の少し低めの凜とした歌声すごく良かった。想像より低くてびっくりしちゃった……すごい、お姉様という感じがした。『繭期のティーチング』でのそれぞれの性格が表れているステップ可愛かったな。
マリーゴールドの新曲『あの子と喋らないで』でもそうなんだけど、喋っているところから歌に入るのが本当にすごい。『もう泣かないと決めた』のときにはべしょべしょに泣いてしまった……。心に刺さる歌声だったし守護者全うしていたなという満ち足りた気持ちで燃えて灰になる様を眺めてしまった……。マリーゴールドはリリーのイニシアチブで自害してないんだよな(きっかけは作ったが)としみじみと思った。ひとりだけふわふわじゃなくシンプルなワンピースなところも可愛い。
あとみんな真っ白な衣装でふわふわのスカートなので回ると裾がふわりと広がり地面に倒れる時もふわりと広がるのでお花みたいでとても良かったですね……。ライトの色でいろいろな表情に変わるところも。
真っ白衣装というとCOCOONを思い出すんですけど……。
……いやリコリスって誰よ!!
(今まで名前を見かけることはあってもぼんやりと二輪咲きに出てくる新キャラなのかなという認識でいたのでまさかシルベチカの二重人格だとは思わなかった…………)
永遠に枯れない花を作ろうとした庭師の話をリリーにしてくれたのも、キャメリアに「私を忘れないで」と言ったのも、あともしかしてあの時ヤン・フラを助けてくれたのも全部リコリスなんですか…………。私はあなたであなたは私なのでお薬を飲まないことを決意したのがリコリスの意志だとしてもそれは巡り巡ってシルベチカの意志となるのかもしれないけど……。
塔から落ちる時はリコリスだったけど、キャメリアはそんなことわからないのでずっと「シルベチカ」としか名前呼んでいないところになんともいえない感情が渦巻きました。お前が好きだったのは「シルベチカ」だけどお前のことを好きだったのはリコリスなんだ……。今まで私の信じていたキャメリアとシルベチカ像と真実が少し違っていたことがここで判明するとは思わなかった。
5月の『二輪咲き』上映も楽しみだな……。
(先にBLOSSOMSで目撃してしまったので上演をまっさらな状態で観られないことだけが残念)
『Eli, Eli, Lema Sabachthani?』でファルスが「無なる星に〜」のパートを歌い地面に倒れ蠢く少女たちを縫い歩きリリーに手を差し伸べたところは再演ならではの演出だなと思った。LILIUMはリリーの物語だけどファルスの物語でもあるんだなと。キャスパレでエンディングを暗示させたり黒幕的キャラクターが登場する際に不穏な演出されているのが大好きマンなのであそこは鳥肌が立った。これみよがしに百合の花持ってんだよなファルス……。そしてデスティネーションの響きとか特にだがとても透明な歌声で……本当に“少年”って感じで……。
音響、ライティングも相まってど迫力キャスパレすごかった……。
個人的に初演のマリーゴールドとシルベチカのばちばち歌うまパート「だからその手で抱きしめていて〜」が大好きだったので、それがなくなったのは少し残念だった。新約でのスノウとチェリーが加わったかごめかごめ演出もパワーアップしていて好きだけど。
リリーの最後の絶叫、凄まじかった。暗転後にも追い討ちをかけるように絶叫してくるしここで幕切れなので本当に心が追いつかない。
初演LILIUMの初日、終演後に拍手が一切なかった伝説、半分冗談で聞いていたけど、内容知っていてこれなので初見でこれを浴びたら拍手出来ないほど放心してしまうのも納得したというか、身をもって知りました。これ初見で拍手しろって言われたら厳しいよ。拍手できる心境じゃないよ……。
凄まじかったな、魂の絶叫……。
それはそれとしてはじめましてで(「はじめまして」ではないが)ファルスの顔面グーで殴るリリー、何回見てもにこにこしてしまう。「リリーには嘘がない」のでそれを踏まえてファルスに「キモい」って言うリリー見てると微笑ましいですね。うぶで……。新約リリー、力の限りファルスを殴っててにっこり。
リリーの花言葉「あなたは偽れない」は、リリー自身の言動に嘘がないことを指しているというのは短編『彼女は嘘を知る』で初めて察したにぶちんですが、知れば知るほどファルスとは存在が真逆なんだなリリーって……。
新約ファルス、少年がそのまま3014歳になりましたみたいな残酷さを感じられてとてもいい。
お腹から倒れてのペンギンスライディングめちゃくちゃかわいいな……あれが3000年前には誰とも群れずに一匹狼していたソフィ・アンダーソンだなんて誰も思うまいな……いろいろあったね……3000年の間に……。
ちっこくてかわいらしくてもちもちのファルス、幼さが残っている分気が狂いそうだなと思いながら眺めていた。
前述した通りに歌声がとても澄んでいて綺麗なので余計にそれが際立つというか。
キャメリアと話している時とかの無邪気さとか「ドブネズミ」言われた時の冷酷な表情とか。
そして「はじ繭で『SPECTER』履修させたのはこの為でーす!」と言わんばかりの滅多刺し演出本当に趣味が悪い(褒めている)。「ソフィ」になんか恨みでもあんのかってくらいに同じ殺し方をしないで欲しい……。トラウマを急にほじくり返されてびっくりしちゃった……。いやこのソフィには恨みしかないけどさ……。
あとリリーたちが倒れた時に少女たちに向かって「ウルー!」って絶叫するの本当にやめてくれ……。
そしてリリーはお前の星ではないのでリリーに向かって星に手を伸ばす運動もやめてくれ本当に……。
言葉の端々でこのサナトリウム・クランのことお花畑としか思っていないことがすごい伝わってくるね……。ソフィが求めているのは「ウル」ただひとりなので……。
再演の演出でよりソフィの最悪度高めてくるの本当に……。
ところで『マリーゴールド』の時に3000年の間にウルのこと「親友」に昇格していて君ってやつは……と思いながら見ていたけど、今回のパンフレットの書き下ろし『森のお散歩』でソフィがウルのこと「永遠の帯同者」って言っててそんな生易しいものじゃなかったと静かに戦慄しました。
マリゴソフィのカテコお辞儀が「3000年の時を経て形は崩れてしまったがそれでもまだずっとウルを抱きしめているポーズ」というお話を知って今回の新約LILIUMからの『森のお散歩』浴びてソフィへの感情がぐちゃぐちゃになってしまった……。正気を失ってもウルのことを思い出してその度に現実に引き戻されるソフィ……。もう二度と埋まらない穴と知りながらそれを埋める為に「ウル」を求めたソフィ……。
でもまあ、4500年の時が経ってかつての自分のクランの跡地に足を運んだ際に、当時のウルとの思い出はいっぱい語ってくれるけど800年以上過ごしていたサナトリウム・クランのことは一切口に出さないところは本当にこのやろうとはなるんですけど。たぶんもうリリーたちのことはおぼろげにしか覚えてないだろうことは想像に容易いので……。
ところで『BLOSSOMS』読み終わったときに最初に湧き上がった感想最後に置いておいてもいいですか。
名前を!!!! イニシアチブで奪うな!!!!!!!!!
