2025/1/24
23:43
本編読んでいる時は尚清華のことシステムとグルだと思っていたので「尚清華にも沈清秋とは別のシステムが見えている」という描写は向天打飛機の嘘だと思ってた時期もありましたが、尚清華の番外編で確かに存在しているんだよな……絶世黄瓜が知覚できなくて向天打飛機にしか見えていない理不尽要求システムが……。
「もう少し具体的に任務の内容を教えてくれるか、それか何かヒントとかないの?」
「ご存知でしょう」
の冷めたやり取りをしていたあのシステムちゃんが本編後急に100質を始め出して受けとか攻めとか言い出してきたことも俺にはなんでなのかよくわかりません。総合エネルギー源に聞いてください。
それに比べてイージーモードを用意したり度々親切なアドバイス()をしてくれたりする沈清秋のシステムちゃん、まあ、絶世黄瓜には目的を達してもらわなきゃ困るから懇切丁寧にもなるよね……目的達成にプレイヤーの生死は問わなかったけど別に敵ではないし……。マジで尚清華のシステムってなんなんだろうな…………(以前の「物語から原作者へのの復讐」説以外しっくりくる説明が思いつかない)畳む
#人渣反派自救系統
「もう少し具体的に任務の内容を教えてくれるか、それか何かヒントとかないの?」
「ご存知でしょう」
の冷めたやり取りをしていたあのシステムちゃんが本編後急に100質を始め出して受けとか攻めとか言い出してきたことも俺にはなんでなのかよくわかりません。総合エネルギー源に聞いてください。
それに比べてイージーモードを用意したり度々親切なアドバイス()をしてくれたりする沈清秋のシステムちゃん、まあ、絶世黄瓜には目的を達してもらわなきゃ困るから懇切丁寧にもなるよね……目的達成にプレイヤーの生死は問わなかったけど別に敵ではないし……。マジで尚清華のシステムってなんなんだろうな…………(以前の「物語から原作者へのの復讐」説以外しっくりくる説明が思いつかない)畳む
#人渣反派自救系統
2025/1/24
23:39
奪舎じゃなく献舎……奪舎じゃなく献舎なら、全て説明がつくんじゃないか…………??(ひとりごと)
魂を天地に返す代わりに悪霊に身体に入ってもらい願いを叶えてもらう、術者の意思が優先されるのでいくら納得がいかなくても、召喚された以上は契約に応じたことになるので、召喚された者は願いを叶えない限り呪いが発動して魂は滅ぼされ永遠に生まれ変われなくなる……やっぱり献舎かそれに近い術式では??
この理論でいくと、沈垣は悪霊でもなければ生身のただの一般人オタクだったので、システムちゃんあるいは献舎かそれに似た術を実行した沈九によってさはん世界に召喚するためだけにコ…されたになってしまう……。「この結末に強い不満を持つ者」が条件であれば死んだタイミング的に「最終話にブチ切れ憤死(アニメだと饅頭を喉に詰まらせ窒息死)」な沈垣ほど適任はいないんですけど…………。
本編以降、冰哥が来ようが冰妹が幼児化しようがあのシステムちゃんが沈黙を貫き続けていたことに関しても、システムという存在自体が魔道祖師でいう莫玄羽の腕に残されていた傷と同じ役割を果たしていたから(目的は達せられたので出てこなかった)なんじゃないかな……とも取れるな……などと。
じゃあ尚清華のとこのシステムって何? 俺にもよくわかりません。畳む
何故か端末に魔道祖師の電子書籍があるので……手元に本がない時でもいつでも読めるので献舎について読み返してたんですけど……でもなんで本がお家にあるのに電子書籍まで手元にあるんでしょうね……不思議…………わたしちょっとよくわからない……。
#人渣反派自救系統
魂を天地に返す代わりに悪霊に身体に入ってもらい願いを叶えてもらう、術者の意思が優先されるのでいくら納得がいかなくても、召喚された以上は契約に応じたことになるので、召喚された者は願いを叶えない限り呪いが発動して魂は滅ぼされ永遠に生まれ変われなくなる……やっぱり献舎かそれに近い術式では??
この理論でいくと、沈垣は悪霊でもなければ生身のただの一般人オタクだったので、システムちゃんあるいは献舎かそれに似た術を実行した沈九によってさはん世界に召喚するためだけにコ…されたになってしまう……。「この結末に強い不満を持つ者」が条件であれば死んだタイミング的に「最終話にブチ切れ憤死(アニメだと饅頭を喉に詰まらせ窒息死)」な沈垣ほど適任はいないんですけど…………。
本編以降、冰哥が来ようが冰妹が幼児化しようがあのシステムちゃんが沈黙を貫き続けていたことに関しても、システムという存在自体が魔道祖師でいう莫玄羽の腕に残されていた傷と同じ役割を果たしていたから(目的は達せられたので出てこなかった)なんじゃないかな……とも取れるな……などと。
じゃあ尚清華のとこのシステムって何? 俺にもよくわかりません。畳む
何故か端末に魔道祖師の電子書籍があるので……手元に本がない時でもいつでも読めるので献舎について読み返してたんですけど……でもなんで本がお家にあるのに電子書籍まで手元にあるんでしょうね……不思議…………わたしちょっとよくわからない……。
#人渣反派自救系統
2025/1/24
22:29
1/13 うみステ5EVE昼・夜の回。EP5について若干内容に触れるのでネタバレ注意。
相変わらずリアルタイムに感想を書く体力がない……。
ということで1/13に昼の部・夜の部と2回観てきました。
絶賛金欠ではあるのですが、せっかく現地で観るなら両方観たいじゃないですか……夜は郷田さんもいるし……。チケットもう持ってるし……。
それとこれは本編とは特に何も関係ないのですが、新年初めての07th関連イベントということで、フォロワーにたくさん会って新年の挨拶をするなどしました。タイミングが合わず挨拶できなかった方々もいらっしゃいましたが……。気持ち的には同窓会だなぁとしみじみしました。
下手したら近所の友人より会っている……みんな所在地がバラバラなのに……それだけジャンルが活発ということなんだろうな。ありがたいことである。
(そしてどんどん消えていくお金……)
ということで以下つらつらと感想です。
順序バラバラで言いたいこと全部言おうとしているのでとても冗長……。
昼の部は、10代組プラス霧江さんという組み合わせでのトークパート。
質問コーナーで「朱志香が紗音と嘉音に誕生日プレゼントをあげるならどんなものか(逆に紗音嘉音はどんなものをもらったら嬉しいか)」という質問があったんですけど……めちゃくちゃ回答がかわいかった。
「嘉音くんには文化祭の思い出を形にして渡したいから、ギターピック(そして嘉音はプレゼントの趣旨を理解していないし、朱志香一人だけが満足しているという空回りをする)」
「紗音には譲治兄さんと電話以外でもいっぱい語り合って欲しいから、可愛い便箋」
か、かわいすぎませんかッ……!!!!!!
大滝さんの回答にマスクの下でにこにこ微笑んでしまった……。
基本的に相手に寄り添ってプレゼントを考えているのに本命の嘉音にはちょっと空回りな対応しちゃうところとか……スピンオフで見たすぎるかわいい回答でした。
それに対して、YAEさんMIOさんの回答が
「お揃いのマグカップ(休憩の時とかにそれを使って飲み物を飲みながら、お嬢様からのプレゼントなんだ……って二人だけの秘密ににっこりする)」
だったのもかわいかったです。
そういう二次創作めっちゃ読みたい……。
あと、OPが前編と後編で変わっていたことについて、
「EP5以降もやりたい気持ちはあるし、本当ならEP5のOPで『うみねこのなく頃に』を使用したかった。だが、色々な事情によってそれが叶わないかもしれない(演出を決める時点ではできるかどうかわからなかった)……ならば出し惜しみはせず、ちょうど出題編の区切りということで、前後編でOPを変える事にした」
「あと、やっぱり原作のOPが流れてきたら、原作ファンはめちゃくちゃテンション上がるでしょう? 実際、本番でOPが流れてきた時、自分もめちゃくちゃテンションが上がった」
とマサミさんが仰っていて……。
そんな裏話があったのか……と思うなどしました。
クラシックスさんのことは全面的に信頼しているので、このままEP8まで駆け抜けてくれると信じているのですが、シリーズものの舞台を順当に続けられることって、決して当たり前ではないんですよね……。舞台を公演するにはもちろんお金がかかるし、公式の公演許諾や、会場やキャスト、裏方のスタッフなどなど、色々な条件が揃って初めて形になるものなんだなということに、改めて気付かされました。
私も、End me. のOPが「うみねこのなく頃に」だった時、めちゃくちゃテンション上がりました……正直に言うとアニメは諸事情でリアタイできず、ここ数年で初めて最終話まで通過した身なので……。原作のOP、最高……。
でもOPが違うことにより、キャストの方々は、配置や動きが微妙に違くて紛らわしかったという別問題が発生していたそうな。
というか川隅さん、「ティラミス富竹」ご存知なんだ……。
EP4の好きなシーンのパートでは、川隅さんの
「End me. ラストの再構築シーンは20分くらいずっと戦人とベアトしか喋らないパートが続く。シーンが始まったら楽しいが、長台詞が続くため、ここまでに気持ちを作る(何も考えなくてもセリフが口から出てくるレベルに持っていく)のがすごく大変だった」
というコメントが印象的でした。
長回し、観ている時はそこまで意識していなかったのですが、よくよく考えてみると、この長いセリフを噛まずに、それも立て続けに喋り続けるのってめちゃくちゃすごい……。
それに対するマサミさんの
「他の役者なら、役者としての常識的なセリフ量を遥かに超えているのでこの演出ではやらせない。美慎だから任せられた」
このコメントが……川隅美慎さんという役者を信頼して戦人という役を託しているんだなあ……という二人の信頼関係が感じられてめちゃくちゃカッコいい……! となりました。
それに合わせて、マサミさんが「再構築のシーンは戦人とベアトしか喋らないシーンがひたすら続くけど、一瞬の出番だとしてもこのシーンで登場人物全員を舞台に上げたかった(そして本当に全員出た)」と仰っていて、他の方々も喋らないのにやることが多くタイミングを覚えるためにみんな戦人やベアトのセリフを覚えた……という長台詞の余波(?)を受けていたのが面白かったです。
めちゃくちゃ大変なことが舞台上で起こっていた……。
度々、クラシックスさんのイベントトークやカーテンコールの挨拶などで「マサミさんの舞台は要求されることがたくさんあり、このタイミングでこれをする、ということが多々あって覚えることも多く大変だったがやりがいもあって楽しかった」というコメントされている方が多い印象があり……それだけマサミさんが舞台や作品と真摯に向き合って、ひとつも妥協しないで演出などを考えてらっしゃるんだろうな……ということが伝わってきました。
それと大滝さんの選んだ、「当主試験に向かう前に、戦人・譲治・朱志香の3人で拳を突き合わせるところ」、コミカライズの演出だが、マサミさんは当初この演出を入れるつもりがなく(漫画だと映えるが舞台で観た時はそうでもないのでは?というような理由だった)、3人がやりたいと言って試しに入れてみたところ、カチッとハマったので取り入れた……というお話が印象的だったなあ。
実際に伊藤さんや大滝さんは「このシーンがあることで、この後の戦闘パートに気持ちが切り替えられる」とも仰っていて、演出の最終決定はマサミさんではあるのですが、こういったやり取りの積み重ねで舞台って出来上がっていくんだな……すごいな……と思って聞いておりました。
復唱要求ゲーム、めちゃ面白かったですね!!
それぞれのチームが交互にGMに復唱要求をして、手がかりゼロのところから相手チームより先にお題の答えを導き出す……シンプルながら、奥が深いゲームでした。
お題が「双子」と「心臓」で、それぞれの復唱要求でどちらも「うみねこの作品内にでてくる」って言われた時の興奮がすごかったです。
それと大滝さんの天然?の復唱要求が面白かったです……戦人がツッコミにまわり、必死に朱志香を止めようとする……新鮮な構図でした。
そしてお楽しみの裏お茶会パート……ラムベルすごかったですねえ……!!
改めて観てみると、ラムダはあの時、まだベアトには戦う意思があると思っていたんだな……GM引き継いだ時、どんな気持ちだったのかな……と思いを馳せるなどしました。
「ベアトが優勢になったら、私たち二人が手を組んでベアトを引き摺り下ろす……!」
って言っている時のベルンの表情は観客席からは見えていなくて、ラムダにしか見えていないんだけども、普段の平坦な声ではない興奮具合から、えげつない笑顔をしているんだろうな……ということが分かって鳥肌立っちゃった……ああいう演出すごく怖くて好きです……。
というかラムダとベルンの距離すごく近くない……?
あんな距離の二人を我々は観測してもいいの……??
あまりにも二人だけの世界が構築されていて、こちらがソワソワしてしまった……。
ベルンを見た当初から思っていたんですけど……ベルンの方のベルン、本当にベルンで……(?)
いやね、最後のお渡し会で、ベルンからお菓子を渡されたんですけど……隣でラムダが「絶対また来るのよ〜!」って笑顔でひとりひとりにお菓子を渡しているのに対して、無表情&無言でお菓子を静かに差し出してくるんですよ……。で、何を返したらいいのかわからずに「ありがとうございます……?」と伝えたら、最後の最後に口角だけあげてニコ……ってしてくれて……、実在性ベルンのあまりの衝撃にノックアウトされました……。すき……。
というか、帰り際にラムベルお渡し会があるイベントって、なに……?