どうやってこんな花の名前の子どもたちばかり集めたのだろうと思ってたけどまさか全部イニシアチブで名前どころか生い立ちも友情も植え付けられているとは思わないじゃないですか……。
ソフィ、本当に、このクランの子供たちのこと人間というよりお花だと思い込んでたんだな……本当にこんなところで『SPECTER』再現しなくてもいいから……。
本当に……ソフィ……お前……………。畳む
#TRUMPシリーズ
#感想
2025/1/24
22:05
2023/3/2 さはん番外編『岳清源與沈清秋』の感想文
※邦訳されていない話についてなので未読注意。
組み合わせからして絶対原作の二人だしシリアスだし誰も幸せにならないじゃん……というわかりきったバッドエンドの気配に怯えてのろのろと読書してましたがついに読み終わってしまった……。
二人の話の断片が7つって構成だったけども、「どれもさはん軸の沈清秋(in沈垣)は知り得なかった過去/永遠に知ることのない未来」であり、「向天打飛機先生が主人公洛冰河の爽快度を追求した結果、原作では描かれることのなかった場面(※没プロット)」なの、本当に悪趣味〜すぎて……。
この地獄の全容が誰にも知覚されてないの本当に……。
この番外編のEDは『対象a』を流しておいてください。
閑話休題。
互いに大事なのにこうも全く歯車が噛み合わないことってあるんだなあ……。結局どちらも大事なものは全部落っことしてしまって誰も真実の全貌を知ることもなく惨たらしく死んでしまうのでああ……ああ……という感じです。
もうお前ら一回拳で語り合って仲直りしろよ……本当に……(その機会さえ岳清源の「すまない」で潰してるのでそれが出来てたら苦労しないんだなぁ)
「若還有恨。便拔出玄肅,取我性命。(まだ憎しみがあるのなら。玄粛を引き抜いて、私の命を奪いなさい)」
作中のこれ、岳清源的には「玄粛を引き抜く=引き抜けばそれが彼の寿命を奪う剣だと一目で分かる(沈清秋が剣を振らずとも岳清源を殺せるので)=何故そうなったかを沈清秋に話す機会が出来る」だと私は思ったのだが、その機会を得る為に「私を殺して」のニュアンスで伝えようとしてるのお前…………お前…………という。
ここ怒りポイントです。言い方ってもんがあるだろう。
そういうのよくない。
でも、彼が沈九に迎えに来られなかった理由を絶対に言わないのは、「自分が間に合わなかったせいで沈九は秋家を滅ぼし、悪い師の下で人殺しや犯罪を繰り返すこととなった(今の沈九は自分が間に合わなかったことで形作られた)」と思っているからなんだろうな……ということは想像に容易く。理由を話せば自分が約束を守ろうとしたことは少なくとも伝わるが、同時にあともう少し待っていれば小九は人殺しにならずに済んだという残酷な現実を彼に突きつけることになる。
だから、彼は小九を傷つけないために、そして彼の選んだ道を否定しないために絶対に理由を話さないし、言い訳も言わない。のかなぁ……。
(さはん軸でさえ、玄粛抜いて瀕死の重傷を負い本当の本当に自分が死ぬかもしれないという死の間際になりようやっと重い口を開いたのだから本当だったらまず瀕死の重傷を負わないのでずっと話さないつもりだったんだろうな……原作は小九に会う前に騙し討ちで即死だし……)
ここにある意味岳清源という男のエゴが詰まっている。気がします。
そもそも自分さえ死ねば沈清秋の恨みも晴れるだろうと思っているところからしてまずエゴ。
思い込む前に二人でじっくり腰を据えて話し合いをしなさい。
(沈清秋が裏切られたと思っていて会話を一方的に拒否してくるのでそれすら難しいが)
(それが出来ていたら苦労しないパート2)
沈清秋も沈清秋なのだが、元々の性格もあるとは思うが再会後必要以上に露悪的に接しているのもつまるところは「岳清源は真実を話さない(「岳七は約束を破った」という事実だけが二人の間に在る)」からそうなったとも取れて。
約束を破られた、裏切られたとずっと思っているのに、大事だと思っている気持ちは残っているので、ここぞというときはいつも自分が全ての非を受けてたとえ罵詈雑言で岳清源(岳七)を傷つけることになったとしても迷わずに守ろうとして遠ざけていて。でもそれは「沈清秋(沈九)を絶対に見捨てない」岳清源には通用しないのでいつまでも彼は沈清秋の元へと戻り、助けようとする、という悪循環を生み出していて。
互いに互いが大事なのになんでこんなに上手くいかなかったんだろうな……。
どこからやり直したら二人が幸せになれるカケラに辿り着けると思いますか?
もう沈九という過去を「なかった」ことにして岳七との関係性を「ただの師兄と師弟」にするしかない? そう……。
そのカケラ『人渣反派自救系統』っていうんですけど……。
発狂するわ。 誰だこんな地獄を生み出したの……。
ずっと『岳清源與沈清秋』に囚われている。畳む
#人渣反派自救系統
#感想
※邦訳されていない話についてなので未読注意。
組み合わせからして絶対原作の二人だしシリアスだし誰も幸せにならないじゃん……というわかりきったバッドエンドの気配に怯えてのろのろと読書してましたがついに読み終わってしまった……。
二人の話の断片が7つって構成だったけども、「どれもさはん軸の沈清秋(in沈垣)は知り得なかった過去/永遠に知ることのない未来」であり、「向天打飛機先生が主人公洛冰河の爽快度を追求した結果、原作では描かれることのなかった場面(※没プロット)」なの、本当に悪趣味〜すぎて……。
この地獄の全容が誰にも知覚されてないの本当に……。
この番外編のEDは『対象a』を流しておいてください。
閑話休題。
互いに大事なのにこうも全く歯車が噛み合わないことってあるんだなあ……。結局どちらも大事なものは全部落っことしてしまって誰も真実の全貌を知ることもなく惨たらしく死んでしまうのでああ……ああ……という感じです。
もうお前ら一回拳で語り合って仲直りしろよ……本当に……(その機会さえ岳清源の「すまない」で潰してるのでそれが出来てたら苦労しないんだなぁ)
「若還有恨。便拔出玄肅,取我性命。(まだ憎しみがあるのなら。玄粛を引き抜いて、私の命を奪いなさい)」
作中のこれ、岳清源的には「玄粛を引き抜く=引き抜けばそれが彼の寿命を奪う剣だと一目で分かる(沈清秋が剣を振らずとも岳清源を殺せるので)=何故そうなったかを沈清秋に話す機会が出来る」だと私は思ったのだが、その機会を得る為に「私を殺して」のニュアンスで伝えようとしてるのお前…………お前…………という。
ここ怒りポイントです。言い方ってもんがあるだろう。
そういうのよくない。
でも、彼が沈九に迎えに来られなかった理由を絶対に言わないのは、「自分が間に合わなかったせいで沈九は秋家を滅ぼし、悪い師の下で人殺しや犯罪を繰り返すこととなった(今の沈九は自分が間に合わなかったことで形作られた)」と思っているからなんだろうな……ということは想像に容易く。理由を話せば自分が約束を守ろうとしたことは少なくとも伝わるが、同時にあともう少し待っていれば小九は人殺しにならずに済んだという残酷な現実を彼に突きつけることになる。
だから、彼は小九を傷つけないために、そして彼の選んだ道を否定しないために絶対に理由を話さないし、言い訳も言わない。のかなぁ……。
(さはん軸でさえ、玄粛抜いて瀕死の重傷を負い本当の本当に自分が死ぬかもしれないという死の間際になりようやっと重い口を開いたのだから本当だったらまず瀕死の重傷を負わないのでずっと話さないつもりだったんだろうな……原作は小九に会う前に騙し討ちで即死だし……)
ここにある意味岳清源という男のエゴが詰まっている。気がします。
そもそも自分さえ死ねば沈清秋の恨みも晴れるだろうと思っているところからしてまずエゴ。
思い込む前に二人でじっくり腰を据えて話し合いをしなさい。
(沈清秋が裏切られたと思っていて会話を一方的に拒否してくるのでそれすら難しいが)
(それが出来ていたら苦労しないパート2)
沈清秋も沈清秋なのだが、元々の性格もあるとは思うが再会後必要以上に露悪的に接しているのもつまるところは「岳清源は真実を話さない(「岳七は約束を破った」という事実だけが二人の間に在る)」からそうなったとも取れて。
約束を破られた、裏切られたとずっと思っているのに、大事だと思っている気持ちは残っているので、ここぞというときはいつも自分が全ての非を受けてたとえ罵詈雑言で岳清源(岳七)を傷つけることになったとしても迷わずに守ろうとして遠ざけていて。でもそれは「沈清秋(沈九)を絶対に見捨てない」岳清源には通用しないのでいつまでも彼は沈清秋の元へと戻り、助けようとする、という悪循環を生み出していて。
互いに互いが大事なのになんでこんなに上手くいかなかったんだろうな……。
どこからやり直したら二人が幸せになれるカケラに辿り着けると思いますか?
もう沈九という過去を「なかった」ことにして岳七との関係性を「ただの師兄と師弟」にするしかない? そう……。
そのカケラ『人渣反派自救系統』っていうんですけど……。
発狂するわ。 誰だこんな地獄を生み出したの……。
ずっと『岳清源與沈清秋』に囚われている。畳む
#人渣反派自救系統
#感想
2025/1/24
22:04
2023/3/2 さはん番外『冰妹與冰哥的巔峰對決』を読んで思った冰哥についての印象の話
※邦訳されていない話についてなので未読注意。
大人気ハーレム小説『狂傲仙魔途』の方の主人公、洛冰河こと冰哥、どんな人物だったんだろうなというのはチラチラと名前が上がる度に思ってはいたが、ご本尊が実体を持ってやってきたこの番外を見ながら、いろいろと思ったことを書き連ねていく。
この冰哥、沈清秋に「以前傷付けたことを怒っているのでしょうか?」と言っていたあたりで、懲罰システムで沈清秋と出会した、燃え尽きて瓦礫の山となった清静峰にいた洛冰河と同一人物と思われる。日常会話の延長で腕もいでくる方。
自分で燃やして壊した清静峰にひとり訪れ退屈そうに小石を蹴る様や、熱い茶を頭から浴びせられた日以降絶対泣かないと決めた彼が怪我をした洛冰河(冰妹)に心配そうに寄り添う沈清秋の二人を見て目頭が熱くなる様や、思わず「私と一緒に来てくれませんか」と沈清秋に言ってしまった様から、冰哥も冰妹も根本は同じ洛冰河なんだよなあ……と。もやもやとしている。
原作の沈清秋とこちらの沈清秋は文字通り全くの別人が中身なので、冰哥がいくら羨んでもお前のところの沈清秋はこちらの沈清秋のような優しさを滲み出すことはほぼ不可能、という絶望も相まってずっともやもやしている。
嫌いとか憎いとかいう感情は、同じくらいのでかさの好意が裏返っても起こり得る感情なので、もしかして冰哥の初恋は沈清秋だったのではないかとずっともやもやしている。幼稚園生の頃の先生が初恋だったとほぼ同義の「初恋」なんですけど……。
地の果てまで追いかけて必ず見つけ出して復讐してやるほどの強い感情を持ち続けられるそのエネルギー、もっと他の、というか三千人の嫁たちと幸せに過ごすための時間に割いてやれよ……と思わなくもない。
無間深淵に突き落とされて以降ずっと沈清秋に囚われていて面白いです。
もしかしてハーレム築いたのは当てつけのためだったりしますか?
全ての行動原理の源に沈清秋が潜んでいるような気がして仕方がない。
掌門師兄を呼び出すために無理やり血書を書かせて足もいで楽しかったね……?
洛冰河がどんなに沈清秋の復讐に時間を割いても、当の沈清秋は最後の最後まで洛冰河を顧みないのでここまで来るともはや冰哥がかわいそうまである。
原作軸で約200年生きていた洛冰河のどの部分まで沈清秋が生きていたのかまるで謎だが(とはいえ後半はほぼエロのサービスシーンばかりだったと沈垣が言っていたので割と序盤で復讐は完遂していたのではな気配は感じる)、この番外でやってきた冰哥本当に知らなくても良かったifを目の前で見せつけられてて可哀想。
知らなければずっと幸せだったのにな。
穴が開いていることに気づいたら虚しいよな。
謎に原作洛冰河への同情がすごかった。
あの子嫉妬と劣等感に苛まれて大怪我したまま帰って行ったけどあのあとどうなったんだろうね。
八つ当たりで街ひとつ滅ぼしたりしてない?
大丈夫?
この番外で一番面白かったのはもう一人の自分と大乱闘した直後、怪我を治せば師尊と同意の上でえっちなことが出来ると分かった途端に腕と足の骨折を秒で完治させる(物理)弟子(冰妹)なんですけど。ここまでくるともはや清々しいよ。
冰哥がまだ残ってたらめちゃくちゃゴミ虫を見るような目で見てきたと思う。
完全に帰ってくれた後でよかったね。
さっきまでのシリアス返せよ。もう。
冰秋はもう幸せになってくれ。畳む
#人渣反派自救系統
#感想
※邦訳されていない話についてなので未読注意。
大人気ハーレム小説『狂傲仙魔途』の方の主人公、洛冰河こと冰哥、どんな人物だったんだろうなというのはチラチラと名前が上がる度に思ってはいたが、ご本尊が実体を持ってやってきたこの番外を見ながら、いろいろと思ったことを書き連ねていく。
この冰哥、沈清秋に「以前傷付けたことを怒っているのでしょうか?」と言っていたあたりで、懲罰システムで沈清秋と出会した、燃え尽きて瓦礫の山となった清静峰にいた洛冰河と同一人物と思われる。日常会話の延長で腕もいでくる方。
自分で燃やして壊した清静峰にひとり訪れ退屈そうに小石を蹴る様や、熱い茶を頭から浴びせられた日以降絶対泣かないと決めた彼が怪我をした洛冰河(冰妹)に心配そうに寄り添う沈清秋の二人を見て目頭が熱くなる様や、思わず「私と一緒に来てくれませんか」と沈清秋に言ってしまった様から、冰哥も冰妹も根本は同じ洛冰河なんだよなあ……と。もやもやとしている。
原作の沈清秋とこちらの沈清秋は文字通り全くの別人が中身なので、冰哥がいくら羨んでもお前のところの沈清秋はこちらの沈清秋のような優しさを滲み出すことはほぼ不可能、という絶望も相まってずっともやもやしている。
嫌いとか憎いとかいう感情は、同じくらいのでかさの好意が裏返っても起こり得る感情なので、もしかして冰哥の初恋は沈清秋だったのではないかとずっともやもやしている。幼稚園生の頃の先生が初恋だったとほぼ同義の「初恋」なんですけど……。
地の果てまで追いかけて必ず見つけ出して復讐してやるほどの強い感情を持ち続けられるそのエネルギー、もっと他の、というか三千人の嫁たちと幸せに過ごすための時間に割いてやれよ……と思わなくもない。
無間深淵に突き落とされて以降ずっと沈清秋に囚われていて面白いです。
もしかしてハーレム築いたのは当てつけのためだったりしますか?
全ての行動原理の源に沈清秋が潜んでいるような気がして仕方がない。
掌門師兄を呼び出すために無理やり血書を書かせて足もいで楽しかったね……?
洛冰河がどんなに沈清秋の復讐に時間を割いても、当の沈清秋は最後の最後まで洛冰河を顧みないのでここまで来るともはや冰哥がかわいそうまである。
原作軸で約200年生きていた洛冰河のどの部分まで沈清秋が生きていたのかまるで謎だが(とはいえ後半はほぼエロのサービスシーンばかりだったと沈垣が言っていたので割と序盤で復讐は完遂していたのではな気配は感じる)、この番外でやってきた冰哥本当に知らなくても良かったifを目の前で見せつけられてて可哀想。
知らなければずっと幸せだったのにな。
穴が開いていることに気づいたら虚しいよな。
謎に原作洛冰河への同情がすごかった。
あの子嫉妬と劣等感に苛まれて大怪我したまま帰って行ったけどあのあとどうなったんだろうね。
八つ当たりで街ひとつ滅ぼしたりしてない?
大丈夫?
この番外で一番面白かったのはもう一人の自分と大乱闘した直後、怪我を治せば師尊と同意の上でえっちなことが出来ると分かった途端に腕と足の骨折を秒で完治させる(物理)弟子(冰妹)なんですけど。ここまでくるともはや清々しいよ。
冰哥がまだ残ってたらめちゃくちゃゴミ虫を見るような目で見てきたと思う。
完全に帰ってくれた後でよかったね。
さっきまでのシリアス返せよ。もう。
冰秋はもう幸せになってくれ。畳む
#人渣反派自救系統
#感想
2025/1/24
22:02
2022/11/20 すずめの戸締り感想
面白かったです(月並みな感想)
相変わらずぐちゃぐちゃに思ったことを書き連ねている。
観る前に「大震災の表現があります」「緊急アラートが鳴る描写があります」って映画館の窓口に表示されてるのを見て3.11の出来事は私たちにとってはまだまだリアルな出来事で全然他人事ではないよなぁ。創作の表現、どこまで配慮をすべきかホント難しいよなと思うなどした(観る前から3.11を題材にした作品なんだろうな……という先入観がなかったかといえば嘘になる)
そうたに「きみは死ぬことが怖くないのか」と問われて「怖くない」って即答するすずめ見た瞬間に「ああ、この子は3.11で津波被害のあった地域に住んでた子なんだろうな」みたいには思ってしまったので……。
3.11直後の当時授業だったかなんかの集まりだったかで『デイアフタートゥモロー』の鑑賞会をした時も「津波表現があるからダメな人は無理しないでね(実際ひとりパニックを起こした)」と言われながら観せられてたなと思った。あれも規模がデカすぎるが災害の映画だからなあ……。
などと当時の大混乱を思い出しながら観てました。
さすがにパニックまではいかなくても心臓はギュッてなったね……お化け屋敷じゃないんだから事前告知は大事だね。3.11が100年前の出来事とかだったらたぶん純粋に創作として楽しめていたんだろうな。
ところで9.11が題材になっている『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』という映画があるんですけど……(しんどいが好きな映画)
閑話休題。
観終わるとみんなダイジンの話しかしないなということだけをなんとなく肌で感じてはいたがなるほどダイジン……。 なんかずっとしんどかったな……。
ダイジン、すずめにとってはミミズの現れる場所に絶対にいるので「あいつが扉を開けたんだ」ってなってたけど実際そうではなかったの、わざわいポケモンのアブソルみたいだったな。
アブソルも、災いが起こることを人々に知らせるために姿を現してたけど人々にとっては災いと共に現れる不吉なポケモン(「アブソルが災いを連れてくる」で因果が逆転している)として恐れられていたので。
すずめやそうたに何度も「要石に戻れ」と言われても「無理」って返してたの、思い返せば
・すずめが要石の封印を解いた(温もりを与えてダイジンの扉を開いた)
・ダイジンに捧げ物をした(煮干し)
・すずめが「お前かわいいね、うちの子になる?」と問いかけたのに対しダイジンが応えた
で、すずめがダイジン(神様)に対して「うちの子になる」→「要石の役目から解放する」の手順を無意識に踏んでいたんじゃないかな……ということをサダイジンがおばさんの口を使って「(すずめに「うちの子になろう」と言ったことについて)そんなの覚えてない」って言わせてダイジンに聞かせていたところで考えていた。
すずめの子になるには要石のままでは無理なのでその役目をそうた(自分を閉じ込める人間)に移したのかな……。
神様イズムな思考なのでダイジン的にはそうたや100万人の命についてはだいぶ淡白でありつつすずめに対しては「面白い」「楽しい」「好き」の感情で溢れててんあ〜……という感じです。ずっとひとりで寒くて冷たかったんだろうな。
「好き」の感情を向けられるとふくふくのツヤツヤになるけど「嫌い」の感情を向けられると途端にガリガリのよぼよぼになるところ、神様といえど人間の信仰がないと力出ないのかな……と思った。
そうたのおじいちゃんが「そうたはこれから何十年もの時をかけて神となり要石の役目を果たす」って言っていたから、ダイジンのまるで子どもみたいな言動からするにもしかしてダイジンも要石の為の神様になる前は人間だったりしたのかな……役目を担った時もしかして小さい子どもとかだったらなんかこう……しんどいな……と最後のあたりでぐるぐる考えてしまった……。
ダイジンとサダイジンのキャットファイトの声、リアルに猫のマジ喧嘩の声だったので再現度高すぎてにゃーんという感じです。あそこいちばん動揺してしまった。「そんなの覚えてない」とすずめに言い放ったおばさんにキレてたのかなと思ったけど、ちょっと違う気がしてきたな……サダイジンが「お前こんなところまで来て何やってんだ」的に諭してたのかな……。