アイドル……?
(最初、しばらく待っても何もアナウンスがなくて、普通に後ろから退場しようとしてしまった……)
サプライズはてっきりキービジュアルの公開だと思っていたので、最後の最後にヱリカが出てきた時めちゃくちゃテンション上がりました。
衣装めっちゃ凝ってる〜!! めっちゃヱリカだ〜!!!!
そして最初、セリフが録音のものだと思っていたからまさかご本人登場するとは思わず……。
舞台でどのように立ち回るのか、今からめちゃくちゃ楽しみです。
そして夜の部。
昼とは打って変わってアダルティなおじさまたちと戦人、夏妃、ガァプのメンバーでのトークショーでした。
EP4好きなシーンのパートで、小磯さんが
「公演が終わった後、お酒を飲みながら配信を観ていたら、楼座役の滑川さんだけ死ぬ回数がやけに多くて……そして幕が降りた時に内側にいなきゃいけないから、毎回移動して空いている場所を見つけて死んでいるんですよ……それがなんだか面白くなっちゃって……」
と言っていたのが、役者さん目線の面白い裏話だなあと思いました。
塚本さんの
「楼座は死ぬ時まで空気を読まされる」
というコメントに思わず笑ってしまった……。
というか、いつも思うのですが、自分が出演していた舞台の配信を自分で買って、公演が終わった後も観てくれているの……サラッと聞き流しちゃったけどすごくないですか……?
愛……感謝の気持ちしかない……。
それと、伊藤さんの好きなシーンが、さくたろうの人型が初めて顕現するところで、「まあさくたろうだいすきって言ってたもんな……」と思って聞いていたんですけど。選んだ理由が、「稽古の時に、スクリーンに映し出される鯨役をずっとやっていたから」というものだったのがすごく意外で。
真里亞たちが喜ぶタイミングを掴ませるために、映像ではなく伊藤さんがひょこっと出てきて、鯨芸(?)を披露して去っていく……ということがあったらしく。
めちゃくちゃかわいいエピソードにほっこりしました。
会場では鯨芸に誰も笑わなかったんですけど、稽古では真里亞とさくたろうにウケていた、というエピソードも含めてにっこりしました。
稽古エピソードというか、こういうトークイベントの話って、何かの機会にまとめて記録に残してくれたりしてくれたら嬉しいんですけどね……かわいいエピソードを語り継いでいきたい……。
質問コーナーでは、「新年に新しく始めたことや、やっておけばよかったなと思うことはありますか」という質問に対しての小磯さんの「私は36歳になってから役者を目指しました。なのでどのタイミングで新しいことを始めようとしても、遅いということはありませんよ」という回答に勇気をもらいました。
今年は何かしらの新刊を出してみたいな……とぼちぼち考えているので……。
幼稚園の頃から絵が下手くそで、描くことに対してのネガティブな思い出があり、心の奥の方で強く根付いているのでいまだに絵や漫画が思ったように描けないことがずっとコンプレックスなんですけど……なので本を出すことにそこまで積極的になれなくて……私が描かなくても絵や漫画が上手い人いっぱいいるし……そういう人たちって小さい頃から息をするように絵を描いてきた人たちがほとんどだし……でも描きたいことを描くことに対して、今からでもなんだか頑張れそうだなって……本当に勝手に勇気づけられているだけなんですけど……。
というかめちゃくちゃベテランだと思っていたのですが、まさかのお話で……そうなんだ……。
それであの郷田と川畑船長なんだ……役者ってすごい……(うみステ始まってからずっと言っている)
それと、どのタイミングでお話しされていたのか忘れてしまったのですが、マサミさんが「EP4まで読んで、もうやることないだろうと思っていたのに、EP5で想像以上の展開が待っていてここからこんなにめちゃくちゃ面白くなることってあるんだ……! ってなった当時の僕の感情をうみステでも追体験できるようにしたい」みたいなこと仰ってて……。
本当にこの方、うみねこのなく頃にを愛してらっしゃるんだな……と、その強い愛がうみステというご縁と結びついたんだな……という感情が湧き上がってしまい、お話を聞きながら涙ぐんでおりました。
smc20th の時の公演の歴史を眺めていた時にも思ったのですが、クラシックスさんと07thのコラボってなんだかんだ10年続いてて……半分は07thとの癒着(塚本さん談)の歴史でもあるんですけど、なんかこう、なるべくしてなったというか、強い思いは絶対の意思を生み奇跡は叶うというか。
今、令和の時代にこうして私たちがうみステを楽しめているのは、うみねこと出会った学生時代のマサミさんがいて、劇団を旗揚げしたマサミさんがいて……といういろいろな積み重なりの上に成り立っているものなんだなと。
うみステをクラシックスさんの劇団で観られること、同じ瞬間・感動・空間を共有できること、本当に幸せなことだなと思います。
さすがにEP1から原作を追いかけてきている身としては、それだけ長い期間同じ場所に留まっていることにもなるので、それはもう、いろいろ、いろいろなことがあったんですけど……うれしいことや楽しいことはもちろんですが、嫌なこともあったし、悲しいこともあったので……でも、今この瞬間に、己がうみステを心から楽しめて良かった。
そして最後のサプライズで、「またヱリカかな……もう動揺しないぞ……」と思っていたら、まさかのベアトリーチェで。
目の前で、ベアトリーチェが動いて喋るのを観た時、「ああ、もうEP4までいたベアトはいないんだ……」という現実を突きつけられたようで少し悲しくなり、涙ぐんでました。
この感覚、慣れ親しんだベアトの稲田さんがうみステ卒業されたから、ということももちろんあるのですが、次に待っているのがEP5だから、というのも大きいと思うんですよ……。
EP5のベアト……思うだけであまりにもしんどい……。
本当に、最近涙もろくてダメですね……。
びっくりしすぎて拍手し忘れてしまったのだけが心残りです。
新しいベアトリーチェは、稲田ベアトリーチェを踏襲したような演出で、美しくて、でもやっぱりEP4までのベアトじゃなくて。
上手く言語化が出来なくてもどかしいですが……とても良かったです。
(今はただ、マサミさんの手のひらの上で踊らされているこの感覚を楽しみたいというか)
とても複雑な感情を抱えたまま、2月のうみステ5を待ちます。畳む
#うみねこのなく頃に
#感想
#うみステ
相変わらずリアルタイムに感想を書く体力がない……。
ということで1/13に昼の部・夜の部と2回観てきました。
絶賛金欠ではあるのですが、せっかく現地で観るなら両方観たいじゃないですか……夜は郷田さんもいるし……。チケットもう持ってるし……。
それとこれは本編とは特に何も関係ないのですが、新年初めての07th関連イベントということで、フォロワーにたくさん会って新年の挨拶をするなどしました。タイミングが合わず挨拶できなかった方々もいらっしゃいましたが……。気持ち的には同窓会だなぁとしみじみしました。
下手したら近所の友人より会っている……みんな所在地がバラバラなのに……それだけジャンルが活発ということなんだろうな。ありがたいことである。
(そしてどんどん消えていくお金……)
ということで以下つらつらと感想です。
順序バラバラで言いたいこと全部言おうとしているのでとても冗長……。
昼の部は、10代組プラス霧江さんという組み合わせでのトークパート。
質問コーナーで「朱志香が紗音と嘉音に誕生日プレゼントをあげるならどんなものか(逆に紗音嘉音はどんなものをもらったら嬉しいか)」という質問があったんですけど……めちゃくちゃ回答がかわいかった。
「嘉音くんには文化祭の思い出を形にして渡したいから、ギターピック(そして嘉音はプレゼントの趣旨を理解していないし、朱志香一人だけが満足しているという空回りをする)」
「紗音には譲治兄さんと電話以外でもいっぱい語り合って欲しいから、可愛い便箋」
か、かわいすぎませんかッ……!!!!!!
大滝さんの回答にマスクの下でにこにこ微笑んでしまった……。
基本的に相手に寄り添ってプレゼントを考えているのに本命の嘉音にはちょっと空回りな対応しちゃうところとか……スピンオフで見たすぎるかわいい回答でした。
それに対して、YAEさんMIOさんの回答が
「お揃いのマグカップ(休憩の時とかにそれを使って飲み物を飲みながら、お嬢様からのプレゼントなんだ……って二人だけの秘密ににっこりする)」
だったのもかわいかったです。
そういう二次創作めっちゃ読みたい……。
あと、OPが前編と後編で変わっていたことについて、
「EP5以降もやりたい気持ちはあるし、本当ならEP5のOPで『うみねこのなく頃に』を使用したかった。だが、色々な事情によってそれが叶わないかもしれない(演出を決める時点ではできるかどうかわからなかった)……ならば出し惜しみはせず、ちょうど出題編の区切りということで、前後編でOPを変える事にした」
「あと、やっぱり原作のOPが流れてきたら、原作ファンはめちゃくちゃテンション上がるでしょう? 実際、本番でOPが流れてきた時、自分もめちゃくちゃテンションが上がった」
とマサミさんが仰っていて……。
そんな裏話があったのか……と思うなどしました。
クラシックスさんのことは全面的に信頼しているので、このままEP8まで駆け抜けてくれると信じているのですが、シリーズものの舞台を順当に続けられることって、決して当たり前ではないんですよね……。舞台を公演するにはもちろんお金がかかるし、公式の公演許諾や、会場やキャスト、裏方のスタッフなどなど、色々な条件が揃って初めて形になるものなんだなということに、改めて気付かされました。
私も、End me. のOPが「うみねこのなく頃に」だった時、めちゃくちゃテンション上がりました……正直に言うとアニメは諸事情でリアタイできず、ここ数年で初めて最終話まで通過した身なので……。原作のOP、最高……。
でもOPが違うことにより、キャストの方々は、配置や動きが微妙に違くて紛らわしかったという別問題が発生していたそうな。
というか川隅さん、「ティラミス富竹」ご存知なんだ……。
EP4の好きなシーンのパートでは、川隅さんの
「End me. ラストの再構築シーンは20分くらいずっと戦人とベアトしか喋らないパートが続く。シーンが始まったら楽しいが、長台詞が続くため、ここまでに気持ちを作る(何も考えなくてもセリフが口から出てくるレベルに持っていく)のがすごく大変だった」
というコメントが印象的でした。
長回し、観ている時はそこまで意識していなかったのですが、よくよく考えてみると、この長いセリフを噛まずに、それも立て続けに喋り続けるのってめちゃくちゃすごい……。
それに対するマサミさんの
「他の役者なら、役者としての常識的なセリフ量を遥かに超えているのでこの演出ではやらせない。美慎だから任せられた」
このコメントが……川隅美慎さんという役者を信頼して戦人という役を託しているんだなあ……という二人の信頼関係が感じられてめちゃくちゃカッコいい……! となりました。
それに合わせて、マサミさんが「再構築のシーンは戦人とベアトしか喋らないシーンがひたすら続くけど、一瞬の出番だとしてもこのシーンで登場人物全員を舞台に上げたかった(そして本当に全員出た)」と仰っていて、他の方々も喋らないのにやることが多くタイミングを覚えるためにみんな戦人やベアトのセリフを覚えた……という長台詞の余波(?)を受けていたのが面白かったです。
めちゃくちゃ大変なことが舞台上で起こっていた……。
度々、クラシックスさんのイベントトークやカーテンコールの挨拶などで「マサミさんの舞台は要求されることがたくさんあり、このタイミングでこれをする、ということが多々あって覚えることも多く大変だったがやりがいもあって楽しかった」というコメントされている方が多い印象があり……それだけマサミさんが舞台や作品と真摯に向き合って、ひとつも妥協しないで演出などを考えてらっしゃるんだろうな……ということが伝わってきました。
それと大滝さんの選んだ、「当主試験に向かう前に、戦人・譲治・朱志香の3人で拳を突き合わせるところ」、コミカライズの演出だが、マサミさんは当初この演出を入れるつもりがなく(漫画だと映えるが舞台で観た時はそうでもないのでは?というような理由だった)、3人がやりたいと言って試しに入れてみたところ、カチッとハマったので取り入れた……というお話が印象的だったなあ。
実際に伊藤さんや大滝さんは「このシーンがあることで、この後の戦闘パートに気持ちが切り替えられる」とも仰っていて、演出の最終決定はマサミさんではあるのですが、こういったやり取りの積み重ねで舞台って出来上がっていくんだな……すごいな……と思って聞いておりました。
復唱要求ゲーム、めちゃ面白かったですね!!
それぞれのチームが交互にGMに復唱要求をして、手がかりゼロのところから相手チームより先にお題の答えを導き出す……シンプルながら、奥が深いゲームでした。
お題が「双子」と「心臓」で、それぞれの復唱要求でどちらも「うみねこの作品内にでてくる」って言われた時の興奮がすごかったです。
それと大滝さんの天然?の復唱要求が面白かったです……戦人がツッコミにまわり、必死に朱志香を止めようとする……新鮮な構図でした。
そしてお楽しみの裏お茶会パート……ラムベルすごかったですねえ……!!