おばさんとすずめ、すずめとダイジンで「うちの子になる」の闇を深めるのちょっとやめて欲しいですね…………(いちばんしんどかった)
あの後サダイジンはダイジンのこと毛繕いし出すので殺伐とした関係なのではないんだな……と安心した。
「ダイジンはすずめの子にはなれなかった」って言って要石に戻ったダイジン……ダイジン……
まだ映画観た衝動のまま書いているので何も整理ができてない……芹沢がいなかったら後半ずっとしんどかったです。いてくれて良かったよ芹沢。お前本当に良い奴……。
おばさんの負の感情「あんたを引き取ったせいで誰も家に呼べない」「コブ付きは誰も相手にしない」「姉さんのお金をもらっていてもこんな人生割に合わない」について、「思わなかったわけじゃない(そう考えてた時もあった)」と認めた上で、「でも、すずめへの気持ちはそれだけじゃない」ってはっきり伝えたところ、好きだな。
すずめもちゃんとその愛を受け取ってることが伝わるので……。
今まで「うまく言えない、なんでもない」で気持ちを伝えられなかったすずめと、心配している気持ちが長文お気持ちLINEになってしまうので煙たがられていたおばさんのちょっとすれ違い気味だった心が通ってたな、伝わってたなと思ったところなので……。
(あのシーンでうっかり楼座と真里亞について思いを馳せてしまった…………でも二人は黄金郷でずっと一緒なので…………)畳む
#映画
#感想
面白かったです(月並みな感想)
相変わらずぐちゃぐちゃに思ったことを書き連ねている。
観る前に「大震災の表現があります」「緊急アラートが鳴る描写があります」って映画館の窓口に表示されてるのを見て3.11の出来事は私たちにとってはまだまだリアルな出来事で全然他人事ではないよなぁ。創作の表現、どこまで配慮をすべきかホント難しいよなと思うなどした(観る前から3.11を題材にした作品なんだろうな……という先入観がなかったかといえば嘘になる)
そうたに「きみは死ぬことが怖くないのか」と問われて「怖くない」って即答するすずめ見た瞬間に「ああ、この子は3.11で津波被害のあった地域に住んでた子なんだろうな」みたいには思ってしまったので……。
3.11直後の当時授業だったかなんかの集まりだったかで『デイアフタートゥモロー』の鑑賞会をした時も「津波表現があるからダメな人は無理しないでね(実際ひとりパニックを起こした)」と言われながら観せられてたなと思った。あれも規模がデカすぎるが災害の映画だからなあ……。
などと当時の大混乱を思い出しながら観てました。
さすがにパニックまではいかなくても心臓はギュッてなったね……お化け屋敷じゃないんだから事前告知は大事だね。3.11が100年前の出来事とかだったらたぶん純粋に創作として楽しめていたんだろうな。
ところで9.11が題材になっている『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』という映画があるんですけど……(しんどいが好きな映画)
閑話休題。
観終わるとみんなダイジンの話しかしないなということだけをなんとなく肌で感じてはいたがなるほどダイジン……。 なんかずっとしんどかったな……。
ダイジン、すずめにとってはミミズの現れる場所に絶対にいるので「あいつが扉を開けたんだ」ってなってたけど実際そうではなかったの、わざわいポケモンのアブソルみたいだったな。
アブソルも、災いが起こることを人々に知らせるために姿を現してたけど人々にとっては災いと共に現れる不吉なポケモン(「アブソルが災いを連れてくる」で因果が逆転している)として恐れられていたので。
すずめやそうたに何度も「要石に戻れ」と言われても「無理」って返してたの、思い返せば
・すずめが要石の封印を解いた(温もりを与えてダイジンの扉を開いた)
・ダイジンに捧げ物をした(煮干し)
・すずめが「お前かわいいね、うちの子になる?」と問いかけたのに対しダイジンが応えた
で、すずめがダイジン(神様)に対して「うちの子になる」→「要石の役目から解放する」の手順を無意識に踏んでいたんじゃないかな……ということをサダイジンがおばさんの口を使って「(すずめに「うちの子になろう」と言ったことについて)そんなの覚えてない」って言わせてダイジンに聞かせていたところで考えていた。
すずめの子になるには要石のままでは無理なのでその役目をそうた(自分を閉じ込める人間)に移したのかな……。
神様イズムな思考なのでダイジン的にはそうたや100万人の命についてはだいぶ淡白でありつつすずめに対しては「面白い」「楽しい」「好き」の感情で溢れててんあ〜……という感じです。ずっとひとりで寒くて冷たかったんだろうな。
「好き」の感情を向けられるとふくふくのツヤツヤになるけど「嫌い」の感情を向けられると途端にガリガリのよぼよぼになるところ、神様といえど人間の信仰がないと力出ないのかな……と思った。
そうたのおじいちゃんが「そうたはこれから何十年もの時をかけて神となり要石の役目を果たす」って言っていたから、ダイジンのまるで子どもみたいな言動からするにもしかしてダイジンも要石の為の神様になる前は人間だったりしたのかな……役目を担った時もしかして小さい子どもとかだったらなんかこう……しんどいな……と最後のあたりでぐるぐる考えてしまった……。
ダイジンとサダイジンのキャットファイトの声、リアルに猫のマジ喧嘩の声だったので再現度高すぎてにゃーんという感じです。あそこいちばん動揺してしまった。「そんなの覚えてない」とすずめに言い放ったおばさんにキレてたのかなと思ったけど、ちょっと違う気がしてきたな……サダイジンが「お前こんなところまで来て何やってんだ」的に諭してたのかな……。
おばさんとすずめ、すずめとダイジンで「うちの子になる」の闇を深めるのちょっとやめて欲しいですね…………(いちばんしんどかった)
あの後サダイジンはダイジンのこと毛繕いし出すので殺伐とした関係なのではないんだな……と安心した。
「ダイジンはすずめの子にはなれなかった」って言って要石に戻ったダイジン……ダイジン……
まだ映画観た衝動のまま書いているので何も整理ができてない……芹沢がいなかったら後半ずっとしんどかったです。いてくれて良かったよ芹沢。お前本当に良い奴……。
おばさんの負の感情「あんたを引き取ったせいで誰も家に呼べない」「コブ付きは誰も相手にしない」「姉さんのお金をもらっていてもこんな人生割に合わない」について、「思わなかったわけじゃない(そう考えてた時もあった)」と認めた上で、「でも、すずめへの気持ちはそれだけじゃない」ってはっきり伝えたところ、好きだな。
すずめもちゃんとその愛を受け取ってることが伝わるので……。
今まで「うまく言えない、なんでもない」で気持ちを伝えられなかったすずめと、心配している気持ちが長文お気持ちLINEになってしまうので煙たがられていたおばさんのちょっとすれ違い気味だった心が通ってたな、伝わってたなと思ったところなので……。
(あのシーンでうっかり楼座と真里亞について思いを馳せてしまった…………でも二人は黄金郷でずっと一緒なので…………)畳む
#映画
#感想
2025/1/24
22:00
2022/10/29 さはん番外編『岳清源與沈清秋』途中の感想。
※邦訳されていない話についてなので未読注意。
あまりの出来事に読書がつらくなってきている……。
岳七、あまりにも沈九ルートの選択肢間違えすぎじゃない?!?!
どうして……どうして…………。
お前しか沈九ルートのトゥルーエンドに辿り着けなかったのに…………(沈九の世界はどこまでも岳七とそれ以外なので)
びっくりするほどに選択肢を間違えるのであまりの出来事に小九が死んでしまった……小九の中にいた唯一の光である岳七も死んでしまったよ。
トゥルーエンドは何かって? そんなものはどこにもないよ。
(原作の沈清秋は人渣(クズ)で苛め抜いた弟子に残虐非道な限りを尽くし拷問されて死ぬ運命なので)
昨日思わず読みながら過呼吸になったしこの翻訳読書というストレスフルな環境での読書の中で訳しながら初めて泣いた。優しさで人を殺すな。
“「怎麼不繼續說? 我等著你呢。反正已經等了好幾年,再多等一會兒也無妨。(どうして何も言わないんだ? 待つよ。もう何年も待っているんだから、もう少しくらい待ってもいい。)」”
あの沈九がここまで言葉を尽くしてなお正解を選び取れなかった岳清源…………。
(本編で語られた岳清源の独白から察するに彼の気持ちもわからなくはないが、それを踏まえても沈九から見た岳清源があまりにも残酷すぎて……)
正直に理由を話しても、嘘の理由を並べ立てても、何かしらを話していれば思い切り喧嘩も出来たし仲直りも出来たんだろうなと思うけど全部を自分ひとりで抱え込んで「對不起(すまない)」の一言しか言わないので、沈九はもはや怒ることも泣くことも許すことも出来なくなってしまった…………。こんなことってある?