改めて観てみると、ラムダはあの時、まだベアトには戦う意思があると思っていたんだな……GM引き継いだ時、どんな気持ちだったのかな……と思いを馳せるなどしました。
「ベアトが優勢になったら、私たち二人が手を組んでベアトを引き摺り下ろす……!」
って言っている時のベルンの表情は観客席からは見えていなくて、ラムダにしか見えていないんだけども、普段の平坦な声ではない興奮具合から、えげつない笑顔をしているんだろうな……ということが分かって鳥肌立っちゃった……ああいう演出すごく怖くて好きです……。
というかラムダとベルンの距離すごく近くない……?
あんな距離の二人を我々は観測してもいいの……??
あまりにも二人だけの世界が構築されていて、こちらがソワソワしてしまった……。
ベルンを見た当初から思っていたんですけど……ベルンの方のベルン、本当にベルンで……(?)
いやね、最後のお渡し会で、ベルンからお菓子を渡されたんですけど……隣でラムダが「絶対また来るのよ〜!」って笑顔でひとりひとりにお菓子を渡しているのに対して、無表情&無言でお菓子を静かに差し出してくるんですよ……。で、何を返したらいいのかわからずに「ありがとうございます……?」と伝えたら、最後の最後に口角だけあげてニコ……ってしてくれて……、実在性ベルンのあまりの衝撃にノックアウトされました……。すき……。
というか、帰り際にラムベルお渡し会があるイベントって、なに……?
アイドル……?
(最初、しばらく待っても何もアナウンスがなくて、普通に後ろから退場しようとしてしまった……)
サプライズはてっきりキービジュアルの公開だと思っていたので、最後の最後にヱリカが出てきた時めちゃくちゃテンション上がりました。
衣装めっちゃ凝ってる〜!! めっちゃヱリカだ〜!!!!
そして最初、セリフが録音のものだと思っていたからまさかご本人登場するとは思わず……。
舞台でどのように立ち回るのか、今からめちゃくちゃ楽しみです。
そして夜の部。
昼とは打って変わってアダルティなおじさまたちと戦人、夏妃、ガァプのメンバーでのトークショーでした。
EP4好きなシーンのパートで、小磯さんが
「公演が終わった後、お酒を飲みながら配信を観ていたら、楼座役の滑川さんだけ死ぬ回数がやけに多くて……そして幕が降りた時に内側にいなきゃいけないから、毎回移動して空いている場所を見つけて死んでいるんですよ……それがなんだか面白くなっちゃって……」
と言っていたのが、役者さん目線の面白い裏話だなあと思いました。
塚本さんの
「楼座は死ぬ時まで空気を読まされる」
というコメントに思わず笑ってしまった……。
というか、いつも思うのですが、自分が出演していた舞台の配信を自分で買って、公演が終わった後も観てくれているの……サラッと聞き流しちゃったけどすごくないですか……?
愛……感謝の気持ちしかない……。
それと、伊藤さんの好きなシーンが、さくたろうの人型が初めて顕現するところで、「まあさくたろうだいすきって言ってたもんな……」と思って聞いていたんですけど。選んだ理由が、「稽古の時に、スクリーンに映し出される鯨役をずっとやっていたから」というものだったのがすごく意外で。
真里亞たちが喜ぶタイミングを掴ませるために、映像ではなく伊藤さんがひょこっと出てきて、鯨芸(?)を披露して去っていく……ということがあったらしく。
めちゃくちゃかわいいエピソードにほっこりしました。
会場では鯨芸に誰も笑わなかったんですけど、稽古では真里亞とさくたろうにウケていた、というエピソードも含めてにっこりしました。
稽古エピソードというか、こういうトークイベントの話って、何かの機会にまとめて記録に残してくれたりしてくれたら嬉しいんですけどね……かわいいエピソードを語り継いでいきたい……。
質問コーナーでは、「新年に新しく始めたことや、やっておけばよかったなと思うことはありますか」という質問に対しての小磯さんの「私は36歳になってから役者を目指しました。なのでどのタイミングで新しいことを始めようとしても、遅いということはありませんよ」という回答に勇気をもらいました。
今年は何かしらの新刊を出してみたいな……とぼちぼち考えているので……。
幼稚園の頃から絵が下手くそで、描くことに対してのネガティブな思い出があり、心の奥の方で強く根付いているのでいまだに絵や漫画が思ったように描けないことがずっとコンプレックスなんですけど……なので本を出すことにそこまで積極的になれなくて……私が描かなくても絵や漫画が上手い人いっぱいいるし……そういう人たちって小さい頃から息をするように絵を描いてきた人たちがほとんどだし……でも描きたいことを描くことに対して、今からでもなんだか頑張れそうだなって……本当に勝手に勇気づけられているだけなんですけど……。
というかめちゃくちゃベテランだと思っていたのですが、まさかのお話で……そうなんだ……。
それであの郷田と川畑船長なんだ……役者ってすごい……(うみステ始まってからずっと言っている)
それと、どのタイミングでお話しされていたのか忘れてしまったのですが、マサミさんが「EP4まで読んで、もうやることないだろうと思っていたのに、EP5で想像以上の展開が待っていてここからこんなにめちゃくちゃ面白くなることってあるんだ……! ってなった当時の僕の感情をうみステでも追体験できるようにしたい」みたいなこと仰ってて……。
本当にこの方、うみねこのなく頃にを愛してらっしゃるんだな……と、その強い愛がうみステというご縁と結びついたんだな……という感情が湧き上がってしまい、お話を聞きながら涙ぐんでおりました。
smc20th の時の公演の歴史を眺めていた時にも思ったのですが、クラシックスさんと07thのコラボってなんだかんだ10年続いてて……半分は07thとの癒着(塚本さん談)の歴史でもあるんですけど、なんかこう、なるべくしてなったというか、強い思いは絶対の意思を生み奇跡は叶うというか。
今、令和の時代にこうして私たちがうみステを楽しめているのは、うみねこと出会った学生時代のマサミさんがいて、劇団を旗揚げしたマサミさんがいて……といういろいろな積み重なりの上に成り立っているものなんだなと。
うみステをクラシックスさんの劇団で観られること、同じ瞬間・感動・空間を共有できること、本当に幸せなことだなと思います。
さすがにEP1から原作を追いかけてきている身としては、それだけ長い期間同じ場所に留まっていることにもなるので、それはもう、いろいろ、いろいろなことがあったんですけど……うれしいことや楽しいことはもちろんですが、嫌なこともあったし、悲しいこともあったので……でも、今この瞬間に、己がうみステを心から楽しめて良かった。
そして最後のサプライズで、「またヱリカかな……もう動揺しないぞ……」と思っていたら、まさかのベアトリーチェで。
目の前で、ベアトリーチェが動いて喋るのを観た時、「ああ、もうEP4までいたベアトはいないんだ……」という現実を突きつけられたようで少し悲しくなり、涙ぐんでました。
この感覚、慣れ親しんだベアトの稲田さんがうみステ卒業されたから、ということももちろんあるのですが、次に待っているのがEP5だから、というのも大きいと思うんですよ……。
EP5のベアト……思うだけであまりにもしんどい……。
本当に、最近涙もろくてダメですね……。
びっくりしすぎて拍手し忘れてしまったのだけが心残りです。
新しいベアトリーチェは、稲田ベアトリーチェを踏襲したような演出で、美しくて、でもやっぱりEP4までのベアトじゃなくて。
上手く言語化が出来なくてもどかしいですが……とても良かったです。
(今はただ、マサミさんの手のひらの上で踊らされているこの感覚を楽しみたいというか)
とても複雑な感情を抱えたまま、2月のうみステ5を待ちます。畳む
#うみねこのなく頃に
#感想
#うみステ
2025/1/24
22:27
2024/10/16 リバー、流れないでよを観た。
アマプラ見放題解禁感謝。
アマプラで配信されたと聞いて、やっとこさ観れましたわよ~!!
……ということで『リバー、流れないでよ』の感想つらつらです。
とある旅館で、2分間だけ時間が繰り返されている……というざっくりとした前情報のみで視聴しましたが、たった2分間でめちゃくちゃ色々なことがありましたね……。
こんな短いループものでも物語って成立するんだ!! という素直な驚きがありました。すごい、ドラマしかない。
宿泊客、旅館のスタッフそれぞれに「このまま時間が進まなければいいのに」という思いがあり……というのがループの中で判明していくけど、実際の原因はみんなの思いとは全く関係なく……というオチまで含めてすごく、伏線が綺麗にまとまっていた気がします。
60分くらいで一度終わりそうな雰囲気を出していて「あと30分何するんだ……?」ってなっておりましたが、ここからが面白かったですね……。
15回くらい繰り返したあたりで1回崩壊していたのがめちゃくちゃ怖かったですね……。最初はずっと減らない雑炊とか、書いても消える原稿とか、温まらない熱燗とか、流せない泡とか、ギャグ風味だったのに、タクシーはカーブで事故ったし殴り合いが発生したし滅多刺しの地獄絵図があったし、飛び降りや自殺が発生したし……「全員の意識が継続していて全員がこのループを認識している」ので巻き戻って元に戻った後も前回のループの感情がそのまま引き継がれているのでこのままパニックや負の感情が大きくなったら……という未来が見えて怖かった……自分の軽い発言で人が死んでしまうの怖すぎる……展開がそっちに転ばなくて本当によかったです。
この辺でLTLを思い出していたので……怖かった……。
いやでもこれだけ繰り返したら気が狂いますよ……この異常事態の中、条件や範囲を調べ、ずっと原因を探ることに集中していた料理人の人、一体何者……精神力ありすぎる……。いや、1回料理長のこと滅多刺しにしてなかったかこの人……。気のせいだったかな……。
ループの度に、景色が晴れていたり、曇っていたり、雪が降っていたり、雪が降っていないけど積もっていたり……で天候条件がバラバラだったのが意味深でしたが、多分撮影の都合上どうしてもそうなってしまうだけだったんだろうな……。
でもちょっと意味深だったので、本編では「ここだけ時間が歪んでいるみたい」で軽く流されていましたけど、実は違う並行世界に飛び続けているのかな……などと考えてしまった。
個人的に好きなのは「私の初期位置、ここです!」って人に説明する時。もうループの間隔が短すぎるから、全員ループする前提で「次はあっち」「次はこっち」で1回ずつ行動をしているのがこなれているというか、ちょっとゲーム感があり面白かった。
2分間の逃避行も良かったな。
最後まで見ていると、あそこにいた人たちにとってのあのループの時間は必要な時間だったんだろうな……。という風にも感じられて良かったです。
ループが短過ぎて見逃したことがあまりにも多い気がするのであとでもう一回じっくり観よう。畳む
#映画
#感想
アマプラ見放題解禁感謝。
アマプラで配信されたと聞いて、やっとこさ観れましたわよ~!!
……ということで『リバー、流れないでよ』の感想つらつらです。
とある旅館で、2分間だけ時間が繰り返されている……というざっくりとした前情報のみで視聴しましたが、たった2分間でめちゃくちゃ色々なことがありましたね……。
こんな短いループものでも物語って成立するんだ!! という素直な驚きがありました。すごい、ドラマしかない。
宿泊客、旅館のスタッフそれぞれに「このまま時間が進まなければいいのに」という思いがあり……というのがループの中で判明していくけど、実際の原因はみんなの思いとは全く関係なく……というオチまで含めてすごく、伏線が綺麗にまとまっていた気がします。
60分くらいで一度終わりそうな雰囲気を出していて「あと30分何するんだ……?」ってなっておりましたが、ここからが面白かったですね……。
15回くらい繰り返したあたりで1回崩壊していたのがめちゃくちゃ怖かったですね……。最初はずっと減らない雑炊とか、書いても消える原稿とか、温まらない熱燗とか、流せない泡とか、ギャグ風味だったのに、タクシーはカーブで事故ったし殴り合いが発生したし滅多刺しの地獄絵図があったし、飛び降りや自殺が発生したし……「全員の意識が継続していて全員がこのループを認識している」ので巻き戻って元に戻った後も前回のループの感情がそのまま引き継がれているのでこのままパニックや負の感情が大きくなったら……という未来が見えて怖かった……自分の軽い発言で人が死んでしまうの怖すぎる……展開がそっちに転ばなくて本当によかったです。
この辺でLTLを思い出していたので……怖かった……。
いやでもこれだけ繰り返したら気が狂いますよ……この異常事態の中、条件や範囲を調べ、ずっと原因を探ることに集中していた料理人の人、一体何者……精神力ありすぎる……。いや、1回料理長のこと滅多刺しにしてなかったかこの人……。気のせいだったかな……。
ループの度に、景色が晴れていたり、曇っていたり、雪が降っていたり、雪が降っていないけど積もっていたり……で天候条件がバラバラだったのが意味深でしたが、多分撮影の都合上どうしてもそうなってしまうだけだったんだろうな……。
でもちょっと意味深だったので、本編では「ここだけ時間が歪んでいるみたい」で軽く流されていましたけど、実は違う並行世界に飛び続けているのかな……などと考えてしまった。
個人的に好きなのは「私の初期位置、ここです!」って人に説明する時。もうループの間隔が短すぎるから、全員ループする前提で「次はあっち」「次はこっち」で1回ずつ行動をしているのがこなれているというか、ちょっとゲーム感があり面白かった。
2分間の逃避行も良かったな。
最後まで見ていると、あそこにいた人たちにとってのあのループの時間は必要な時間だったんだろうな……。という風にも感じられて良かったです。
ループが短過ぎて見逃したことがあまりにも多い気がするのであとでもう一回じっくり観よう。畳む
#映画
#感想
2025/1/24
22:25
2024/9/19(木)マリオネットホテルマチネ ※パンフレット未読
9月19日昼公演、宿泊してきました!
乗るハズだった電車が止まり、乗り換えた先の電車も止まり、朝からなんかもう絶望しかないみたいな道のりでしたがなんとかチェックインに間に合って良かったです……。
行き帰りでボロボロだし……ご飯は食べ損ねたし……物販は間に合いませんでしたが……まあパンフレットは通販で予約したので……。
何はともあれ無事に劇場で観劇出来て本当に良かった……。
めっちゃ良かった……TRUMPシリーズの盛り合わせか? ってくらい色々な要素がてんこ盛りだったな……。
生で見るTRUMPのキャラクターたちの衣装サイコー!! でしたね。布たっぷりのフリルが揺れ、ひらひらのレースが揺れ……。目に楽しく音に楽しく……。
そして『グランギニョル』が大好きな身としては、ダリ役の染谷さんとフリーダ役の愛加さんを生で観ることができて、感激しました。すごかったなぁ……。画面の中でしか観たことのなかった人たちが目の前にいたよ……。
色々言いたいことはありますが、ところでこれだけ先に言わせてもらっていい?
ダリちゃんとフリーダ様のプロポーズ成立した瞬間にライネス流すのやめろ~~~~!!!!!!(クソデカボイス)
うあーーーーーー!!!!!!
みんなが祝福している中で流れるライネスマジで何……両思いだったの嬉しくて拍手したけど全然嬉しくない……二人が結婚したということは、グランギニョルが起こる未来が確定したということだから……。二人のプロポーズで流れるBGMが「取り返しのつかない過ちのテーマ」なの本当に何……やめて……感情がめちゃくちゃになる……。
でも政略結婚が主流の貴族社会の中で、二人は確かに愛し合っていたことは確かなので、そこを見られて良かった……。運命的な出会いだね……。初手俵抱きだったけど……。というかそんなに前からダミアン・ストーンに目をつけられていたの……ダリちゃん……。こわいよ……。
あと、あのふざけたデリコパンチが名実ともにダリちゃんの伝家の宝刀だったことをここで証明してしまったの、じわじわくる……。ダリちゃんの目の前でお母様を奪った神様をぶん殴った拳……クロードパパの15年にも及ぶお膳立てがあったとはいえ……。
そりゃウルに約25分後に起こるであろうピンチを切り抜くために伝授させようとするよな……。お墨付きだのもの……。
ダリちゃんのパパが、母親のことがあったとはいえ、息子との約束は種族の禁忌を犯してでも守ろうとする男だったのも驚きですが、ダリちゃん、母親だけでなく息子も同じ亡くなり方しているの、本当に……。やめたげてよ……。ダリちゃんが何をしたっていうんだ……いや特級貴族でヴラド機関所属だからそりゃいろいろやったでしょうが……。
あとヴェラキッカ家って、シオンが狂って終わりじゃなかったんですね……。あのまま養子たちも離散して自然消滅だと思っていたのですが……。ジョーが傾いた一族を建て直したとダリちゃんが言っていたから、シオンのイニシアチブから解放された後、カイと二人でいちからやり直したのかな……。
繭期でみんながいるハズのない「アレン」を探し続けていたの、「アレン症候群」って名称が付いててびっくりしちゃった……。繭月では深い繭期に陥った生徒がアレンを探していた印象だったけど……。集められた人たちが例外なくアレン症候群だったの、ちょっとゾッとしてしまった……。ダリちゃんの話なのに急にアレンの名前が出てくるとは思わなくて……。TRUMPはおとぎ話の存在、というのが吸血種の社会における一般常識だが、揃いも揃ってみんなの口から知らん奴の名前が出てくるの怖すぎる……。
というかあの症状、薬をキメなくても出る人は出るのか……。まあ症状の重さは人それぞれだしな……。
イニシアチブリングでTRUMPの精神降臨させられるの……何……精神が乗っ取られると乗っ取られた奴も不死身になるの何……。こわい……。原初信仰でこれが禁忌とされているの、試した吸血種たちがみんな灰になって消えたから禁止にされてるんじゃないの……。怖すぎる……。
あと同族のことハエだと思ってるクラウス怖すぎる……遠隔で灰にしようとするな……。
元ストーカーからの「君は僕で僕は君」発言、あんなに軽い君僕がくるとは思わなかった……ムンク、とても良いキャラでしたね。というかみんな濃かったな……。絶対誰か死ぬと思ったけど、話の全体はパパから息子への約束を果たした優しいおなはしだったので……薄気味悪い陰謀がそのさらに外側を包んでいるので非常に後味が悪いですが……。ここからTRUMPシリーズ入った人、ライネスのこと誤解したままだろうし、これから観る別シリーズでライネスの意味を知り絶望してしまう……。このシナリオ書いた人、絶望に誘うのがうますぎる……。
歌といえば、フリーダが歌を歌った時、「クランで習う曲だからみんなも知っているはず」と言いながら歌ったのが「今宵は黒き夜」だったの、衝撃だったのですが……。
それ、原初信仰者の集まりで仮面の女が歌っていた歌なんですが……。我々でいう「ふるさと」とか「翼をください」とかそういうノリの曲なんですか……歌詞がだいぶ不穏でしたが……たぶん「グランギニョル」大好きの民へのファンサかなとは思うのですが……あまりに不穏で……。
フランチェスカとのデュエットになり、よりパワーアップしたアレンジになっていたの良かったな……サントラって出ないんですかね……。ムンク、この時ドラムみたいな動きしながら聴いていて可愛かったですね。
あとめちゃくちゃアクの強いキャラがいましたよね……エゴ・ヴェラキッカ……。
情報が渋滞しまくっている……一体何役やっていたんだろう……、最初はただの愉快な変人キャラだったのに最後の方、めちゃくちゃ不気味でした……。あれを演じられた役者さん、何ものだったんだろう……。凄まじかった……。シャルロッテは可愛かった……。
彼の「我は守護者なり」はみんなまともに取り合わず流していたし、観ていた私もめちゃくちゃ軽い気持ちで聞いていましたが、これ、結果的に歴代我守護と同じく守れていないんだよな……。エゴの、というかダミアン・ストーンがエゴやフリーダの繭期を利用してグランギニョルの下地を作り上げたようなものだし……。ふ、複雑すぎる……。
婚礼の儀に出るハズだったフリーダとエゴが、ダリよりも先にホテルに辿り着いていたの、どう考えてもダミアン・ストーンが一枚噛んでいるとしか思えなくて……二人だけ、ダリちゃんとこれから関わる人たちだったし、イニシアチブリングがモネから始まったのなら、最後に加わったのがあの二人なので……。
みんなで賑やかにホテルを出て行った後の、一人残ったエゴの葛藤よ……。あそこで終わるからTRUMPシリーズなんだよな~!! ってなりました。これにつづくのがデリコズナーサリーでありグランギニョルでありTRUMPなの、最高に胸糞悪い。ありがとうございます。
あと最後のカーテンコールの時、ダリちゃんだけ残って、ホテルのドアからひょっこり顔を出してニコッと笑ってから勢いよくドアを閉めていなくなるの、物語の終わり!って感じでとてもよかった。
シリーズを知っているとなんか全体的に苦しい、みたいな構成だけど、話的には陽キャというか、賑やかな雰囲気の物語なので……。「おしまい!」って感じでキリよく終わったの好きだったな。
パンフレットの小説はまだ読めてないので、これから読むの楽しみにしております。
とりあえず初見の感想をバラバラとかき集めたのだった。畳む
#TRUMPシリーズ
#感想
9月19日昼公演、宿泊してきました!
乗るハズだった電車が止まり、乗り換えた先の電車も止まり、朝からなんかもう絶望しかないみたいな道のりでしたがなんとかチェックインに間に合って良かったです……。
行き帰りでボロボロだし……ご飯は食べ損ねたし……物販は間に合いませんでしたが……まあパンフレットは通販で予約したので……。
何はともあれ無事に劇場で観劇出来て本当に良かった……。
めっちゃ良かった……TRUMPシリーズの盛り合わせか? ってくらい色々な要素がてんこ盛りだったな……。
生で見るTRUMPのキャラクターたちの衣装サイコー!! でしたね。布たっぷりのフリルが揺れ、ひらひらのレースが揺れ……。目に楽しく音に楽しく……。
そして『グランギニョル』が大好きな身としては、ダリ役の染谷さんとフリーダ役の愛加さんを生で観ることができて、感激しました。すごかったなぁ……。画面の中でしか観たことのなかった人たちが目の前にいたよ……。
色々言いたいことはありますが、ところでこれだけ先に言わせてもらっていい?
ダリちゃんとフリーダ様のプロポーズ成立した瞬間にライネス流すのやめろ~~~~!!!!!!(クソデカボイス)
うあーーーーーー!!!!!!
みんなが祝福している中で流れるライネスマジで何……両思いだったの嬉しくて拍手したけど全然嬉しくない……二人が結婚したということは、グランギニョルが起こる未来が確定したということだから……。二人のプロポーズで流れるBGMが「取り返しのつかない過ちのテーマ」なの本当に何……やめて……感情がめちゃくちゃになる……。
でも政略結婚が主流の貴族社会の中で、二人は確かに愛し合っていたことは確かなので、そこを見られて良かった……。運命的な出会いだね……。初手俵抱きだったけど……。というかそんなに前からダミアン・ストーンに目をつけられていたの……ダリちゃん……。こわいよ……。
あと、あのふざけたデリコパンチが名実ともにダリちゃんの伝家の宝刀だったことをここで証明してしまったの、じわじわくる……。ダリちゃんの目の前でお母様を奪った神様をぶん殴った拳……クロードパパの15年にも及ぶお膳立てがあったとはいえ……。
そりゃウルに約25分後に起こるであろうピンチを切り抜くために伝授させようとするよな……。お墨付きだのもの……。
ダリちゃんのパパが、母親のことがあったとはいえ、息子との約束は種族の禁忌を犯してでも守ろうとする男だったのも驚きですが、ダリちゃん、母親だけでなく息子も同じ亡くなり方しているの、本当に……。やめたげてよ……。ダリちゃんが何をしたっていうんだ……いや特級貴族でヴラド機関所属だからそりゃいろいろやったでしょうが……。
あとヴェラキッカ家って、シオンが狂って終わりじゃなかったんですね……。あのまま養子たちも離散して自然消滅だと思っていたのですが……。ジョーが傾いた一族を建て直したとダリちゃんが言っていたから、シオンのイニシアチブから解放された後、カイと二人でいちからやり直したのかな……。
繭期でみんながいるハズのない「アレン」を探し続けていたの、「アレン症候群」って名称が付いててびっくりしちゃった……。繭月では深い繭期に陥った生徒がアレンを探していた印象だったけど……。集められた人たちが例外なくアレン症候群だったの、ちょっとゾッとしてしまった……。ダリちゃんの話なのに急にアレンの名前が出てくるとは思わなくて……。TRUMPはおとぎ話の存在、というのが吸血種の社会における一般常識だが、揃いも揃ってみんなの口から知らん奴の名前が出てくるの怖すぎる……。
というかあの症状、薬をキメなくても出る人は出るのか……。まあ症状の重さは人それぞれだしな……。
イニシアチブリングでTRUMPの精神降臨させられるの……何……精神が乗っ取られると乗っ取られた奴も不死身になるの何……。こわい……。原初信仰でこれが禁忌とされているの、試した吸血種たちがみんな灰になって消えたから禁止にされてるんじゃないの……。怖すぎる……。
あと同族のことハエだと思ってるクラウス怖すぎる……遠隔で灰にしようとするな……。
元ストーカーからの「君は僕で僕は君」発言、あんなに軽い君僕がくるとは思わなかった……ムンク、とても良いキャラでしたね。というかみんな濃かったな……。絶対誰か死ぬと思ったけど、話の全体はパパから息子への約束を果たした優しいおなはしだったので……薄気味悪い陰謀がそのさらに外側を包んでいるので非常に後味が悪いですが……。ここからTRUMPシリーズ入った人、ライネスのこと誤解したままだろうし、これから観る別シリーズでライネスの意味を知り絶望してしまう……。このシナリオ書いた人、絶望に誘うのがうますぎる……。
歌といえば、フリーダが歌を歌った時、「クランで習う曲だからみんなも知っているはず」と言いながら歌ったのが「今宵は黒き夜」だったの、衝撃だったのですが……。
それ、原初信仰者の集まりで仮面の女が歌っていた歌なんですが……。我々でいう「ふるさと」とか「翼をください」とかそういうノリの曲なんですか……歌詞がだいぶ不穏でしたが……たぶん「グランギニョル」大好きの民へのファンサかなとは思うのですが……あまりに不穏で……。
フランチェスカとのデュエットになり、よりパワーアップしたアレンジになっていたの良かったな……サントラって出ないんですかね……。ムンク、この時ドラムみたいな動きしながら聴いていて可愛かったですね。
あとめちゃくちゃアクの強いキャラがいましたよね……エゴ・ヴェラキッカ……。
情報が渋滞しまくっている……一体何役やっていたんだろう……、最初はただの愉快な変人キャラだったのに最後の方、めちゃくちゃ不気味でした……。あれを演じられた役者さん、何ものだったんだろう……。凄まじかった……。シャルロッテは可愛かった……。
彼の「我は守護者なり」はみんなまともに取り合わず流していたし、観ていた私もめちゃくちゃ軽い気持ちで聞いていましたが、これ、結果的に歴代我守護と同じく守れていないんだよな……。エゴの、というかダミアン・ストーンがエゴやフリーダの繭期を利用してグランギニョルの下地を作り上げたようなものだし……。ふ、複雑すぎる……。
婚礼の儀に出るハズだったフリーダとエゴが、ダリよりも先にホテルに辿り着いていたの、どう考えてもダミアン・ストーンが一枚噛んでいるとしか思えなくて……二人だけ、ダリちゃんとこれから関わる人たちだったし、イニシアチブリングがモネから始まったのなら、最後に加わったのがあの二人なので……。
みんなで賑やかにホテルを出て行った後の、一人残ったエゴの葛藤よ……。あそこで終わるからTRUMPシリーズなんだよな~!! ってなりました。これにつづくのがデリコズナーサリーでありグランギニョルでありTRUMPなの、最高に胸糞悪い。ありがとうございます。
あと最後のカーテンコールの時、ダリちゃんだけ残って、ホテルのドアからひょっこり顔を出してニコッと笑ってから勢いよくドアを閉めていなくなるの、物語の終わり!って感じでとてもよかった。
シリーズを知っているとなんか全体的に苦しい、みたいな構成だけど、話的には陽キャというか、賑やかな雰囲気の物語なので……。「おしまい!」って感じでキリよく終わったの好きだったな。
パンフレットの小説はまだ読めてないので、これから読むの楽しみにしております。
とりあえず初見の感想をバラバラとかき集めたのだった。畳む
#TRUMPシリーズ
#感想
2025/1/24
22:21
2024/5/3 邦訳版さはん23話読んで思ったこと
※まだ邦訳されていない番外編までのネタバレ含みます。
原作柳清歌の死因って沈清秋による他殺じゃなくて暴走による自死なのでは?