地の文が彼のこと『岳七』ではなく『岳清源』と書くのもこの少し前からなのでよりしんどみが増す……。
お前の「すまない」の一言で辛うじて生きながらえていた小九が死んでしまった……。
岳清源との約束があるからどんな辛いことでも耐えられた沈九が、約束を破った理由すら言わなかった岳清源本人によって絶望の底に突き落とされるの本当に何…………。
岳七、沈九のことが何より大事なのに沈九攻略ゲームが壊滅的に下手くそ…………(でもそんな実直で真面目で優しい彼だからこそ今まで小九の心の支えになっていたのだろうが)
なんかこれ墨香銅臭作品で既視感ある関係性だな……と思ったけど魔道祖師の魏無羨(何がなんでも守る兄)と江澄(対等でありたかった弟)…………。どんなに悪口を言っても辛くあたっても魏無羨がすぐ折れるので喧嘩すらさせてもらえないあのどちらも大切な家族だと思っているのに永遠にすれ違う感じ…………。
さはん軸は、沈清秋に独白は出来ても既にそれを聞くべきだった『小九』はどこにもいない最悪の事態でしょ……?
原作軸でも、言い訳を一切しなかったが為に誤解が誤解を生んだまま関係は悪化して、最後は血で書かれた文と共に沈清秋の足を送り付けられ、彼を助けるために罠だと判りながら洛冰河の元へ向かって万の毒矢に貫かれて沈清秋に再会する前に死体も残らずに死ぬんでしょ…………?
さはん軸も原作軸も岳清源は何もかもが手遅れ…………。
なんだこの地獄…………(まだあと4編残ってる)畳む
#人渣反派自救系統
#感想
※邦訳されていない話についてなので未読注意。
あまりの出来事に読書がつらくなってきている……。
岳七、あまりにも沈九ルートの選択肢間違えすぎじゃない?!?!
どうして……どうして…………。
お前しか沈九ルートのトゥルーエンドに辿り着けなかったのに…………(沈九の世界はどこまでも岳七とそれ以外なので)
びっくりするほどに選択肢を間違えるのであまりの出来事に小九が死んでしまった……小九の中にいた唯一の光である岳七も死んでしまったよ。
トゥルーエンドは何かって? そんなものはどこにもないよ。
(原作の沈清秋は人渣(クズ)で苛め抜いた弟子に残虐非道な限りを尽くし拷問されて死ぬ運命なので)
昨日思わず読みながら過呼吸になったしこの翻訳読書というストレスフルな環境での読書の中で訳しながら初めて泣いた。優しさで人を殺すな。
“「怎麼不繼續說? 我等著你呢。反正已經等了好幾年,再多等一會兒也無妨。(どうして何も言わないんだ? 待つよ。もう何年も待っているんだから、もう少しくらい待ってもいい。)」”
あの沈九がここまで言葉を尽くしてなお正解を選び取れなかった岳清源…………。
(本編で語られた岳清源の独白から察するに彼の気持ちもわからなくはないが、それを踏まえても沈九から見た岳清源があまりにも残酷すぎて……)
正直に理由を話しても、嘘の理由を並べ立てても、何かしらを話していれば思い切り喧嘩も出来たし仲直りも出来たんだろうなと思うけど全部を自分ひとりで抱え込んで「對不起(すまない)」の一言しか言わないので、沈九はもはや怒ることも泣くことも許すことも出来なくなってしまった…………。こんなことってある?
地の文が彼のこと『岳七』ではなく『岳清源』と書くのもこの少し前からなのでよりしんどみが増す……。
お前の「すまない」の一言で辛うじて生きながらえていた小九が死んでしまった……。
岳清源との約束があるからどんな辛いことでも耐えられた沈九が、約束を破った理由すら言わなかった岳清源本人によって絶望の底に突き落とされるの本当に何…………。
岳七、沈九のことが何より大事なのに沈九攻略ゲームが壊滅的に下手くそ…………(でもそんな実直で真面目で優しい彼だからこそ今まで小九の心の支えになっていたのだろうが)
なんかこれ墨香銅臭作品で既視感ある関係性だな……と思ったけど魔道祖師の魏無羨(何がなんでも守る兄)と江澄(対等でありたかった弟)…………。どんなに悪口を言っても辛くあたっても魏無羨がすぐ折れるので喧嘩すらさせてもらえないあのどちらも大切な家族だと思っているのに永遠にすれ違う感じ…………。
さはん軸は、沈清秋に独白は出来ても既にそれを聞くべきだった『小九』はどこにもいない最悪の事態でしょ……?
原作軸でも、言い訳を一切しなかったが為に誤解が誤解を生んだまま関係は悪化して、最後は血で書かれた文と共に沈清秋の足を送り付けられ、彼を助けるために罠だと判りながら洛冰河の元へ向かって万の毒矢に貫かれて沈清秋に再会する前に死体も残らずに死ぬんでしょ…………?
さはん軸も原作軸も岳清源は何もかもが手遅れ…………。
なんだこの地獄…………(まだあと4編残ってる)畳む
#人渣反派自救系統
#感想
2025/1/24
21:59
2022/10/15 業卒アナザーエンド感想
すごかった。
何がすごいかって明言はされていないがこの結末を迎えても二人はシャンデリア百合心中するところなんですけど…………。
もう鳥肌が立ってしまった…………。
アニメとは何が違ったかといえば、訳もわからず梨花が巻き込まれたのではなく、お互いに何度もぶつかり合って二人で満足して心中することなんですけど…………。
沙都子の勉強に対する姿勢をアニメとの分岐としてここまで全く違う学園生活を送りながらもルチーア卒業後の二人の結末がやっぱりシャンデリア百合心中なのホント天才…………何…………びっくりした…………。
こんなの誰も二人の間に入り込めないよ…………納得の表紙絵の二人…………。
ありがとう竜騎士07先生。最高でした。 (拝んでいる)畳む
#ひぐらしのなく頃に
#感想
すごかった。
何がすごいかって明言はされていないがこの結末を迎えても二人はシャンデリア百合心中するところなんですけど…………。
もう鳥肌が立ってしまった…………。
アニメとは何が違ったかといえば、訳もわからず梨花が巻き込まれたのではなく、お互いに何度もぶつかり合って二人で満足して心中することなんですけど…………。
沙都子の勉強に対する姿勢をアニメとの分岐としてここまで全く違う学園生活を送りながらもルチーア卒業後の二人の結末がやっぱりシャンデリア百合心中なのホント天才…………何…………びっくりした…………。
こんなの誰も二人の間に入り込めないよ…………納得の表紙絵の二人…………。
ありがとう竜騎士07先生。最高でした。 (拝んでいる)畳む
#ひぐらしのなく頃に
#感想
2025/1/24
21:58
2022/7/3 京極と歩の話しかしてない。
ところで今略称打ってて気づいたが、何でコンビでも良かったのにわざわざペアにしたの? って思ったけどこの舞台のタイトル頭文字取ると「PaIR」でペア(pair)と綴り一緒なんだね天才かよ……。
(バディは友達って意味も含むからって言ってたけどペアもお揃いの意味があるんだよな……まあ目的は同じ復讐だけどさ)
閑話休題。
圧倒的に交わらない二人がものすごい勢いで惹かれ合いながら離れていくのすごいね
磁石かな……。
未だにどうしてこんなことになってしまったのか噛み砕けていない。
あんスタの世界をベースに成り立つドラマティカなので、「今見えている一面は氷山の一角にすぎない(見る角度により見え方や捉え方も変わる)ので、一方だけを見て人を判断してはいけない」という概念は根強くあるとは思ってる。 などと思いながら、人の感想を読んでいろいろ目から鱗だなとしていました。あとやっぱり切り離せなかった悠久奇譚の、三蔵と悟空概念が反転して京極と歩にハマるのはなるほどなと。
三蔵は、いつか悟空たちとまた交わる時が届くんじゃないか……みたいな希望を感じる(それが後何回旅を繰り返した後になるのかはわからないが)のに対して、歩は永遠に心がクロスロードしてて……おん……となる。あんなに京極さんのすごいところと好きなところぺらぺら喋れる京極専門強火オタクなのにどうして京極からの感情の受け取り方がこんなにも下手くそなのか……ああ、陽キャと陰キャの思考回路の溝が深い……(マジで1ミリも伝わってない)
面白いなと思ったのがルシカは京極のことを「パワハラブラック上司」と辟易していたのに対して歩は「本当に理想の上司だった(認めてくれなかったのが解せないが)」と真逆の評価を下しているところ。ルシカは立場上京極からアレコレと指示を与えられてたのに対して歩は「お前に任せる」で全てを一任されていたのとかも。
「ハイスペックモンスター」とあだ名をつけてめちゃくちゃ戦闘能力の才能を褒めちぎってたところからするに、「自分の癖を教え込んでその才能潰したくない」的な発言も心からの本心だったんだろうなとは思った。全然好意も評価も伝わってないどころか選択肢ミスってバッドエンドまっしぐらなんですけども。