結局どうだったのかの描写はないけども……。
邦訳版さはん23話、絶世黄瓜が最も恐れている「原作通りのシナリオ」では柳清歌は走火入魔の暴走で苦しそうなまま自分の胸に自分で剣を何度も突き立ていたので…………。
咄嗟に乗鸞剣を抜こうと駆け寄った沈清秋が触れた途端に返り血を浴びるのは……これは……殺したには入らない……入らないと思うんですよ…………。
そこんとこどうなんですか……向天打飛機菊苣…………。
番外編『岳清源與沈清秋』の水牢で岳清源に「柳清歌は本当にお前が殺したのか?」と詰められた時は
「もう殺してしまったのに、掌門師兄は今さら沈なぞを非難しても遅いとは思わないのですか?」
とだけ返しているけども、どちらかといえば罪を認めているというよりは、今更問い詰めて何になる?のニュアンスなので、「殺したかどうか」についてはどちらとも取れない返事なんだよな。
柳清歌の死は覆せない事実であり、既に周りは沈清秋には柳清歌殺しの罪があると認めている中で今更「殺していない」と訴えたところで、岳清源でさえ信じていないことをどうやって周りに信じてもらうのか……状態なので。
番外編『打飛機奇遇記』でも、尚清華がこの世界にきてから一番真剣に話したのが、沈清秋(沈九)への
「もし将来、誰かが走火入魔になったのを見ても、慌てず、近づいて助けようとしないでください。落ち着いて、外に出て助けを呼んでください。そうでないと、必ず不利益を被り、大きな間違いを引き起こすことになります」
という言葉だったので、やっぱり沈清秋は柳清歌を殺していなかったんじゃないかな……。むしろ助けようとしたけど失敗したんだろうな……。他人からの助け舟を全部拒否する(そして相手からの非難が事実と異なっていたとしても否定しない)ので泥沼になっていくという…………。
やっぱりこの世界で七哥だけは小九の絶対的味方であるべきだったんだよ……………お前だけは「本当に柳清歌を殺したのか?」って聞いちゃいけなかったんだよ……誰も味方がいない世界でか弱い赤き真実が守られることなんてないんだ…………。番外編を知ってしまったので事あるごとに七哥を責めてしまう己がいる。
(もともとの柳清歌との不和もあり「沈清秋ならやりかねない」の土壌が出来上がっていたのに加えて、洛冰河の、虚実をあたかも真実と思わせる言動、民衆への扇動が一枚も二枚も上手であるという話でもある。いや、たぶん洛冰河も真実がどうだったかは興味がなくて「沈清秋が柳清歌を殺した」という己の望む展開に周囲を誘導しただけにすぎないと感じているが)
23話で突然出てきた原作柳清歌の死因に思わずのたうち回るなどした、という話でした……。
日本語で読むさはん楽しい〜(序盤に散りばめられている地獄のカケラを拾い集めて勝手にのたうち回っている)
23話のあとはしばらく休載みたいなので、その間に繁体字版読み終わりたいですね。畳む
#人渣反派自救系統
#感想
※まだ邦訳されていない番外編までのネタバレ含みます。
原作柳清歌の死因って沈清秋による他殺じゃなくて暴走による自死なのでは?
結局どうだったのかの描写はないけども……。
邦訳版さはん23話、絶世黄瓜が最も恐れている「原作通りのシナリオ」では柳清歌は走火入魔の暴走で苦しそうなまま自分の胸に自分で剣を何度も突き立ていたので…………。
咄嗟に乗鸞剣を抜こうと駆け寄った沈清秋が触れた途端に返り血を浴びるのは……これは……殺したには入らない……入らないと思うんですよ…………。
そこんとこどうなんですか……向天打飛機菊苣…………。
番外編『岳清源與沈清秋』の水牢で岳清源に「柳清歌は本当にお前が殺したのか?」と詰められた時は
「もう殺してしまったのに、掌門師兄は今さら沈なぞを非難しても遅いとは思わないのですか?」
とだけ返しているけども、どちらかといえば罪を認めているというよりは、今更問い詰めて何になる?のニュアンスなので、「殺したかどうか」についてはどちらとも取れない返事なんだよな。
柳清歌の死は覆せない事実であり、既に周りは沈清秋には柳清歌殺しの罪があると認めている中で今更「殺していない」と訴えたところで、岳清源でさえ信じていないことをどうやって周りに信じてもらうのか……状態なので。
番外編『打飛機奇遇記』でも、尚清華がこの世界にきてから一番真剣に話したのが、沈清秋(沈九)への
「もし将来、誰かが走火入魔になったのを見ても、慌てず、近づいて助けようとしないでください。落ち着いて、外に出て助けを呼んでください。そうでないと、必ず不利益を被り、大きな間違いを引き起こすことになります」
という言葉だったので、やっぱり沈清秋は柳清歌を殺していなかったんじゃないかな……。むしろ助けようとしたけど失敗したんだろうな……。他人からの助け舟を全部拒否する(そして相手からの非難が事実と異なっていたとしても否定しない)ので泥沼になっていくという…………。
やっぱりこの世界で七哥だけは小九の絶対的味方であるべきだったんだよ……………お前だけは「本当に柳清歌を殺したのか?」って聞いちゃいけなかったんだよ……誰も味方がいない世界でか弱い赤き真実が守られることなんてないんだ…………。番外編を知ってしまったので事あるごとに七哥を責めてしまう己がいる。
(もともとの柳清歌との不和もあり「沈清秋ならやりかねない」の土壌が出来上がっていたのに加えて、洛冰河の、虚実をあたかも真実と思わせる言動、民衆への扇動が一枚も二枚も上手であるという話でもある。いや、たぶん洛冰河も真実がどうだったかは興味がなくて「沈清秋が柳清歌を殺した」という己の望む展開に周囲を誘導しただけにすぎないと感じているが)
23話で突然出てきた原作柳清歌の死因に思わずのたうち回るなどした、という話でした……。
日本語で読むさはん楽しい〜(序盤に散りばめられている地獄のカケラを拾い集めて勝手にのたうち回っている)
23話のあとはしばらく休載みたいなので、その間に繁体字版読み終わりたいですね。畳む
#人渣反派自救系統
#感想
2025/1/24
22:19
2024/4/21 天官賜福3巻読んだ感想
いや、なんか、すごかったですね!
いろいろと!!(伏線回収のあまりの華麗さに興奮が隠せない)
未知の世界!! 楽しいね!! ネタバレ踏まなくて本当に良かった!!
以下、ネタバレありまくる感想。
アニメ2期放映決定の発表した翌日に急に3巻の発売延期のお知らせが来たタイミングについてめちゃくちゃ考えてしまった…………この衝撃知る前にアニメ2期が楽しめて本当に良かった……いや……だって…………風師…………地師……………。
物語的にはめちゃくちゃ面白いんですけどあまりの恐怖に鳥肌が立ちました。
そしてこの世界の神様って死ぬ時は死ぬんだ……という当たり前の価値観を思い出させてくれた。
謝憐、心臓に剣を刺されても死ななかった(死ねなかった)ので「神様って実は外的要因では死なず信徒が0になるとか廟を全て燃やされるとかしないと死なないのでは……」と考えてしまっていたのだが、実際は絶対的な検死方法(EP6的マイルド表現)で人間と同じく死んでしまう……。それはそう……。でも胸を抉られてもすぐ再起できないにしろいずれ復活するらしいので大事なのは心臓じゃなくて脳みその方なのかも……よくわからないけど。
話がそれました。
風師、めちゃくちゃ陽キャでカラッとしていて周りに流されず自分の信念も持っていて、どこからどう見ても好感しかないし、謝憐にとって花城以外の唯一の信頼できる味方だと思っていて、個人的に全幅の信頼を置いていたんですけど…………こんな形で…………いろいろな秘密が露呈していくと思わなくて…………その、前半と後半でのあまりの彼の置かれた立場の落差にずっと怯えてました。こんなことってある?
力も奪われて自分でも怪我してるし訳わからないところに閉じ込められているのに、それよりも隣の友達の怪我の心配が最優先にできる本当に優しい子なんですよ…………。なんで……どうして……。気持ちが追いつかん…………。
水師、急に出てきて急に死んじゃったので心の整理がまるで追いつかないですが、彼の傲慢さは、弟を守る為にはかくあるべしで身につけた特性のひとつな気がする……。弟を守る為ならなんでもしてきたしなんでもしてきたからこそ生まれた傲慢さというか…………。弟が大切と傲慢は両立しますからね…………最後まであの傲慢さ貫いたところはめちゃくちゃ好感が持てましたが…………。
今回で三毒瘤が揃ったと思ったらもう二毒瘤になっちゃったんだけども今後もっと減ったりすんのかな…………何か後ろ暗い秘密を抱えてたからこそ評判悪いの承知で運命共同体でずっとつるんでたんじゃないんですかあそこ…………何も信じられん…………。
地師、前回登場時はすぐ気を失っていたし、今回は観測している間ずっと一心不乱に飯しか食ってなかったので謎の食いしん坊キャラみたいなイメージで微笑ましく見守っていたんですけど……嘘でしょう…………。成り代わっていた可能性は途中ずっとチラついていたけど、まさか最初からだとは思わず…………。
もしかしてひたすら飯食ってたのはそこでの食事が最後になると確信してたから食い納めだと思ってかき込んでいたんですか…………そんな…………。
飛昇直後に成り代わるため本物の地師が拘禁されていたとすれば、風師がずっと一番の親友だと思って接していた相手は黒水なんだ……マジか…………どんな顔であの無邪気な善意と全幅の信頼を受け取っていたの…………。
青玄からお前は俺の親友だろ? って言われてもいつも 「それは誰だ? そんなものになった覚えはない」でツンとあしらっていたのは照れ隠しでもなんでもなく本心だったの…………。ヒィ…………。
でも、思い返すと本来なら青玄が持ち得なかった神格、法力を奪ってただの人間にした以外、身体的な被害は加えてないんですよね……黒水…………。むしろ兄の元に行こうとした青玄を止めていたくらいなので…………。ちょっと首は絞めたけど…………。
謝憐からの問いの「あなたの隣に座っているその人は誰でしょう?」って言われた時に素直に「風師青玄」とは答えずに「水師無渡の弟」と頭に付け加えたところを見るに、彼にとって青玄はあくまで水師の弟という認識なのかな………。弟本人をめちゃくちゃ恨んでるわけではないのかな…………いやめちゃくちゃ恨んでなきゃこんなことしてこないしそもそも鬼にすらならないんですけど…………今思うとあのめちゃくちゃ溜めた末に問いに答えたあの一言から弟に対してだいぶ複雑な感情がある気がしている………。なんもわからんけど…………。
兄を殺すくらいなら自分が自害すると言い出した青玄に向かって「お前は交渉ができる立場ですらない」ってピシャリと言い放ったところも、よくよく考えると彼の報復の中には「青玄の死」は存在しないのかもしれない……。というかお前が殺せって剣を投げて寄越したのに結局自分で水師のこと殺してるんだよな…………自分で選択肢は2つって言っておきながら3つ目増やしてるじゃん…………。
密室から風師を連れ出す為に、風師のあのふざけた通霊口令を唱えてたのかと思うと少しクスッとしますがそんなことじゃこの感情なんも相殺されない…………。
まあでも世の中には「死んだ方がマシ」と思えるレベルで周りの人間だけが死んでいき自分だけ生き残るみたいな地獄もあるわけで……「楽に死ねると思うな」ってずっと繰り返してたし…………行方不明だけど4巻以降彼らがどうなったか語られたりするのかな…………。
武侠ものや神仙もの、割と義を重んじるというか、報復に対しては「当然の権利」としているところが、現代的な感覚では少々ドライだなと感じる部分であり。ちょっと文化的な違いを感じて面白いです。いくら恩義があった相手でも「あれは当人たちが解決する問題だから」で一歩引いて見ちゃうところとか。そこは感情に任せて助けにいかないんだ……みたいな気持ちになる。面白いですね。
(でも謝憐は何がなんでも助けに行こうとしてましたね……そこが彼の人柄でもあるのかな)
なんか途中……花城と謝憐がちょいちょいいかがわしい雰囲気になったりギャグみたいなポイズンクッキングが出てきたり厄命と若邪が殿下に褒められたくて競い合ってかわいかったりした気がしないでもないんですけど、あまりの恐怖に全て記憶が上塗りされましたね…………一回寝て整理しようと思ったらやたらうなされたんだが…………そんな……そんなことってある……。
まだ3巻分その衝撃残ってるってことですか…………こわい…………。伏線回収がうますぎる…………。
ところでラストのアレって一晩中そうしてたってことですかね…………花城、覚えていないのが幸いなのか悲劇なのか…………。
何はともあれ、4巻もめちゃくちゃ楽しみになりました。発売日の発表心待ちにしてます。畳む
#天官賜福
#感想
いや、なんか、すごかったですね!