歩は「ハイスペックモンスター」という異名の由来を話す時にめちゃくちゃ褒めちぎってた京極の話聞いてたか? 聞いてなかっただろ? 「こいついつも高まるとつらつら喋り出すんだよ〜」っていう京極の軽口発言も、普段からよく一緒に行動していないと感じないポイントではあるんだよなと思うんだけど。全く伝わってませんけど。
司令塔だったのにわざわざ自ら現場に出向いたのも歩が生きてるかもしれないと思ったからだったんじゃないか? 「京極さんが迎えに来てくれた……♪」でテンション上がりまくっててあんまり伝わってないですけど。
ところで2回目のアンコンシャス・バイアスの説明の時に「ほら、なんて言うんでしたっけ?」って京極に返事を求めたのに返ってこなくて苛立ちながら舌打ちしてた歩のところめちゃくちゃ好きですね……あの歩絶対「ほらやっぱり京極さんは僕に興味がない」ってガッカリしてるんだろうなという感情がありありと手に取れて…………最高ですね…………いろいろなショックで呆然としてる時に世間話の続きを始めないでいただきたい(これぞ陰キャ)
でも例え京極さんが歩の望む通りに彼に興味を持ち気持ちを言葉に表して真正面から好意や評価を伝えていたとしても、ファントムである限り目的を果たせば警察を去る(=刑事としての歩は死ぬ)ことは必然なので歩が京極に憧れを抱いた時点で詰んでるというこの……初手から詰んでるんだよ…………。ものすごい勢いでクロスロードする……。
歩がまたファントムを追いかける京極たちと邂逅する時、京極がどんな顔するのか考えただけで胃が引き攣りそう…………でも京極が追いつくまでファントムは世界をひっくり返さず待っているんだろうな………………(しかし再び交わった場所に信頼してた部下の歩はもういない……他でもない歩が殺したので)
ファントムはテロリスト『集団』であるから、個は全にして全は個だと思ってるんだけども、2年前のテーマパーク襲撃事件、歩が起こした事だとしたら感情がぐちゃぐちゃになるのでやめてほしい……他のファントムであってくれ……(闇に手を染めながらも希望と共に光へ向かうルシカと光に身を置きながらもその実絶望と闇しかなかった歩の対比よ)
もうかき混ぜられるものないよ……。
個人的にいちばん好きなセリフは斗真の『和蒜はセットか?(小声)』です。語呂がいい。セットです(^^)
落ち着いてきたら改めてルシカと斗真のことや和蒜とギィの関係とか斗真の素性とか和蒜と歩の関係とかルシカの過去とかいろいろ噛み締めたいです……いろいろな小骨が喉に引っ掛かっている……こんなはずじゃなかったんだよ…………歩と京極に感情が大渋滞している…………。
歩、たぶんね、次一緒に飲み会に行った時には京極さんはね、君に「唐揚げにレモンかける?」(あるいは「唐揚げにレモンかけるの嫌だったよな?」)って聞いてくれると思うんだよね……もう二度とその機会は訪れないけどな!!!! ぜーんぶお前が壊した!!!!!!!!(ぐちゃぐちゃだよもう)畳む
#あんさんぶるスターズ
#感想
#ドラマティカ
ところで今略称打ってて気づいたが、何でコンビでも良かったのにわざわざペアにしたの? って思ったけどこの舞台のタイトル頭文字取ると「PaIR」でペア(pair)と綴り一緒なんだね天才かよ……。
(バディは友達って意味も含むからって言ってたけどペアもお揃いの意味があるんだよな……まあ目的は同じ復讐だけどさ)
閑話休題。
圧倒的に交わらない二人がものすごい勢いで惹かれ合いながら離れていくのすごいね
磁石かな……。
未だにどうしてこんなことになってしまったのか噛み砕けていない。
あんスタの世界をベースに成り立つドラマティカなので、「今見えている一面は氷山の一角にすぎない(見る角度により見え方や捉え方も変わる)ので、一方だけを見て人を判断してはいけない」という概念は根強くあるとは思ってる。 などと思いながら、人の感想を読んでいろいろ目から鱗だなとしていました。あとやっぱり切り離せなかった悠久奇譚の、三蔵と悟空概念が反転して京極と歩にハマるのはなるほどなと。
三蔵は、いつか悟空たちとまた交わる時が届くんじゃないか……みたいな希望を感じる(それが後何回旅を繰り返した後になるのかはわからないが)のに対して、歩は永遠に心がクロスロードしてて……おん……となる。あんなに京極さんのすごいところと好きなところぺらぺら喋れる京極専門強火オタクなのにどうして京極からの感情の受け取り方がこんなにも下手くそなのか……ああ、陽キャと陰キャの思考回路の溝が深い……(マジで1ミリも伝わってない)
面白いなと思ったのがルシカは京極のことを「パワハラブラック上司」と辟易していたのに対して歩は「本当に理想の上司だった(認めてくれなかったのが解せないが)」と真逆の評価を下しているところ。ルシカは立場上京極からアレコレと指示を与えられてたのに対して歩は「お前に任せる」で全てを一任されていたのとかも。
「ハイスペックモンスター」とあだ名をつけてめちゃくちゃ戦闘能力の才能を褒めちぎってたところからするに、「自分の癖を教え込んでその才能潰したくない」的な発言も心からの本心だったんだろうなとは思った。全然好意も評価も伝わってないどころか選択肢ミスってバッドエンドまっしぐらなんですけども。
歩は「ハイスペックモンスター」という異名の由来を話す時にめちゃくちゃ褒めちぎってた京極の話聞いてたか? 聞いてなかっただろ? 「こいついつも高まるとつらつら喋り出すんだよ〜」っていう京極の軽口発言も、普段からよく一緒に行動していないと感じないポイントではあるんだよなと思うんだけど。全く伝わってませんけど。
司令塔だったのにわざわざ自ら現場に出向いたのも歩が生きてるかもしれないと思ったからだったんじゃないか? 「京極さんが迎えに来てくれた……♪」でテンション上がりまくっててあんまり伝わってないですけど。
ところで2回目のアンコンシャス・バイアスの説明の時に「ほら、なんて言うんでしたっけ?」って京極に返事を求めたのに返ってこなくて苛立ちながら舌打ちしてた歩のところめちゃくちゃ好きですね……あの歩絶対「ほらやっぱり京極さんは僕に興味がない」ってガッカリしてるんだろうなという感情がありありと手に取れて…………最高ですね…………いろいろなショックで呆然としてる時に世間話の続きを始めないでいただきたい(これぞ陰キャ)
でも例え京極さんが歩の望む通りに彼に興味を持ち気持ちを言葉に表して真正面から好意や評価を伝えていたとしても、ファントムである限り目的を果たせば警察を去る(=刑事としての歩は死ぬ)ことは必然なので歩が京極に憧れを抱いた時点で詰んでるというこの……初手から詰んでるんだよ…………。ものすごい勢いでクロスロードする……。
歩がまたファントムを追いかける京極たちと邂逅する時、京極がどんな顔するのか考えただけで胃が引き攣りそう…………でも京極が追いつくまでファントムは世界をひっくり返さず待っているんだろうな………………(しかし再び交わった場所に信頼してた部下の歩はもういない……他でもない歩が殺したので)
ファントムはテロリスト『集団』であるから、個は全にして全は個だと思ってるんだけども、2年前のテーマパーク襲撃事件、歩が起こした事だとしたら感情がぐちゃぐちゃになるのでやめてほしい……他のファントムであってくれ……(闇に手を染めながらも希望と共に光へ向かうルシカと光に身を置きながらもその実絶望と闇しかなかった歩の対比よ)
もうかき混ぜられるものないよ……。
個人的にいちばん好きなセリフは斗真の『和蒜はセットか?(小声)』です。語呂がいい。セットです(^^)
落ち着いてきたら改めてルシカと斗真のことや和蒜とギィの関係とか斗真の素性とか和蒜と歩の関係とかルシカの過去とかいろいろ噛み締めたいです……いろいろな小骨が喉に引っ掛かっている……こんなはずじゃなかったんだよ…………歩と京極に感情が大渋滞している…………。
歩、たぶんね、次一緒に飲み会に行った時には京極さんはね、君に「唐揚げにレモンかける?」(あるいは「唐揚げにレモンかけるの嫌だったよな?」)って聞いてくれると思うんだよね……もう二度とその機会は訪れないけどな!!!! ぜーんぶお前が壊した!!!!!!!!(ぐちゃぐちゃだよもう)畳む
#あんさんぶるスターズ
#感想
#ドラマティカ
2025/1/24
21:55
2022/7/1 劇団『ドラマティカ』ACT2/『Phantom and Invisible Resonance』 感想
6/25(土)18:00公演の配信
ドラマティカ面白〜い…………第二弾でも世界観は違えどドロドロに煮詰めた煮凝りのような執着という名の愛の物語だったなんてことある……??
(観終わって混乱しながら時間の許す限り二周目観た……もっと早くに観れば良かったな……何が起こったんだろう……)
思考が全部京極と歩に持って行かれてしまった………一体何を見せられていたんだろう……。
ダブルカーテンコールでレオが「ナルがくねくねしてる〜!!」ってにこにこしたところでやっと我に返った…………。嵐がくねくねしてると安心するね……見たことはないが我々がよく知ってる光景……。
ところで舞台という物語において登場人物があえて毎回カクテルの名前を言いながら置くってことはそれには意味があるということでそういえばカクテル言葉ってのが世の中には存在したな……と思ってギイが歩にカクテル出した時に気が付いたのでもそもそと調べた……んだけども京極さあ…………(感情がぐちゃぐちゃになってる)
ルシカ/ジントニック
カクテル言葉は「強い意志」「いつも希望を捨てない貴方へ」 ジンをトニックウォーターで割り、ライムを加えたスタンダードカクテル。シンプル故にごまかしがきかない。
京極/マルガリータ
カクテル言葉は「無言の愛」「悲恋」 テキーラベースのショートカクテル。 名前の由来は、1926年、恋人マルガリータと狩猟に出かけ、そのとき彼女は誰かが誤って撃った流れ弾に当たり亡くなってしまった。その彼女を偲んで創作した、というもの。
斗真/トムコリンズ
カクテル言葉は「親友」 ジンベースのロングドリンク。 さっぱりとしていて飲みやすい。
和蒜/スティンガー
カクテル言葉は「危険な香り」 ブランデーベースの甘口のカクテル。 飲みやすさからは想像できないほどのアルコール度数を持つ。
ギイ/シャーリーテンプル(?)
カクテル言葉は「用心深い」 ノンアルコールカクテル。ジンジャエールにグレナデンシロップを加えたもの。 違うかもしらんが……。
歩/デニッシュメアリー
カクテル言葉は「あなたの心が見えない」 アクアビットをベースにトマトジュースで割るカクテル。ブラッディメアリーのアクアビット版。
お酒のこと何も分からんのでわからんけど……。
繰り返すと言えば、「空は青いか」問答、ついうみねこでの「海は青いか」問答を思い出していたのだが、これはあれかな、ファントム側に与している時と情報を教えてくれない時にしか言ってないので、ファントム側の人間であることの示唆なのかな……2回じゃまだ何も分からんが……。
もう感情が追いついてこないので一旦好きな殺陣の話をするんですけど、斗真の武器がスタンガンと短剣(ナイフ)なのいいね……。小柄であることを活かして動き回って力がなくても敵を倒せる武器……。ギイのカトラリーの投げ技も和蒜の仕込み杖も歩のチェーン?も良い……スタンガンの電気を通して刺した敵を感電させるの楽しいな……天才…………いろいろな武器がある……さすが裏世界……。あとプロジェクトマッピングと動く布で割れるガラス窓……最高……飛び込む窓がなければ作ればいい……。あの演出好き……。あと斗真の動きが良い……軽やかであり、しなやか……受け身の取り方が好き……山猫のよう……。斗真の戦い方だいぶ好きだな私……。 あとDFのMVみのあるモニター配置が、個人的に大好きな某劇団のパネル芸の演出を思い出したなど。
……話は戻るんですけど。
ここでいう斗真の愛は優しく包み込むようなものではなくて、削ぎ落としていけば「Look at me.」になるんでは……みたいなこの……。憧れが少しずつ歪んで今の形になりましたみたいなこの…………え、何…………。怖いな…………。ちょっとまだ噛み砕けない……助けて…………。(メインのルシカと斗真の二人のがんばり物語を見ていたと思っていたら予想外の方向から鈍器で殴られてる) 信頼してるお前なら言わなくても分かるだろ的な愛情と言葉にして言ってくれなきゃあなたの考えてくれてることがわからない系のこの……。
終盤の唐揚げ問答も、歩のことがあったから京極は言葉にして二人に聞いたんだろうなと思うのだがそれを知った歩があのノリ嫌いと言いつつ「俺には一度もレモンのこと聞かなかったくせに」とジェラってるこの、盗聴や又聞きでは心の機微まで伝わらねえよな……っていうこの……。
どっちも感情のベクトルがでかいよォ……。
テロリスト問題は全然解決してないんだけどな……感情が忙しい……。ところでちょいちょい新世界ベースのBGMがファントム独白のところで流れるの楽しいね……。
ちょっとまだいろいろ噛み締めておく…………。
カーテンコールで劇中劇であることを思い出させてくれる……本当にすごいな……キャラ観がブレない……ありがとうドラマティカ……めっちゃ好き……。畳む
#あんさんぶるスターズ
#感想
#ドラマティカ
6/25(土)18:00公演の配信
ドラマティカ面白〜い…………第二弾でも世界観は違えどドロドロに煮詰めた煮凝りのような執着という名の愛の物語だったなんてことある……??
(観終わって混乱しながら時間の許す限り二周目観た……もっと早くに観れば良かったな……何が起こったんだろう……)
思考が全部京極と歩に持って行かれてしまった………一体何を見せられていたんだろう……。
ダブルカーテンコールでレオが「ナルがくねくねしてる〜!!」ってにこにこしたところでやっと我に返った…………。嵐がくねくねしてると安心するね……見たことはないが我々がよく知ってる光景……。
ところで舞台という物語において登場人物があえて毎回カクテルの名前を言いながら置くってことはそれには意味があるということでそういえばカクテル言葉ってのが世の中には存在したな……と思ってギイが歩にカクテル出した時に気が付いたのでもそもそと調べた……んだけども京極さあ…………(感情がぐちゃぐちゃになってる)
ルシカ/ジントニック
カクテル言葉は「強い意志」「いつも希望を捨てない貴方へ」 ジンをトニックウォーターで割り、ライムを加えたスタンダードカクテル。シンプル故にごまかしがきかない。
京極/マルガリータ
カクテル言葉は「無言の愛」「悲恋」 テキーラベースのショートカクテル。 名前の由来は、1926年、恋人マルガリータと狩猟に出かけ、そのとき彼女は誰かが誤って撃った流れ弾に当たり亡くなってしまった。その彼女を偲んで創作した、というもの。
斗真/トムコリンズ
カクテル言葉は「親友」 ジンベースのロングドリンク。 さっぱりとしていて飲みやすい。
和蒜/スティンガー
カクテル言葉は「危険な香り」 ブランデーベースの甘口のカクテル。 飲みやすさからは想像できないほどのアルコール度数を持つ。
ギイ/シャーリーテンプル(?)