いろいろと!!(伏線回収のあまりの華麗さに興奮が隠せない)
未知の世界!! 楽しいね!! ネタバレ踏まなくて本当に良かった!!
以下、ネタバレありまくる感想。
アニメ2期放映決定の発表した翌日に急に3巻の発売延期のお知らせが来たタイミングについてめちゃくちゃ考えてしまった…………この衝撃知る前にアニメ2期が楽しめて本当に良かった……いや……だって…………風師…………地師……………。
物語的にはめちゃくちゃ面白いんですけどあまりの恐怖に鳥肌が立ちました。
そしてこの世界の神様って死ぬ時は死ぬんだ……という当たり前の価値観を思い出させてくれた。
謝憐、心臓に剣を刺されても死ななかった(死ねなかった)ので「神様って実は外的要因では死なず信徒が0になるとか廟を全て燃やされるとかしないと死なないのでは……」と考えてしまっていたのだが、実際は絶対的な検死方法(EP6的マイルド表現)で人間と同じく死んでしまう……。それはそう……。でも胸を抉られてもすぐ再起できないにしろいずれ復活するらしいので大事なのは心臓じゃなくて脳みその方なのかも……よくわからないけど。
話がそれました。
風師、めちゃくちゃ陽キャでカラッとしていて周りに流されず自分の信念も持っていて、どこからどう見ても好感しかないし、謝憐にとって花城以外の唯一の信頼できる味方だと思っていて、個人的に全幅の信頼を置いていたんですけど…………こんな形で…………いろいろな秘密が露呈していくと思わなくて…………その、前半と後半でのあまりの彼の置かれた立場の落差にずっと怯えてました。こんなことってある?
力も奪われて自分でも怪我してるし訳わからないところに閉じ込められているのに、それよりも隣の友達の怪我の心配が最優先にできる本当に優しい子なんですよ…………。なんで……どうして……。気持ちが追いつかん…………。
水師、急に出てきて急に死んじゃったので心の整理がまるで追いつかないですが、彼の傲慢さは、弟を守る為にはかくあるべしで身につけた特性のひとつな気がする……。弟を守る為ならなんでもしてきたしなんでもしてきたからこそ生まれた傲慢さというか…………。弟が大切と傲慢は両立しますからね…………最後まであの傲慢さ貫いたところはめちゃくちゃ好感が持てましたが…………。
今回で三毒瘤が揃ったと思ったらもう二毒瘤になっちゃったんだけども今後もっと減ったりすんのかな…………何か後ろ暗い秘密を抱えてたからこそ評判悪いの承知で運命共同体でずっとつるんでたんじゃないんですかあそこ…………何も信じられん…………。
地師、前回登場時はすぐ気を失っていたし、今回は観測している間ずっと一心不乱に飯しか食ってなかったので謎の食いしん坊キャラみたいなイメージで微笑ましく見守っていたんですけど……嘘でしょう…………。成り代わっていた可能性は途中ずっとチラついていたけど、まさか最初からだとは思わず…………。
もしかしてひたすら飯食ってたのはそこでの食事が最後になると確信してたから食い納めだと思ってかき込んでいたんですか…………そんな…………。
飛昇直後に成り代わるため本物の地師が拘禁されていたとすれば、風師がずっと一番の親友だと思って接していた相手は黒水なんだ……マジか…………どんな顔であの無邪気な善意と全幅の信頼を受け取っていたの…………。
青玄からお前は俺の親友だろ? って言われてもいつも 「それは誰だ? そんなものになった覚えはない」でツンとあしらっていたのは照れ隠しでもなんでもなく本心だったの…………。ヒィ…………。
でも、思い返すと本来なら青玄が持ち得なかった神格、法力を奪ってただの人間にした以外、身体的な被害は加えてないんですよね……黒水…………。むしろ兄の元に行こうとした青玄を止めていたくらいなので…………。ちょっと首は絞めたけど…………。
謝憐からの問いの「あなたの隣に座っているその人は誰でしょう?」って言われた時に素直に「風師青玄」とは答えずに「水師無渡の弟」と頭に付け加えたところを見るに、彼にとって青玄はあくまで水師の弟という認識なのかな………。弟本人をめちゃくちゃ恨んでるわけではないのかな…………いやめちゃくちゃ恨んでなきゃこんなことしてこないしそもそも鬼にすらならないんですけど…………今思うとあのめちゃくちゃ溜めた末に問いに答えたあの一言から弟に対してだいぶ複雑な感情がある気がしている………。なんもわからんけど…………。
兄を殺すくらいなら自分が自害すると言い出した青玄に向かって「お前は交渉ができる立場ですらない」ってピシャリと言い放ったところも、よくよく考えると彼の報復の中には「青玄の死」は存在しないのかもしれない……。というかお前が殺せって剣を投げて寄越したのに結局自分で水師のこと殺してるんだよな…………自分で選択肢は2つって言っておきながら3つ目増やしてるじゃん…………。
密室から風師を連れ出す為に、風師のあのふざけた通霊口令を唱えてたのかと思うと少しクスッとしますがそんなことじゃこの感情なんも相殺されない…………。
まあでも世の中には「死んだ方がマシ」と思えるレベルで周りの人間だけが死んでいき自分だけ生き残るみたいな地獄もあるわけで……「楽に死ねると思うな」ってずっと繰り返してたし…………行方不明だけど4巻以降彼らがどうなったか語られたりするのかな…………。
武侠ものや神仙もの、割と義を重んじるというか、報復に対しては「当然の権利」としているところが、現代的な感覚では少々ドライだなと感じる部分であり。ちょっと文化的な違いを感じて面白いです。いくら恩義があった相手でも「あれは当人たちが解決する問題だから」で一歩引いて見ちゃうところとか。そこは感情に任せて助けにいかないんだ……みたいな気持ちになる。面白いですね。
(でも謝憐は何がなんでも助けに行こうとしてましたね……そこが彼の人柄でもあるのかな)
なんか途中……花城と謝憐がちょいちょいいかがわしい雰囲気になったりギャグみたいなポイズンクッキングが出てきたり厄命と若邪が殿下に褒められたくて競い合ってかわいかったりした気がしないでもないんですけど、あまりの恐怖に全て記憶が上塗りされましたね…………一回寝て整理しようと思ったらやたらうなされたんだが…………そんな……そんなことってある……。
まだ3巻分その衝撃残ってるってことですか…………こわい…………。伏線回収がうますぎる…………。
ところでラストのアレって一晩中そうしてたってことですかね…………花城、覚えていないのが幸いなのか悲劇なのか…………。
何はともあれ、4巻もめちゃくちゃ楽しみになりました。発売日の発表心待ちにしてます。畳む
#天官賜福
#感想
2025/1/24
22:17
2024/1/14 劇団ドラマティカACT3/『カラ降るワンダフル!』感想
うっかり配信期間を逃したのでこの時期を逃すまいと映画館まで行ってまいりました。でもやってる映画館めちゃくちゃ少ないんよ……。
豊洲……普通に遠いしビッグサイトの帰りに寄るか寄らないかみたいな全然ご縁のない場所…………。映画観るためだけに遠出したのは『俺たち賞金稼ぎ団』以来なのでめちゃくちゃ久しぶりでしたね…………この日マジで移動以外は映画観るしかしなかった。
閑話休題。
念願の真白友也主演公演ということで観なければなるまいとは思っていましたが、まさかコメディ全振りだとは思いませんでした。 私はコメディ作品は嫌いではないのですがマジで肌に合わないやつは観てられないくらい苦手なので……(何を隠そう私は『新解釈・三國志』のギャグのノリがあまりにもダメでギブアップした人間……いや、あれは個人の美醜基準をギャグとして消費していたことに耐えられなかっただけともいうけども……そんな日もある)
今回はちょっと不安になりながら観ていましたね。
◼︎物語について
最初に触れておくと、この舞台のギャグのノリ、正直苦手なやつでしたね……。
大きな声でそれぞれが捲し立ててぐわーってくるので……。ギャグが渋滞してるんよ……。テンポがぐだぐだというか……。
大きな音でびっくりするホラーとシナリオで恐怖を感じるのとは、ホラーはホラーでももはや違うホラーなんですよ……。
カテコのトークパートでは役者の方々が「同じ舞台はひとつとしてない」をやたら強調していたのが印象的だったのですが、もしかしてギャグパートは全部アドリブだったのかな……みたいなレベルでカオスでしたね。 あれが全部台本通りだったらそれはそれで恐ろしいのですが……。ギャグパートの時ずっと腕組んで真顔だったので正直しんどかったです。画面の中のお客さんたちがずっと笑ってくれてて本当に良かった。
今回はACT1、ACT2みたいにアクションもなく、戦うべき敵もおらず、ひたすらトンチキなことが起こり続けるという、非日常でありながらも、薄い膜1枚隔てた向こう側には私たちのよく知る日常がある、みたいな気配をずっと感じていました。
感覚的には紅シを観た時に近いかも。
実際、真白友也演じるアリスの内面の問題にアリス自身が気づいていく、という流れだったので、あながち間違いではなかったのかも……?
最初は「もしかしてアリスは現実世界ではいじめられてたりするのかな……」という印象が強かったのですが、話が進むにつれ、そう感じていたのは実はアリスだけで、周りのみんなは純粋に「僕」を心配してくれていただけだった……という、「アリス/僕」の主観で世界が変わっていくような仕掛けだったのが、面白かったな。「海は青いか」問題というか。世界がカラフルに見えるというか。
「好きな人への告白」でここまで追い詰められてしまうのは、他人から見れば「なんだそんなことか」というレベルの問題でも当の本人には世界がひっくり返るような大事件なんですよ。この物語が、「僕」そしてアリスの物語であるんだなあと感じられて良かったです。まさしく大冒険。
ギャグを楽しめなかったことだけが本当に心残り……いや、こればっかりは本当に相性の問題だもんね……。
◼︎キャラクターについて
・帽子屋/乱凪砂
舞台の凪砂は、実はドラマティカでしか拝見したことがないのですが……。
すごかったですね……実際に彼が動いて喋って演じたらこうなるんだろうな……みたいな気持ちにさせてくれる存在感抜群の演技でした。歴代ドラマティカの中では一番好きな乱凪砂かもしれない。あと一人だけお色気担当してませんでしたか? 衣装とか仕草とか……。存在感もすごかったですが細かい所作がバチッとハマっててすごくよかったです。はっちゃけててもお上品に見えるの本当にすごい。帽子にお茶注いで飲む仕草さえお上品……そのまま被ると頭頂部しっとりしそうなものですが……どうなんですかね。
膝下さんメリークリスマストゥーユーの歌の時にアリスの爪先から腿を撫でていく所作がありましたが、あれ、あまりにもえっちでしたね……何あれ…………一人だけ年齢制限ついてないですか……ついてない……? 本当に……?
あと足なっっっっが……。
アリスが小さくなる表現を影で表しているところ、めちゃくちゃ好きでした。舞台上のふたりはサイズ変わらずなんですが、影を見ると、ちゃんとでっかい帽子屋がちっちゃいアリスをおちょくってんですよ……。舞台ならではだったな。
彼は帽子屋でありながら語り部というメタ的な存在でもありましたが、彼の存在によって「僕」は現実世界の存在なのか、それとも「僕」すらも物語の中の存在なのかあやふやになってしまったなあ。最後の方で、みんなおんなじような夢を見ていた描写があったので……余計なんですけど……。様式美と言われてしまえばそれまでなんですけど……ちょっともやもやポイントです。
不思議の世界←「僕」のいる世界←語り部がいる世界=観劇している我々、みたいな感じかな……立場的にはエウアやアウローラに近いのかな。
でもこの帽子屋、RJR(ロミジュリリバーシ)でいう物語に干渉してハッピーエンドを目指す司会進行の序詞役の役割をしていたんだろうなということがなんとなくうっすら感じられてよかったです。ハピエン至上主義だし。真白友也の演劇部初出演の公演だし。うっすら日々樹渉の物語論を感じ取れるというか。あんスタっぽいというか。
・アリス/真白友也
アリス役、かわいかったです。 いや実際あそこまで内股しないし手もそんな仕草しないよ女子は……という多少オーバーな演技でありながらも『女の子』を違和感なく見せつけてくるというか、これぞ役者真白友也というか……。びっくりしたな……。かわいかったです(2回目)
あとツッコミ・ノリツッコミが上手……彼がいなかったらこの舞台破綻していたと言っても過言ではない。我々の知る真白友也が前面に出ていたキャラクターでした。
語り部が「反転の世界」と言っていたから、不思議の国では「僕」は女の子なんだけども、記憶がないということでそこに対するツッコミは一切なく物語が進みましたね。アレ、記憶があったらTS要素だけで30分時間消費されそうなツッコミの勢いだもの。うまいこと考えたなと思いました。記憶がないから『不思議の国のアリス』と似た世界だとも気づかないので……。
「僕」とチェシャ猫だけ性別が反転してたけどあとは何が反転してたんだろう。ここはあまり深く考えない方がいいのかな。 途中、氷鷹北斗演じるチェシャ猫が近づく度に「ウワーッ?!」ってびっくりする姿、まんま真白友也じゃん……になりましたが、アレもチェシャ猫が実は「僕」が告白した相手だったのであんなに動揺して無意識下で避けてた……というあんスタを知っているからこそのミスリードなんだったんだなあそこ。観終わってから気がつきました。真白友也が舞台上で素を晒すことはしないのよ……。
ところで、途中までずっと名無しの少女で来ていて、終盤でいざ命名となったらアリスの由来が「ありよりのありッス」なのあまりにもテキトーすぎてそこは笑いました。みんな「ありよりの!」って盛り上がるし……。帽子屋のアシストがなかったらマジでアリスに辿り着けなかったんだろうなあそこ……。 カテコのコメントで「どうなるかはわからないけどACT4へバトンを繋げるよう頑張った」「いつか日々樹先輩と同じ舞台に立ちたい」と言っていたのが嬉しかったです。続くといいな、ドラマティカ。私も共演が観たい。ダブル主演で頼む(強欲)
・白ウサギ/逆先夏目
忙しい忙しいと周囲に言いながらもお茶会にはきっちり参加するし呼び止められたら律儀に対応してくれるし何よりところ構わずファンサするのが大好きっていうツンデレさんだったな。
傘の小道具を上手く使っていたパフォーマンスが好きです。最初のra*bitsみたいなノリの曲を帽子屋とデュエットしている時の歌とパフォーマンスとかよかったな。かわいい曲なのに二人とも声ひっくいんですけど……。
ところでこれ、白ウサギを追いかけた僕が穴に落ちてはじまるけど、この冒頭も様式美なのかな……友人と白ウサギが両方とも同じ世界に存在することになるけど……。それともそこからが「僕」の夢なのかな……。
・眠りネズミ/仙石忍
ずっと眠ってましたね。ふわふわな演技が良かったです。
彼だけ、元が人間じゃなくて『僕』の飼い猫だったけども。猫、あまりにも強引に猫だったのでちょっとクスッときましたね。
これも舞台ならではですね。誰がなんと言おうとも正真正銘の猫……。
言葉がわからないなりに、「元気出して」って寄り添う姿はどこからどう見ても猫ちゃんでした。ありがとうございました。
・チェシャ猫/氷鷹北斗
私、舞台の北斗はやっぱりドラマティカでしか知らないのですが。 珍しく、舞台で好きになったキャラクターでしたね。山本一慶さん演じる氷鷹北斗がめちゃくちゃ魅力的なんですよ……。
普段あまり役者のお名前まで気にしてない派なのですが、流石に名前も覚えました。ありがとうございました。
今回の役はどこか掴みどころのないチャーミングな役でしたね。尻尾の使い方が上手でした。 「僕」のいる世界でチェシャ猫いないな……と思ったら告白相手だった時、ビビりました。喋ったらまあがっつり「男の子」なんですけど。妙にスカート姿がしっくりきてて……その役なんだ……。
王道主人公の孫悟空、情緒不安定ストーカーな二面性ハイスペックモンスターときてここで「かわいい」をやるとは。今気づきましたが、彼、ドラマティカでまだ王子様役やってないんですよ……これが、成長……。
あとこれはACT1の時から気がついていたのですが、彼、めちゃくちゃ歌上手いですね……。声楽科出身だったりしません??
個人的に、氷鷹北斗としても役者の彼としても、ドラマティカ皆勤賞をこれからもして欲しいですね。 4ってあるのかな……あるといいな。
・三月ウサギ/七種茨
ずっとお茶会開いていたな……。笑顔が絶えないお茶会狂でしたね。
「まさか、あの子をひとりぼっちにさせちゃったの?」→「ひとりぼっちは寂しいじゃないですか」でずっと眠っているネズミとお茶会をしているどこか愛らしいキャラクターでしたね。
……なんかもうちょっとあったはずなんですが、「お茶会」で全てが塗りつぶされている……ある意味いちばん強烈なキャラクターでした。
・イモムシ/三毛縞斑
なんかずっと会話の流れをぶった斬ってましたね……。この物語で何を任された役割だったのか、初見だとわからなかったな……。
肝心な時に蚊帳の外だったのは「先生」っていう、友達とは別の距離感で「僕」に接していたキャラクターだからなんだろうなとは思いました。 先生役の時がめちゃくちゃ常識人だったので余計に空気の読めなさというか、会話の脈絡のなさが際立ったな……なんだったんだろう。
・ハートのジャック/漣ジュン
めちゃくちゃ歌が上手かったですね。ほぼほぼ歌ってた。
なんかいろいろあったんですが、歌が上手いことしか印象が残っていない……。
印象的といえば、歌パートの時に、台座?を動かしたり回したりしているのがアンサンブルの方ではなくて不思議の住人達だったことが印象的でしたね。周囲を全て背景と化す「女王様が好き」、パワフルでした。
以上です。
己はコメディ・恋愛ものとは相性が悪いということを改めて感じたなあ……。急に解像度が下がるというか……。 嫌いではないのですが……。
何はともあれ。ドラマティカ楽しかったです。
また機会があれば観られるといいな。畳む
#あんさんぶるスターズ
#感想
#ドラマティカ
うっかり配信期間を逃したのでこの時期を逃すまいと映画館まで行ってまいりました。でもやってる映画館めちゃくちゃ少ないんよ……。
豊洲……普通に遠いしビッグサイトの帰りに寄るか寄らないかみたいな全然ご縁のない場所…………。映画観るためだけに遠出したのは『俺たち賞金稼ぎ団』以来なのでめちゃくちゃ久しぶりでしたね…………この日マジで移動以外は映画観るしかしなかった。
閑話休題。
念願の真白友也主演公演ということで観なければなるまいとは思っていましたが、まさかコメディ全振りだとは思いませんでした。 私はコメディ作品は嫌いではないのですがマジで肌に合わないやつは観てられないくらい苦手なので……(何を隠そう私は『新解釈・三國志』のギャグのノリがあまりにもダメでギブアップした人間……いや、あれは個人の美醜基準をギャグとして消費していたことに耐えられなかっただけともいうけども……そんな日もある)
今回はちょっと不安になりながら観ていましたね。
◼︎物語について
最初に触れておくと、この舞台のギャグのノリ、正直苦手なやつでしたね……。
大きな声でそれぞれが捲し立ててぐわーってくるので……。ギャグが渋滞してるんよ……。テンポがぐだぐだというか……。
大きな音でびっくりするホラーとシナリオで恐怖を感じるのとは、ホラーはホラーでももはや違うホラーなんですよ……。
カテコのトークパートでは役者の方々が「同じ舞台はひとつとしてない」をやたら強調していたのが印象的だったのですが、もしかしてギャグパートは全部アドリブだったのかな……みたいなレベルでカオスでしたね。 あれが全部台本通りだったらそれはそれで恐ろしいのですが……。ギャグパートの時ずっと腕組んで真顔だったので正直しんどかったです。画面の中のお客さんたちがずっと笑ってくれてて本当に良かった。
今回はACT1、ACT2みたいにアクションもなく、戦うべき敵もおらず、ひたすらトンチキなことが起こり続けるという、非日常でありながらも、薄い膜1枚隔てた向こう側には私たちのよく知る日常がある、みたいな気配をずっと感じていました。
感覚的には紅シを観た時に近いかも。
実際、真白友也演じるアリスの内面の問題にアリス自身が気づいていく、という流れだったので、あながち間違いではなかったのかも……?
最初は「もしかしてアリスは現実世界ではいじめられてたりするのかな……」という印象が強かったのですが、話が進むにつれ、そう感じていたのは実はアリスだけで、周りのみんなは純粋に「僕」を心配してくれていただけだった……という、「アリス/僕」の主観で世界が変わっていくような仕掛けだったのが、面白かったな。「海は青いか」問題というか。世界がカラフルに見えるというか。
「好きな人への告白」でここまで追い詰められてしまうのは、他人から見れば「なんだそんなことか」というレベルの問題でも当の本人には世界がひっくり返るような大事件なんですよ。この物語が、「僕」そしてアリスの物語であるんだなあと感じられて良かったです。まさしく大冒険。
ギャグを楽しめなかったことだけが本当に心残り……いや、こればっかりは本当に相性の問題だもんね……。
◼︎キャラクターについて
・帽子屋/乱凪砂
舞台の凪砂は、実はドラマティカでしか拝見したことがないのですが……。
すごかったですね……実際に彼が動いて喋って演じたらこうなるんだろうな……みたいな気持ちにさせてくれる存在感抜群の演技でした。歴代ドラマティカの中では一番好きな乱凪砂かもしれない。あと一人だけお色気担当してませんでしたか? 衣装とか仕草とか……。存在感もすごかったですが細かい所作がバチッとハマっててすごくよかったです。はっちゃけててもお上品に見えるの本当にすごい。帽子にお茶注いで飲む仕草さえお上品……そのまま被ると頭頂部しっとりしそうなものですが……どうなんですかね。
膝下さんメリークリスマストゥーユーの歌の時にアリスの爪先から腿を撫でていく所作がありましたが、あれ、あまりにもえっちでしたね……何あれ…………一人だけ年齢制限ついてないですか……ついてない……? 本当に……?