カクテル言葉は「用心深い」 ノンアルコールカクテル。ジンジャエールにグレナデンシロップを加えたもの。 違うかもしらんが……。
歩/デニッシュメアリー
カクテル言葉は「あなたの心が見えない」 アクアビットをベースにトマトジュースで割るカクテル。ブラッディメアリーのアクアビット版。
お酒のこと何も分からんのでわからんけど……。
繰り返すと言えば、「空は青いか」問答、ついうみねこでの「海は青いか」問答を思い出していたのだが、これはあれかな、ファントム側に与している時と情報を教えてくれない時にしか言ってないので、ファントム側の人間であることの示唆なのかな……2回じゃまだ何も分からんが……。
もう感情が追いついてこないので一旦好きな殺陣の話をするんですけど、斗真の武器がスタンガンと短剣(ナイフ)なのいいね……。小柄であることを活かして動き回って力がなくても敵を倒せる武器……。ギイのカトラリーの投げ技も和蒜の仕込み杖も歩のチェーン?も良い……スタンガンの電気を通して刺した敵を感電させるの楽しいな……天才…………いろいろな武器がある……さすが裏世界……。あとプロジェクトマッピングと動く布で割れるガラス窓……最高……飛び込む窓がなければ作ればいい……。あの演出好き……。あと斗真の動きが良い……軽やかであり、しなやか……受け身の取り方が好き……山猫のよう……。斗真の戦い方だいぶ好きだな私……。 あとDFのMVみのあるモニター配置が、個人的に大好きな某劇団のパネル芸の演出を思い出したなど。
……話は戻るんですけど。
ここでいう斗真の愛は優しく包み込むようなものではなくて、削ぎ落としていけば「Look at me.」になるんでは……みたいなこの……。憧れが少しずつ歪んで今の形になりましたみたいなこの…………え、何…………。怖いな…………。ちょっとまだ噛み砕けない……助けて…………。(メインのルシカと斗真の二人のがんばり物語を見ていたと思っていたら予想外の方向から鈍器で殴られてる) 信頼してるお前なら言わなくても分かるだろ的な愛情と言葉にして言ってくれなきゃあなたの考えてくれてることがわからない系のこの……。
終盤の唐揚げ問答も、歩のことがあったから京極は言葉にして二人に聞いたんだろうなと思うのだがそれを知った歩があのノリ嫌いと言いつつ「俺には一度もレモンのこと聞かなかったくせに」とジェラってるこの、盗聴や又聞きでは心の機微まで伝わらねえよな……っていうこの……。
どっちも感情のベクトルがでかいよォ……。
テロリスト問題は全然解決してないんだけどな……感情が忙しい……。ところでちょいちょい新世界ベースのBGMがファントム独白のところで流れるの楽しいね……。
ちょっとまだいろいろ噛み締めておく…………。
カーテンコールで劇中劇であることを思い出させてくれる……本当にすごいな……キャラ観がブレない……ありがとうドラマティカ……めっちゃ好き……。畳む
#あんさんぶるスターズ
#感想
#ドラマティカ
2025/1/24
21:53
2022/4/15 陳情令吹替版1話を見て(50話まで視聴済みの為ネタバレ注意)
陳情令吹替で1話観て、やっと会話の意図を掴めたかなと思ったので備忘録的なメモ。
ただの頭の中の整理です。
原作だと献舎としか書かれてなかったが、ドラマだとそこにさらに舎身呪という設定が加わってるところは理解していた。詳しいことはふわっとしかわからん(仙師のあたりまえ仕草をよくわかってないところはある)が、蘇った身体は莫玄羽ではなくて完全に魏無羨の姿になってる……ので、知り合いに会うと一発アウト。
彼から蘇ってまず確認したのが、
「(莫家の従者に素顔を見られて)俺は……莫玄羽か?」
「いつもは仮面を被ってたのか?」
「ちなみに、俺は何歳で金鱗台に行ったんだ?」
だったの、完全に見た目が「魏無羨」であるが莫家の人間は誰も自分が別人だと気づかない(素顔を観ても莫玄羽だと思ってる)ってことをあそこで全部確認したんだな〜…………というのを1話5回観てやっと気づいた。
結果的に、
・莫家の人間は魏無羨の顔を見ても彼が莫玄羽だと認識している
・莫玄羽は金燐台を追い出されて戻ってきてからは気が触れたように毎日顔を白粉で塗りたくったり仮面をつけたりしていた(戻ってきて以降彼の素顔は誰もはっきり見ていない)
・13歳の時に金鱗台に連れて行かれた(子供の頃の面影しか知らない莫家の人間は誰も大人になった莫玄羽の素顔を知らない)
……ということがわかった、と。
……16年ずっと死んでた人間とは思えないスムーズな状況把握。頭の回転がめちゃくちゃ早いんだな〜〜。
あと、講談師が「3日間夷陵老祖の話をしたら金子をやる」と依頼され、夷陵老祖の話をしていたシーン、なぜわざわざ話をしていたんだろうなとずっと疑問だったが、同時期に莫家周辺に陰虎符の痕跡のある刀霊を放つことで、「これは夷陵老祖の仕業である」と印象付けることができるので、
①万が一、舎身呪が失敗して魏無羨が蘇らなくても、講談師の話を聞いていた藍氏の弟子たちがピンチになる→信号弾で含光君に助けを呼ぶ→逢乱必出の含光君がそこからわずかでも魏無羨の痕跡を感じ取り事件の解決に動いてくれる
②(おそらく莫玄羽が舎身呪を行うことを知っていたので)蘇った夷陵老祖に確実に復讐を手伝ってもらう為に、外堀を埋めた(いわゆる尻拭い)
の、二重保険かな…………と思うとこっちも相当頭が切れてるというか、如何に自分の手を汚さずに片をつけるかの術をよく心得ているというか……。はー……。
景儀くんの「夷陵老祖は死んだのですか?」の問いに、講談師が後ろを伺いながら「崖や下からはいくら探しても魂も身体も見つからなかった」「もしかしたら今夜にでも蘇るかも」と、「死んだ」と断言をしなかったのは、なんか、依頼主も死んだとは認めたくない情のような感情があったのかな……などと考えていた。
吹替、字幕とはまた違ったニュアンスで会話を聞けるので楽しいですね…………じわじわと見ていきます。畳む
#魔道祖師
#感想
#陳情令
陳情令吹替で1話観て、やっと会話の意図を掴めたかなと思ったので備忘録的なメモ。
ただの頭の中の整理です。
原作だと献舎としか書かれてなかったが、ドラマだとそこにさらに舎身呪という設定が加わってるところは理解していた。詳しいことはふわっとしかわからん(仙師のあたりまえ仕草をよくわかってないところはある)が、蘇った身体は莫玄羽ではなくて完全に魏無羨の姿になってる……ので、知り合いに会うと一発アウト。
彼から蘇ってまず確認したのが、
「(莫家の従者に素顔を見られて)俺は……莫玄羽か?」
「いつもは仮面を被ってたのか?」
「ちなみに、俺は何歳で金鱗台に行ったんだ?」
だったの、完全に見た目が「魏無羨」であるが莫家の人間は誰も自分が別人だと気づかない(素顔を観ても莫玄羽だと思ってる)ってことをあそこで全部確認したんだな〜…………というのを1話5回観てやっと気づいた。
結果的に、
・莫家の人間は魏無羨の顔を見ても彼が莫玄羽だと認識している
・莫玄羽は金燐台を追い出されて戻ってきてからは気が触れたように毎日顔を白粉で塗りたくったり仮面をつけたりしていた(戻ってきて以降彼の素顔は誰もはっきり見ていない)
・13歳の時に金鱗台に連れて行かれた(子供の頃の面影しか知らない莫家の人間は誰も大人になった莫玄羽の素顔を知らない)
……ということがわかった、と。
……16年ずっと死んでた人間とは思えないスムーズな状況把握。頭の回転がめちゃくちゃ早いんだな〜〜。
あと、講談師が「3日間夷陵老祖の話をしたら金子をやる」と依頼され、夷陵老祖の話をしていたシーン、なぜわざわざ話をしていたんだろうなとずっと疑問だったが、同時期に莫家周辺に陰虎符の痕跡のある刀霊を放つことで、「これは夷陵老祖の仕業である」と印象付けることができるので、
①万が一、舎身呪が失敗して魏無羨が蘇らなくても、講談師の話を聞いていた藍氏の弟子たちがピンチになる→信号弾で含光君に助けを呼ぶ→逢乱必出の含光君がそこからわずかでも魏無羨の痕跡を感じ取り事件の解決に動いてくれる
②(おそらく莫玄羽が舎身呪を行うことを知っていたので)蘇った夷陵老祖に確実に復讐を手伝ってもらう為に、外堀を埋めた(いわゆる尻拭い)
の、二重保険かな…………と思うとこっちも相当頭が切れてるというか、如何に自分の手を汚さずに片をつけるかの術をよく心得ているというか……。はー……。
景儀くんの「夷陵老祖は死んだのですか?」の問いに、講談師が後ろを伺いながら「崖や下からはいくら探しても魂も身体も見つからなかった」「もしかしたら今夜にでも蘇るかも」と、「死んだ」と断言をしなかったのは、なんか、依頼主も死んだとは認めたくない情のような感情があったのかな……などと考えていた。
吹替、字幕とはまた違ったニュアンスで会話を聞けるので楽しいですね…………じわじわと見ていきます。畳む
#魔道祖師
#感想
#陳情令
巷で話題の『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』を観てきました。
シリーズはほとんど知らないのですが、メインビジュアルが気になって…………。
のんびり観に行ったので特典はもらえなかったですが楽しかったです。
戦後直後の昭和の世界観、男と男の絆、クローズドサークルで起こる連続殺人事件、初見でも楽しい物語構成、全部面白かった〜。
思ったよりも戦闘シーンがガッツリ戦闘してて良かった。
ゲゲ郎の人間じゃないぜって感じの馬鹿力とか、水木の斧や銃の扱いとか…………。 猫娘がめちゃくちゃ美人なのがすごくびっくりしたけど…………。
エンドロールでキャラ名と声優さんを一致させようとして目を凝らしてたんですけど、最近また視力が落ちたのか全然見えなくて……文字ちっちゃいな〜ってなったんですけど。
たぶんあそこは観て欲しいのはイラストの方だったんだろうなという制作側の意図をお家に帰ってきた頃になんとなく理解しました。
記憶をなくした水木がなんとなく気になって例の村に戻った後の話というか……追いかけてきた包帯男がゲゲ郎なんだろうなって……水木は覚えてないから急に包帯男に追いかけられたらそりゃ怖いよな……。でもやっぱり気になってまた戻ってくるんだな…………。
ゲゲ郎、途中から水木のことを「相棒」と呼び、最期には「友」と呼んでいて(それは記憶があろうとなかろうと水木は知りようがない事実で)ウワーッ! ってなっちゃったな……。そういうの大好物なので…………。
墓場から出てきた得体の知れない赤ん坊を誰かと約束をしたような気がする……で殺さずに育てる道を選んだ水木っていうあのエンドロールからラストまでの数分に今回の映画の見せたかったところが詰まってるのかなと感じました。
しかし令和の世界で煙草の煙溢れる車内の描写が見られたの、痺れたなあ…………今では喫煙者はどんどん追いやられているが昔は本当にどこでも当たり前に吸ってたもんなあ…………本当に当時とは価値観が違うよね………なんだか喫煙者も扱いだけ見ると妖怪みたいだね…………。
上映しているうちにもう一回くらい観に行きたいなあ。
ところで村から出たい女の子の名前が沙代だったのは意図的だったのだろうか……偶然だったんだろうか…………。
うみねこ村の人間としてはなんともいえない顔になってしまった。畳む
#映画
#感想