あと足なっっっっが……。
アリスが小さくなる表現を影で表しているところ、めちゃくちゃ好きでした。舞台上のふたりはサイズ変わらずなんですが、影を見ると、ちゃんとでっかい帽子屋がちっちゃいアリスをおちょくってんですよ……。舞台ならではだったな。
彼は帽子屋でありながら語り部というメタ的な存在でもありましたが、彼の存在によって「僕」は現実世界の存在なのか、それとも「僕」すらも物語の中の存在なのかあやふやになってしまったなあ。最後の方で、みんなおんなじような夢を見ていた描写があったので……余計なんですけど……。様式美と言われてしまえばそれまでなんですけど……ちょっともやもやポイントです。
不思議の世界←「僕」のいる世界←語り部がいる世界=観劇している我々、みたいな感じかな……立場的にはエウアやアウローラに近いのかな。
でもこの帽子屋、RJR(ロミジュリリバーシ)でいう物語に干渉してハッピーエンドを目指す司会進行の序詞役の役割をしていたんだろうなということがなんとなくうっすら感じられてよかったです。ハピエン至上主義だし。真白友也の演劇部初出演の公演だし。うっすら日々樹渉の物語論を感じ取れるというか。あんスタっぽいというか。
・アリス/真白友也
アリス役、かわいかったです。 いや実際あそこまで内股しないし手もそんな仕草しないよ女子は……という多少オーバーな演技でありながらも『女の子』を違和感なく見せつけてくるというか、これぞ役者真白友也というか……。びっくりしたな……。かわいかったです(2回目)
あとツッコミ・ノリツッコミが上手……彼がいなかったらこの舞台破綻していたと言っても過言ではない。我々の知る真白友也が前面に出ていたキャラクターでした。
語り部が「反転の世界」と言っていたから、不思議の国では「僕」は女の子なんだけども、記憶がないということでそこに対するツッコミは一切なく物語が進みましたね。アレ、記憶があったらTS要素だけで30分時間消費されそうなツッコミの勢いだもの。うまいこと考えたなと思いました。記憶がないから『不思議の国のアリス』と似た世界だとも気づかないので……。
「僕」とチェシャ猫だけ性別が反転してたけどあとは何が反転してたんだろう。ここはあまり深く考えない方がいいのかな。 途中、氷鷹北斗演じるチェシャ猫が近づく度に「ウワーッ?!」ってびっくりする姿、まんま真白友也じゃん……になりましたが、アレもチェシャ猫が実は「僕」が告白した相手だったのであんなに動揺して無意識下で避けてた……というあんスタを知っているからこそのミスリードなんだったんだなあそこ。観終わってから気がつきました。真白友也が舞台上で素を晒すことはしないのよ……。
ところで、途中までずっと名無しの少女で来ていて、終盤でいざ命名となったらアリスの由来が「ありよりのありッス」なのあまりにもテキトーすぎてそこは笑いました。みんな「ありよりの!」って盛り上がるし……。帽子屋のアシストがなかったらマジでアリスに辿り着けなかったんだろうなあそこ……。 カテコのコメントで「どうなるかはわからないけどACT4へバトンを繋げるよう頑張った」「いつか日々樹先輩と同じ舞台に立ちたい」と言っていたのが嬉しかったです。続くといいな、ドラマティカ。私も共演が観たい。ダブル主演で頼む(強欲)
・白ウサギ/逆先夏目
忙しい忙しいと周囲に言いながらもお茶会にはきっちり参加するし呼び止められたら律儀に対応してくれるし何よりところ構わずファンサするのが大好きっていうツンデレさんだったな。
傘の小道具を上手く使っていたパフォーマンスが好きです。最初のra*bitsみたいなノリの曲を帽子屋とデュエットしている時の歌とパフォーマンスとかよかったな。かわいい曲なのに二人とも声ひっくいんですけど……。
ところでこれ、白ウサギを追いかけた僕が穴に落ちてはじまるけど、この冒頭も様式美なのかな……友人と白ウサギが両方とも同じ世界に存在することになるけど……。それともそこからが「僕」の夢なのかな……。
・眠りネズミ/仙石忍
ずっと眠ってましたね。ふわふわな演技が良かったです。
彼だけ、元が人間じゃなくて『僕』の飼い猫だったけども。猫、あまりにも強引に猫だったのでちょっとクスッときましたね。
これも舞台ならではですね。誰がなんと言おうとも正真正銘の猫……。
言葉がわからないなりに、「元気出して」って寄り添う姿はどこからどう見ても猫ちゃんでした。ありがとうございました。
・チェシャ猫/氷鷹北斗
私、舞台の北斗はやっぱりドラマティカでしか知らないのですが。 珍しく、舞台で好きになったキャラクターでしたね。山本一慶さん演じる氷鷹北斗がめちゃくちゃ魅力的なんですよ……。
普段あまり役者のお名前まで気にしてない派なのですが、流石に名前も覚えました。ありがとうございました。
今回の役はどこか掴みどころのないチャーミングな役でしたね。尻尾の使い方が上手でした。 「僕」のいる世界でチェシャ猫いないな……と思ったら告白相手だった時、ビビりました。喋ったらまあがっつり「男の子」なんですけど。妙にスカート姿がしっくりきてて……その役なんだ……。
王道主人公の孫悟空、情緒不安定ストーカーな二面性ハイスペックモンスターときてここで「かわいい」をやるとは。今気づきましたが、彼、ドラマティカでまだ王子様役やってないんですよ……これが、成長……。
あとこれはACT1の時から気がついていたのですが、彼、めちゃくちゃ歌上手いですね……。声楽科出身だったりしません??
個人的に、氷鷹北斗としても役者の彼としても、ドラマティカ皆勤賞をこれからもして欲しいですね。 4ってあるのかな……あるといいな。
・三月ウサギ/七種茨
ずっとお茶会開いていたな……。笑顔が絶えないお茶会狂でしたね。
「まさか、あの子をひとりぼっちにさせちゃったの?」→「ひとりぼっちは寂しいじゃないですか」でずっと眠っているネズミとお茶会をしているどこか愛らしいキャラクターでしたね。
……なんかもうちょっとあったはずなんですが、「お茶会」で全てが塗りつぶされている……ある意味いちばん強烈なキャラクターでした。
・イモムシ/三毛縞斑
なんかずっと会話の流れをぶった斬ってましたね……。この物語で何を任された役割だったのか、初見だとわからなかったな……。
肝心な時に蚊帳の外だったのは「先生」っていう、友達とは別の距離感で「僕」に接していたキャラクターだからなんだろうなとは思いました。 先生役の時がめちゃくちゃ常識人だったので余計に空気の読めなさというか、会話の脈絡のなさが際立ったな……なんだったんだろう。
・ハートのジャック/漣ジュン
めちゃくちゃ歌が上手かったですね。ほぼほぼ歌ってた。
なんかいろいろあったんですが、歌が上手いことしか印象が残っていない……。
印象的といえば、歌パートの時に、台座?を動かしたり回したりしているのがアンサンブルの方ではなくて不思議の住人達だったことが印象的でしたね。周囲を全て背景と化す「女王様が好き」、パワフルでした。
以上です。
己はコメディ・恋愛ものとは相性が悪いということを改めて感じたなあ……。急に解像度が下がるというか……。 嫌いではないのですが……。
何はともあれ。ドラマティカ楽しかったです。
また機会があれば観られるといいな。畳む
#あんさんぶるスターズ
#感想
#ドラマティカ
2025/1/24
22:13
2023/12/12 千秋1巻読んだ感想
一昨年の11月くらいからうっかり中華BL沼に落ちましたが、『魔道祖師』がめちゃくちゃ面白くて原作→実写ドラマ→ラジドラ→アニメとローダーでひとり楽しんだ後、好き作家作品はとりあえず全部読んでみたい人間は、同作者の他の作品『人渣反派自救系統(繁体字版をふわふわ翻訳読書)』『天官賜福(日本語版のみ)』に手をつけていただけで、中華BL沼と言ってもMXTX作品以外は特には知らないんですね。
というかもう落ちてから2年経つの……こわ……。
(「中華BL」という単語は書籍の帯にも書かれていたのと便宜上こう言った方が伝わりやすいだろうという意図のもと使っているだけなので名称に関する思想に関しては一旦横に置いておいてください)
今回、さはんこと『人渣反派自救系統』の日本語訳を担当されている方の別の翻訳作品ということで、『千秋』を読んでみました。さはんの翻訳が読みやすかったというのもあるのですが、『魔道祖師』にハマるまでは自分がBLジャンルにハマるとは微塵も思ってなかったので他作家の中華BL作品ってぶっちゃけどうよ……という好奇心もあります。最近は電子書籍でも読ませてもらえるのでありがたい。
年上攻めの儚い美人(儚いのは顔だけ)受けというのは理解した。それ以外は何もわからんままいざ読書開始しました。
結論からいうと、1巻だけじゃ全然判断つかね〜! です。
中華BLってみんなこんな人間関係複雑で壮大な世界観なの?! それとも修真小説あるあるなの?! 九死に一生スペシャルからのすごい書物をみんなで取り合う争いに巻き込まれる主人公と何やら裏で蠢いている陰謀……という感じで終わりました。途中ちょっとおや……となるパートはありましたがノリは完全に少年漫画です。
普通に冒険ものとして楽しく読んで1巻終わっちゃった……面白かった……。
これ『魔道祖師』読んでる時にも同じこと言っていたな……。
あとで完全に想像のはるか斜めをいかれてびっくり仰天する流れだ……。
MXTX作品はどことなく二人の間に漂う「こいつら絶対くっつくな」という確信めいたものが最初から感じられるのですが、千秋だと全然想像つかないんですよ。本当にくっつくんですかこの2人……。ジャンル:少年漫画じゃないんですかこれ……。
本当にここから始まるラブがあるんですかね。2巻以降読むのがめちゃくちゃ楽しみになりましたよ。あまりにも予想がつかなさすぎて。
ところで、人並みにBLは読むしエロも読みますが突然始まるエロがすごい苦手というか、あまり得意ではなくて。なんというか、エロを期待していないところに急にくるエロというか……少年漫画的展開に手に汗握りながらわくわくと楽しんでいた脳内の少年の私が驚いて悲鳴を上げるというか……うまく説明が出来ないんですけど。そんな感じで。
そんな感じで『魔道祖師』でも『人渣反派自救系統』でもびっくり仰天して何回か叫んだ後に本を壁に投げつけてるんですね。『天官賜福』はね、まだそういうがっつりパート来てないからね……静観してますけど……同じ作者ということはね、多分これもあとで本を投げる未来が見える。
『千秋』だと電子書籍だから、私端末を壁に投げつけることになるの……? エロパートがあるかどうかはまだ謎ですが……頑張って耐えられるように祈っててください。端末は叩きつけると壊れるんだ……本も叩きつけるのは良くないのは重々承知しているんですが……気持ちのやり場がなくて……。
やっぱりエロ本はエロ本ってわかる見た目とタイトルしていた方がいいと思いました。全年齢サークルなのでエロ本出す予定はないですが、出すことになったらそういう表紙とタイトルでいこうと思います。出す予定はないけど(大事なことなので2回言った)畳む
#千秋
#感想
一昨年の11月くらいからうっかり中華BL沼に落ちましたが、『魔道祖師』がめちゃくちゃ面白くて原作→実写ドラマ→ラジドラ→アニメとローダーでひとり楽しんだ後、好き作家作品はとりあえず全部読んでみたい人間は、同作者の他の作品『人渣反派自救系統(繁体字版をふわふわ翻訳読書)』『天官賜福(日本語版のみ)』に手をつけていただけで、中華BL沼と言ってもMXTX作品以外は特には知らないんですね。
というかもう落ちてから2年経つの……こわ……。
(「中華BL」という単語は書籍の帯にも書かれていたのと便宜上こう言った方が伝わりやすいだろうという意図のもと使っているだけなので名称に関する思想に関しては一旦横に置いておいてください)
今回、さはんこと『人渣反派自救系統』の日本語訳を担当されている方の別の翻訳作品ということで、『千秋』を読んでみました。さはんの翻訳が読みやすかったというのもあるのですが、『魔道祖師』にハマるまでは自分がBLジャンルにハマるとは微塵も思ってなかったので他作家の中華BL作品ってぶっちゃけどうよ……という好奇心もあります。最近は電子書籍でも読ませてもらえるのでありがたい。
年上攻めの儚い美人(儚いのは顔だけ)受けというのは理解した。それ以外は何もわからんままいざ読書開始しました。
結論からいうと、1巻だけじゃ全然判断つかね〜! です。
中華BLってみんなこんな人間関係複雑で壮大な世界観なの?! それとも修真小説あるあるなの?! 九死に一生スペシャルからのすごい書物をみんなで取り合う争いに巻き込まれる主人公と何やら裏で蠢いている陰謀……という感じで終わりました。途中ちょっとおや……となるパートはありましたがノリは完全に少年漫画です。
普通に冒険ものとして楽しく読んで1巻終わっちゃった……面白かった……。
これ『魔道祖師』読んでる時にも同じこと言っていたな……。
あとで完全に想像のはるか斜めをいかれてびっくり仰天する流れだ……。
MXTX作品はどことなく二人の間に漂う「こいつら絶対くっつくな」という確信めいたものが最初から感じられるのですが、千秋だと全然想像つかないんですよ。本当にくっつくんですかこの2人……。ジャンル:少年漫画じゃないんですかこれ……。
本当にここから始まるラブがあるんですかね。2巻以降読むのがめちゃくちゃ楽しみになりましたよ。あまりにも予想がつかなさすぎて。
ところで、人並みにBLは読むしエロも読みますが突然始まるエロがすごい苦手というか、あまり得意ではなくて。なんというか、エロを期待していないところに急にくるエロというか……少年漫画的展開に手に汗握りながらわくわくと楽しんでいた脳内の少年の私が驚いて悲鳴を上げるというか……うまく説明が出来ないんですけど。そんな感じで。
そんな感じで『魔道祖師』でも『人渣反派自救系統』でもびっくり仰天して何回か叫んだ後に本を壁に投げつけてるんですね。『天官賜福』はね、まだそういうがっつりパート来てないからね……静観してますけど……同じ作者ということはね、多分これもあとで本を投げる未来が見える。
『千秋』だと電子書籍だから、私端末を壁に投げつけることになるの……? エロパートがあるかどうかはまだ謎ですが……頑張って耐えられるように祈っててください。端末は叩きつけると壊れるんだ……本も叩きつけるのは良くないのは重々承知しているんですが……気持ちのやり場がなくて……。
やっぱりエロ本はエロ本ってわかる見た目とタイトルしていた方がいいと思いました。全年齢サークルなのでエロ本出す予定はないですが、出すことになったらそういう表紙とタイトルでいこうと思います。出す予定はないけど(大事なことなので2回言った)畳む
#千秋
#感想
絶世黄瓜、この辺の洛冰河のこと「二重人格」とか「天地がひっくり返るほど激変している」とか言っててすごく、鬼隠し編の前原圭一みがある。
「美味しかった? 豚骨しょうが味のカップラーメン」で青ざめるタイプのやつ。
我々も(原作知識以外は)沈垣と同じ条件でさはん世界に放り出され、沈垣と同じ視点からしか物語を見られていないので、構図的には序盤ってめちゃくちゃ鬼隠し編だと思っている(解を見てから改めて読むといろいろな視点が見えてくるやつ)
#人渣反派自救系統